草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

保守ネット民は金儲けとは無縁な人たちだ

2025年01月30日 | ネットの世界
 日本浪漫派の保田與重郎は「今日における浪漫主義の文学の見識は、共産主義とアメリカニズムを排斥することにある」と主張した。
 中河与一の小説『天の夕顔』の解説文で、この有名な言葉を述べたのである。保田にとって共産主義というものは、ソ連のコミンテルンの下部組織でしかなく、新たな牢獄へと誘うものであった。また、アメリカニズムとは、金儲けを第一として、人間の尊厳を損なうものであった。
 だからこそ、世に背を向けた「浪人の淋しき心」に共感を覚えたのである。保守の原点とはそこになければならない。ビジネス保守は保守ではない。場当たり的な機会原因論的な言説で受けを狙っているだけだ。どれだけ商売になるかなのである。
 日本保守党の幹部は、エコーチェンバーを従えて、意にそわない他者を罵倒している。事実に基づいた反論は何一つできないのである。もはや彼らに期待などできない。日本を救うのは、損得からではなく、国を憂いてネットに書き込む人たちなのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネットは議論の場でなくてはならない!

2024年07月31日 | ネットの世界
 政治的がエンタメとして語られるのは問題ではないだろうか。面白おかしくというのは、真面目さに欠けるのではないだろうか。権力者を茶化すのは庶民の知恵ではあるが、それにも限度があるのではないだろうか。
 昨今のネットはあまりにも異常である。切り抜き動画によって、一方的な意見がまかり通ってしまうからだ。そして、犬笛で共感者を募って、徹底的に特定の個人をやり込めるのも、あまりにも異常ではないだろうか。
 パスカルも『パンセ』のなかで、他者を納得させるためには、相手の考え方に立って議論することの必要性を強調していた、問答無用で切り捨てるべきではないのである。世の中色々な意見があってよいのであり、だからこそ、議論することが大事なっているのだ。
 さらに、礼儀作法も重要である。それなりのエチケットがあってしかるべきで、一方的にまくしたてるのは、あまりにも大人気ない。マスコミの凋落が明らかになっている時代だからこそ、ネット民は賢くなって、新たな智民としての役割を果たすべきなのである。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石丸候補支持者による高橋洋一氏攻撃は異常だ

2024年06月25日 | ネットの世界
 石丸伸二候補応援団によるネットでの攻撃は目に余るものがある。ひまそら候補が予想していた通りである。とくに酷いのは経済学者の高橋洋一氏に対するものである。石丸候補を批判したというので徹底的にこき下ろしている。
 高橋氏は財務省出身でありながら、財務省の主張に異を唱え、ノーベル経済学者のスティグリッツやバーナンキと同じような主張をして、アベノミクスを提唱した張本人である。
 しかし、高橋氏が起訴猶予になった置き引き事件を持ち出して酷評している。高橋氏は「2晩の徹夜明けでもうろうとしていた」と述べている。高橋氏本人は時計や金銭は見ておらず、犯行現場で2時間もマッサージを受けていたのである。防犯カメラが設置されていたのも知っていたという。
 このことを蒸し返して、言論人としての高橋氏を抹殺しようとするのは、あまりにも常軌を逸している。高橋氏の考え方に全面的に賛成するわけではないが、そこまでする意味が分からない。日本を代表する数理経済学者としての高橋氏をそこまで貶める必要があるのだろうか。ひまそら候補が危惧していたことが、次々と今起きて来ているのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

智民文明の幕開けを告げるひまそら候補の挑戦

2024年06月25日 | ネットの世界
 ひまそらあかね候補をどう評価するかで、ユーチューバーのなかでも見解が分かれている。智民の登場として位置づけるのは少数派かも知れないが、公文俊平が書いていたように、テクノクラート(知の所有者)、ハッカーズ(対抗勢力)、ギークス(オタク)、キッズ(智民)というように進化して、最終的には智民の文明が世界を席巻するのではないか。
 百田尚樹氏は「泡沫候補」と断言し、池田信夫氏は「選挙をおもちゃにするな」と馬鹿にした。しかし、それは智民が何たるかを知らない者の見方でしかない。
 ひまそら候補によって、石丸、蓮舫の両候補を中国のネットのトレンドに入っていることが明らかになったことから、中国による「超限戦」が可視化されることになり、戦争によらない日本侵略ということが話題になった。
 さらに、ひまそら候補を応援するネットワークが出来上がり、個を超えた共同意思が形成されつつあるのではないか。それは中央集権的な組織とはまったく異なる。ひまそら候補が信用しているのは、友人の「なる君」と顧問弁護士に過ぎない。しかし、それがかえって自由な思考を生み出し、多くのネット民の共感を得ているのだ
 ひまそら候補は「公金チューチュー」を徹底的に暴くことで、ネット民の支持を受けることになり、観念的な物言いに徹する知のヒーラルヒーを解体させつつあるのだ。
 今回の東京都知事選挙は、文明史的な大転換のきっかけになるはずだ。判断能力に長けた個としての智民がどこまでできるかなのである。当選はおぼつかないとしても、それなりの金字塔を打ち立てるのではないだろうか。投票日の7月7日が楽しみでならない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いよいよネット民が選挙の主役の時代に

2024年06月21日 | ネットの世界
 今回の東京都知事選挙は、これまでのやり方とは違う様相を呈している。各陣営ともネットに力を入れているからだ。
 小池百合子候補は、疑惑といわれていた学歴詐称を、過去にアラビア語で喋った動画を流して、ほぼ払しょくすることに成功した。蓮舫候補は左翼的なネット民を動員している。石丸伸二候補は、ネットで組織だった動きをしており、バックに付いた企業が話題になっている。田母神俊雄候補は保守派ネット民の一部に根強い支持があり、ひまそらあかね氏は自然発生的なネット民の支持があり、爆発的なブームを起こす可能性を秘めている。元祖ネトウヨである桜井誠候補は、得意の弁舌でネット民に訴えようとしている。
 自民党、国民民主党、連合は小池候補に推すことになるとみられるが、立憲、共産、社民、れいわは蓮舫候補を、石丸候補を公明が裏で応援する可能性も取りざたされている。田母神氏は参政党が前面に出ている。暇空氏は政治に無関心な層の掘り起こしを狙っており、未知数な部分が多過ぎる。
 政治的には小池候補は穏健保守、蓮舫候補と石丸候補は左派系、田母神候補と桜井候補は右派系、ひまそら候補は国政と都政とを切り離して考え、不正な公金チューチューの中止を主張する。
 ネットでどこまでのことができるか、従来と違った選挙戦を行っても、それなりに戦うことができるのかどうか、まさしく未知の世界へ私たちは、足を踏み入れようとしているのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「智民」である暇空茜氏が石丸伸二氏と討論

2024年06月16日 | ネットの世界
 暇空茜氏はオタクであると同時に、新たな登場した「智民」でもある。「智民」という言葉を使ったのは公文俊平であったが、学歴エリートや自称ジャーナリストを論破するのは、アッパレであり、痛快である。
 昨日の石丸伸二氏とのネットでの討論も、これまた捧腹絶倒で面白かった。石丸氏は都知事選挙への立候補を公言しているが、暇空氏は石丸氏が「ネットで都知事選有料広告しまくり」というのを批判しており、それで今回の激突となった。
 石丸氏は弁護士まで準備して用意周到であったが、まずはネットでの有料広告をめぐっては、暇空氏が「裏金でなければ金を使ってもいいんだ」という言い方で、相手の弱みを一撃した。
 それからが圧巻であった。漫画オタクを自ら名乗っていた石丸氏が、実際はそれほど漫画を読んでいないことが暴露されたのだ。渡瀬裕也氏もXしているように、そこで明らかになったのは、石丸氏が容易に嘘を吐く人間であることが判明したことだ。
 石丸氏は京都大学経済学部から三菱UFG銀行を経て、広島県安芸高田町長になった。まさしく学歴エリートの典型である。それを智民の暇空氏が粉砕したわけで、日本も何かが変わろうとしており、知のヒーラルヒーも根本から崩れつつあるのだ。喜ばしいことではないだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真面目な暇空さんといい加減だった井川氏

2024年04月04日 | ネットの世界
 昨日午後8時からの暇空茜さんと井川意高さんのユーチューブでのバトルを見ましたが、誰が見ても軍配は暇空さんだと思います。
 井川さんはまともなことを一言も口にせず、声が震えていました。いつものように大言壮語して、大金持ちであることや、高学歴で誇示するのは、あまりにも鼻に付きます。
 多くの日本国民は大金持ちでも高学歴でもありません。息子が東大に合格するために、専用ジェット機を飛ばすような余裕はありません。それをひけらかされて喜ぶ人がいるのが不思議です。
 井川さんは恵まれた家庭に育ったボンボンで、いい人なのでしょう、だからこそ好きな博打に手を染めたのでしょう。したいことは何でもできるし、他人から意見されたこともないでしょう。まさしく家業として商売を任されて、いい思いをした人ではないですか。政治家の世襲を批判して、企業の世襲はいいことなのでしょうか。それで社員や株主は喜ぶのでしょうか。井川さんはいい人ですが、信用はできません。
 それと比べると、暇空さんは、言葉は激しいですが、よくよく考えて発言しています。酔っぱらっているような感じの人と、まともに話そうとしたからです。幸福論を語ることは、井川さんの痛いところを突くことでした。喋りたくないという一言で終ってしまいました。そこでしんみりと話せば、評価も変ったのに残念です。暇空さんへの嫌がらせでフォロワーが減ってるいるそうですが、日本保守党支持の高齢者が離れているだけだと思います。
 いくら何でも若い人は、井川さんに与するわけはありませんから。生きるのに懸命な人たちは、大金持ちのボンボンの言葉など胸に響くわけがないからです。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

声なき声の保守とネット

2024年01月17日 | ネットの世界
 ネットの世界ネットの世界も急激に変ってきました。保守派ネットはメインストリー厶・メディアを批判してきましたが、保守派ネットのインフルエンサーもまた、影響力の大きさを誇示するようになってきました。
 特定の組織や個人の影響下に置かれるのではなく、様々な意見に耳を傾け、その上で自分の考えを表明するというのが、声なき声の保守派の立場ではないでしょうか。
 ネットが金儲けの手段になっているという批判もありますが、ビズネスになってしまっているからこそ、当事者がフロワーの数で一喜一憂するのです。囲い込みをして会員登録をさせて、限定ライブをするのもその一環です。
 また、ネットは一方的な情報発信の場ではありません。相互のフォローがあってはじめて成立するのです。双方向性でなくてはなりません。自分の意見を絶対視し、他者は信者か敵しか存在しないというのは、あまりにも異常です。
 行動する保守運動、チャンネル桜、虎ノ門ニュース、朝8時を視聴して、マスコミと真逆な主張に接することができたのは、それなりに得るところはありましたが、これからはさらに先を進まなければならないと思います。
 ネット上には無料で見ることができる知の集積があります。著作権が切れた古典に自由にアクセスできますし、各分野の最新の論文も読めます。公文俊平が述べていたように、今は智者が登場するまでの過度期にあたります。いよいよこれからは私たち一人ひとりが智者になるべきなのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岩盤保守と岸田擁護派保守の対立がヒートアップ

2024年01月05日 | ネットの世界
 ネットもかなり様子が変わってきました。数年前まではメディアやお花畑左翼を批判することで、保守派が結束してきましたが、今では四分五裂になってしまいました。
 その原因としてはっきりしているのは、岸田首相がLGBTなどでリベラルな政策を推進し、米国や中国に物が言えないということです。これに猛反発する岩盤保守と、もともと与党に好意的であればいいと思っている人たちが、より岸田首相擁護を打ち出したことで対立が表面化しています。
 どちらにも言い分がありますが、サミュエル・ハンチントンが『文明の衝突』で予測していたように、日増しに高まっている中国の脅威に対して、岸田首相が優柔不断であることは確かです。その危機感で岩盤保守がエキサイトしているのです。
 マスコミが伝えようとしませんが、その根本は安全保障政策です。米国との核の共有の議論を封印した時点で、岸田首相は誤った舵取りをしてしまいました。岩盤保守が中国の影響を警戒するのは当然です。
 何が何でも岸田首相を擁護する人は、その後に小石河の可能性があると言いますが、日本は一日も早く強い国家にならなくてはなりません。そうでなければ中国の属国になるしかないからです。岸田首相の宏池会のパーティ券を中国企業や中国人が買っているといわれていますが、それが本当であるならば、大変なことではないでしょうか。今後岩盤保守の怒りが今後燎原の火の如く広がるでしょう。それしか祖国日本を救うことはできないのですから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本保守党に集まった爆発的エネルギーは侮れない

2023年12月19日 | ネットの世界
 池田信夫氏は「日本保守党はネットのゴミだ」とこき下ろした。しかし、その一方では「失うものがないから強い」と述べた。前者は単なる言いがかりでしかない。いくらネットの上とはいえ、「国体」なる言葉を口にする人間の周りに集まるというのは、僕などの想定外である。「失うものがないから強い」というのは、その通りである。守るべき既得権益と無関係な者たちが、失われた国家としての日本を取り戻すのである。
 百田氏や有本氏を一応は立てながらも、その熱情は日本の国家としての力の回復と、核武装までも主張している人たちなのである。それを「ゴミ」扱いにするのは間違っている。もはや日本の危機は、インテリの理解を超えている、無鉄砲に新天地を目指した人たちがアメリカ大陸を発見したように、無知であるからこそ、かえって新しい時代を築くのである。
 百田氏や有本氏のようなインフルエンサーはあっという間に乗り超えられてしまうだろう。真の指導者が今何処にいるかは分からない。しかし、大きな流れが生まれつつあるのだ。
 僕は日本保守党を支持しないが、そこに集まっている人たちの熱情を信じる。当面は合体することはないだろうが、保守運動が日本全土に広がる日が来ることを願っているからだ。丸山眞男が言うごとく、勢いが出てくれば誰も止めることなどはできないのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする