「左脳」は考え、「右脳」は感じる。

脳には右脳・左脳があり、

それぞれに特徴があります。

そして人は手や足に利き手、利き足があるように

脳にも利き脳があります。


極和ファシリテーターは

この脳の特徴を理解し、

自分の脳タイプを知ることや、

脳タイプ別の会話術を身につけると良いと思います。


同じ話をしても

左脳タイプの人は考え、

右脳タイプの人は感じます。

左脳タイプの中でも大脳新皮質系の左脳の人は

事実重視で分析を得意とします。

人の話も表現された言葉、事実のみを受け取り、

なぜそうしたのか？という部分へは思考が働かない

という傾向にあります。


利き脳のタイプが左脳だからといって、

右脳は使っていないということではないのですが、

その割合は人それぞれです。


自分の脳の癖を知って、

ものごとの受け取り方の傾向を知り、

自分以外の人はどう受け取るのか？

ということにも思いを寄せられることが

ファシリテーターとしては必要です。




例えば、恋する女の子が

好きな男性のことを思って以下のような詩を作ったとします。



「彼なんてキライ！

　だって・・・今日、黄色いネクタイしてたもん。

　彼なんてキライ！

　約束してたのに３０分も遅刻して・・・

　そんな奴なんてキライだもん！」


あなたがこの詩の「彼」だとしたら

これを読んでどう思いますか？


「あれ？今日黄色いネクタイしてたかな？

　待ち合わせに３０分遅れたかな？２０分ぐらいじゃなかったかな？

　そっか。オレのこと嫌いなんだ。」

と、思う人は完璧に左脳タイプです。


「え～っ？なぜ今日黄色いネクタイしちゃったんだろう。

　そっか彼女のプレゼントの赤いネクタイにすれば良かった！

　あ～！事故で３０分遅れちゃったのに

　遅れるって電話かメールすれば良かった～。

　ゴメン！嫌いにならないで！！」

と思う人は右脳タイプです。


極端な例ではありますが、

おおよそこんな感じです。


女性ならば、この恋する女の子の思いはわかりますよね？


彼のことがキライなのではなく、

自分のプレゼントしたネクタイをして欲しいと思っていることとか、

自分との待ち合わせには自分を優先して遅れないで欲しいとか

好きな彼だからこそそう望んでいることがわかりますよね？

もちろん全員がそう思うとは限りませんが、

「キライ」という言葉そのものを受け取るのか、

「黄色いネクタイをしていた」という事実にこだわるのか？

それらの言葉の奥にある意味・・・を受け取れるかどうか？

こういったことは、使っている脳によって

違うということです。

どちらが正しいとかではなく、

人間関係を良好にするためには

どうしたら良いか？ということを考え、

相手はどう感じるか？に思いを寄せて

行動できるといいですね♪