草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

若い頃は死を恐れ老いては死を達観する

2024年08月04日 | 健康
 若い頃は死を恐れ、老人になると達観するといわれる。老いた者にとっては、友が次々と亡くなり、独りぼっちになることは耐えられないからである。
 どんな人でも避けられない死について、人はできるだけ意識しないようにしている。そこから目を背けるのが娯楽としてのスポーツなどではないか。しかし、哲学をするというのは、うろたえないために死ぬ練習をすることだ、との見方もある。
 プラトンは霊魂の存在を信じていたし、柳田国男の民俗信仰では、死者は生者とあると共にあるといわれる。だからこそ、かつての日本人は死ぬことを恐れなかったのだろう。
 エネルギー恒存の法則からも、魂としてのエネルギーは、姿を変えたとしても、死後も継続するような気がしてならない。牢獄としての肉体からの解放は、死の特権ではないだろうか。そして、死からは逃れられないことで、人間は己の魂を磨くことになるのではないだろうか。
 友の死が重なると、なおさら死について考えてしまう。もう安沢賢治の「南ニ死ニサウナ人アレバ行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ」(「雨ニモマケズ」)という言葉に救われるのは、僕だけだろうか。
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物を書くのは手すさびでしかない

2024年07月19日 | 健康
 何もしたくない日がある。それでも物を書くのをやめないのは、それしかすることがないからだ。手すさび以外の何物でもない。能力があるなしなどどうでもよくて、それが僕の生きることの全てなのである。何もしないでいられる身分であれば、かえって心が折れてしまっているはずだ。
 毎朝起きるのが辛いのは、交通事故の後遺症である。重い左足がなおさら棒のように感じる。あまり痛いときは痛み止めを飲むが、ロキソニンよりはカロナールが効くような気がする。
 それでもパソコンの前に腰を下ろすと、痛みすら忘れてひたすらキーボードを叩く。それで何もかもが吹っ切れるのだ。他人から見てつまらない文章であっても、それはどうでもいいことだ。書かずにおれない自分を素直に表現したいだけであり、それが意味もない駄文といわれても、僕が傷つくことなどない。
 古希を過ぎており、あと何年できるかは分からない。しかし、僕という人間は書くことで悪戦苦闘し、その上で自分なりの立ち位置を確認している。残された命が燃焼し尽くすまで、日々書き続けるしかないのである。
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老いてなお物書く意欲衰えず

2023年10月22日 | 健康
 よくぞここまでというのが、僕の今の感想です。車を運転して自損事故をやらかしてから2年6ヶ月が経ちました。年齢的にも古希を過ぎてしまいました。
 事故以外はたいした大病もせず、ここまでこられたのは幸福だと思います。退院してから僕は評論集『土俗と変革』を出版し、何とか杖無しでも歩けるようになりました。今は2冊ほど本の原稿を頼まれています。さらにレギュラーもいくつかあります。
 今日は僕のホームグランドである会津柳津温泉の花ホテル滝のやで『小室直樹と三島由紀夫』という題で講演をします。小さなホテルのささやかな集まりですが、僕にとっては大事なイベントです。
 三島由紀夫の『天人五衰』ではありませんが、老いを避けることはできません。一日一日を大切に生きるしかありません。
 そして、その一方で、アウレリウスの「何にもまして死を安らかな心で待ち、之は各生物を構成する要素が解体するに過ぎないものと見做(みな)すように保つことである。もし個々のものが絶えず別のものに変化する事が之等の要素自体にとって少しも恐るべき事でないならば、何故我々が万物の変化と解体とを恐れようか。それは自然によることなのだ。自然によることは悪いことは一つもないのである」(『自省録』神谷美恵子訳)という言葉を噛みしめています。
 恐れを抱くことなく、歩けるだけ歩く。それでいいのだと思います。天の命じるままに、僕は為すべきことを為すだけです
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武漢発の新型コロナウイルスとの闘いは今後もまだまだ続く!

2020年07月03日 | 健康

武漢発の新型コロナウイルスの東京での感染拡大が再び深刻になってきた。昨日は感染者が107人となった。国が再度緊急事態宣言を出すことになると、日本経済は致命的な事態になる。もはや後戻りをすることなく、新型コロナウイルスをできるだけ封じ込めるという戦略しかなくなっている▼最近は感染者の多くが夜の街の関係者であることが判明している。猪瀬直樹氏がツイートしているように、東京都は新宿や池袋のホストクラブやキャクラの名前を公表し、都民に警戒するよう呼びかけるべきである。感染経路が不明というのも、そういった場所に出入りしていることを知られたくないために、口にしたくないのである▼後に2年は今のような状態が続くのを覚悟すべきだろう。終息が難しいのであれば、うまく付き合っていくしかない。日本だけではなく、世界中の国々が大変な危機に直面している。これを乗り切るためには、新しい生活様式に切り替えなくてはならない。マスクが欠かせない生活に慣れるしかない。重症化するのは高齢者であり、基礎疾患がある人たちである。社会的弱者にどこまで配慮できるかも問われているのである▼極端に悲観する必要はないが、楽観は禁物なのである。経済活動を行いつつ感染を防止していく。難しいことではあるが、それを両立させるしかないのである。

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新型肺炎の対策で優柔不断な日本政府にネット民の怒りが爆発!

2020年01月24日 | 健康

日本のネット民が怒っている。中共でのコロナウイルスによる肺炎が爆発的に拡大し、世界中に拡散して大問題になっているのに、日本政府の対応がなっていないからだ▼武漢市在住の邦人男性が感染し、危険な状態だとの報道もある。中共にいる邦人の安全確保に万全を期すとともに、日本国内への感染を阻止しなくてはならない。封鎖されているのは武漢市だけでなく周辺にも広がっており、対象地域の人口は2000万人以上に達する。中共国内の様子がネットにもアップされているが、病院はすごい人混みで大変なことになっている▼中共は独裁国家であり、情報をまともに出す気がない。感染者の数は軽く4千を突破しているとみられる。日本としては、中共からの旅行者を一時的に隔離し、健康な人だけを入国させるべきである。このための人員は自衛隊ばかりでなく、公務員を総動員すべきである▼日本政府が後手後手になっているのは、中共様の機嫌を損じたくないからだろう。政治家ばかりではなく、外務省や厚生省にも中共の息のかかった役人がいるに違いない。ネット民が安倍内閣を応援してきたのは、国防安全保障について信頼できると思ったからだ。命を守ってもらえないならば、考えを改めるしかない。ネット民を甘く見るべきではないのである。

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