立花隆が危惧しているように、民主党による報道管制は、微に入り細に入り行われているのではなかろうか。一番よい例がNHKの報道ぶりである。あれではまるで大本営発表そのものだ。国民の関心事を伝えていないばかりか、鳩山政権と民主党の提灯持ちばかりしている。NHK自体が国営放送と同じなので、予算をいたずらされるのを恐れているのだろう。権力者をチェックするという野党的精神は皆無で、不甲斐ないことこの上ない。保守派のペーパーだと思われている産経新聞にしても、政府情報をそのまま流している。鳩山政権のお先棒を担がされており、NHKと変わりがない。取材するスタッフが少ないこともあるのだろうが、普天間基地の移設問題で、沖縄県内と県外が半々であるかのような情報操作が行われたのに、何の疑いもなく、それをそのままネットで取り上げていたからだ。民主党が官僚政治を打破するという大義名分を押し立てることで、官僚にコメントさせないようにし、自分たちに都合の悪い情報は外に一切漏らさないのだ。国民はある日突然、深刻な事態になっていることに気づくことになるのだろう。そんなとんでもない政権が続くと思うと頭が痛い。財政は破綻し、日本という国家は否定されかねないからだ。
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