TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

つちやかおりとオフコース

2006-03-08 02:19:28 | Weblog
昨日のNHKニュースに松武秀樹氏の出演で、思い出したのが80年代初めのアイドル、つちやかおり嬢のこと。路線違いは承知の助で忘れんうちに書いちゃいます。

つちやかおりといえば、最初の「3年B組金八先生」でデビューし、どちらかというとルックスよりも歌唱力重視(?)で若干B級気味のアイドルでした。そして91年にシブがき隊のフッくん=布川敏和と結婚し引退。その後ドキュメンタリーで出産シーンを披露したりしてましたが、現在は芸能界から完全に引退してます。

てなわけで我が青春のアイドルであったつちやかおり嬢、小生が名作としているのが3枚目のアルバム「FRAGRANCE」であります。
このアルバム、実はオフコースの鈴木康博、松尾一彦、そして清水仁が絡んでいるという、オフコースファンとしても楽しめるアルバムなのでした。当時オフコースのレコードをリリースしていた東芝EMI/EXPRESSからのリリースだったことからのコラボだったんでしょう。

鈴木康博、松尾一彦はそれぞれ2曲づつを提供してます。
鈴木康博さんはいろんな歌手に曲を提供してますが、こういうモロアイドルに提供してるのはちょっと珍しいかもしれません。結構曲として難しいからかもね。「眠らせてララバイ」と「さよならに慣れるまで」の2曲がYASSさんの曲ですが、両方ともモロYASSさん節が楽しめる名曲です。
ちなみにまたNHKネタで恐縮ですが、ニュース10の後に始まるNHKドラマで現在放映されている「ブルーもしくはブルー」(2003年の作品の再放送です)の音楽をYASSさんが担当していて、番組中はずっとYASSさんのコーラス・スキャットを聴くことができます。サントラ盤もリリースされてるようですね。
そして松尾一彦さん、当時はアイドルへの売れっ子楽曲提供者としてのもう一つの顔がありました。当時小生が聴いていたドーナツ盤、高橋美枝「ひとりぼっちは嫌い」伊藤つかさ「涙のクレッシェンド」なんてのも松尾氏の曲でした。有名どころでは稲垣潤一の「雨のリグレット」あたりでしょうか。当時はいわゆるニューミュージック界のアーティストがアイドルに曲を提供するのが流行ってましたからね。
「SEPTEMBER RAINに消されて」「ジェラシーから」という2曲が松尾氏の曲ですが、「SEPTEMBER~」はアイドルらしからぬ名バラードです。おそらく松尾氏本人のギターでしょう、これがまたシブくて素敵。
それでは清水仁さんですが、曲を提供しているわけではありませぬ。もちろんソロアルバム「ONE」(小生のお気に入りアルバムの1枚です)や松尾氏とのユニット「ONE」も含めクリエイター・ボーカリストとしても定評あるところですが、このアルバムでの担当は"ジャケ写"です。オフコースファンの方でしたらご存知でしょうけど、清水さんの趣味は写真。そんなところで、このアルバムに写るかおり嬢の写真は清水さんの撮影によるもの、というおまけつき。ソフトフォーカスを多用したちょっと淫靡な雰囲気のかおり嬢が印象的でした。
ちなみに現在松尾氏と清水氏、そして大間ジロー氏の3人はABCというユニットで東北地方を中心に活動されているようです。

他にも大貫妙子による「紅い糸」とか、安部恭弘の「さよならは突然に」とかね、ホントいい曲が一杯だったんですけど、もちろんこのアルバムはCD化されているわけもなく、当時のLPレコードも行方不明。唯一手許にあるのが、「アイドル・ミラクルバイブルシリーズ/つちやかおり」という2枚組みCD。完全限定版ということで数年前にリリースされたものです。どうもプレミアモノらしくて1万円以上の値がついているようですが、もちろん!売っとばすつもりはありませぬ。

そういや数年前に立ち寄った、五反田のとあるラーメン屋なんですが、どうも店主が元ジャニーズの関係者だったらしくて、店にはジャニーズ系タレントが来店している写真が何枚か飾ってあったりしてたんです。その中にフッくん一家の写真が...。お元気なようで何よりであります。
コメント
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