なぜ日本の保守派こんな体たらくになってしまったのだろう。結束すべきときに、お互いを罵倒し合って、それで誰が得をするのだろう。今さら後悔しても始まらないが、岩盤保守層は政党を結成することよりも、自民党の院外団として、党内の保守派をバックアップすべきだったと思う。今のままでは自民党はリベラル政党に変質してしまっており、日本の国柄を壊す側に回っているからだ。
参政党や新党くにもりが結成された時点で、そうした思いがしてならなかったが、それに輪をかけて日本保守党が結成されたことで、少数政党同士の主導権争いが起きている。かつては一緒に活動したこともあったのに、どっちかがいちゃもんを付ければ、負けずに相手をこき下ろすというのが日常化している。日本の声なき声の保守は、そんなことを望んではいない。団結して日本を守り抜いてもらいたいのである。
とくに絶望的な思いがしたのは、日本保守党と新党くにもりのバトルである。水島総氏が日本保守党と維新の会をグローバル政党と決めつけたことに対して、有本香氏が猛反発した。子供の喧嘩のレベルである。誰と会ったか会わなかったかとか、政策論争以前のことで騒いでいる。
それ以外のことでは、水島氏は本心から「デープステート」という言葉を信じているから、その辺が明確でない日本保守党を批判したのだろう。「デープステート」の解釈にしても、ユダヤ資本やネオコンを指すのか、それとも日本のような官僚組織を指すのかでは、まったく見方が変ってくる。その辺のことを論じるべきではないだろうか。
もう一つは核武装をめぐってである。新党くにもりは政策に掲げているが、日本保守党は米国との核の共有も訴えていない。その辺を聞きたいのである。
有本氏がもっともこだわるのは、日本維新の会と同じように言われたことだろうが、政治は権力闘争であり、特定野党を除けば、どこと組んでも不思議ではないのである。
ネットの世界で有名人になっている人たちは、インフルエンサーであることは否定できないが、自分一人でというのではなく、ゲストを招いて人気を博しているのであり、ジャーナリズムの部類に属する。政治の世界に乗り出すには、まったく違うスタイルが求められるのではないだろうか。政治は政策と交渉術であることを忘れるべきではないだろう。あまりにも素人のようで心配でならない。これではお互い墓穴を掘るだけではないだろうか。
参政党や新党くにもりが結成された時点で、そうした思いがしてならなかったが、それに輪をかけて日本保守党が結成されたことで、少数政党同士の主導権争いが起きている。かつては一緒に活動したこともあったのに、どっちかがいちゃもんを付ければ、負けずに相手をこき下ろすというのが日常化している。日本の声なき声の保守は、そんなことを望んではいない。団結して日本を守り抜いてもらいたいのである。
とくに絶望的な思いがしたのは、日本保守党と新党くにもりのバトルである。水島総氏が日本保守党と維新の会をグローバル政党と決めつけたことに対して、有本香氏が猛反発した。子供の喧嘩のレベルである。誰と会ったか会わなかったかとか、政策論争以前のことで騒いでいる。
それ以外のことでは、水島氏は本心から「デープステート」という言葉を信じているから、その辺が明確でない日本保守党を批判したのだろう。「デープステート」の解釈にしても、ユダヤ資本やネオコンを指すのか、それとも日本のような官僚組織を指すのかでは、まったく見方が変ってくる。その辺のことを論じるべきではないだろうか。
もう一つは核武装をめぐってである。新党くにもりは政策に掲げているが、日本保守党は米国との核の共有も訴えていない。その辺を聞きたいのである。
有本氏がもっともこだわるのは、日本維新の会と同じように言われたことだろうが、政治は権力闘争であり、特定野党を除けば、どこと組んでも不思議ではないのである。
ネットの世界で有名人になっている人たちは、インフルエンサーであることは否定できないが、自分一人でというのではなく、ゲストを招いて人気を博しているのであり、ジャーナリズムの部類に属する。政治の世界に乗り出すには、まったく違うスタイルが求められるのではないだろうか。政治は政策と交渉術であることを忘れるべきではないだろう。あまりにも素人のようで心配でならない。これではお互い墓穴を掘るだけではないだろうか。