TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

再びPSE法

2006-03-17 02:03:35 | Weblog
すでに報道されていますが、PSE法経過措置終了に伴う対策が経済産業省より発表されています。
音楽関係で特に問題となっていた、ビンテージものについての規制を緩めるということが署名運動の成果であったということなんでしょうが...。

これもあちこちで指摘されていることですが、「じゃビンテージものって何?」という定義が曖昧としか言い様がありません。
一体ビンテージものであるなしを判断する基準は?自主検査に耐えられるかどうか、が判断基準なの?であれば真空管使ってなきゃだめなんかいな。
他の電気製品で代替できないもの?RHODESやHAMMOND B3の音はサンプリングシンセで出せるから代替品があるということになるのか?
希少価値が高いと認められるって、誰が認めるの?
取り扱いに慣れた人になら売っていいって、要はプロ限定で素人は締め出しかいな。じゃ自称プロはどっちになるんだろう...。
しかも当該電気製品の取り扱いになれてる=電気技術の知識があるという図式は成り立たないんですから、法の趣旨である電気用品の安全とは全く関係ない、新たな基準をここで設けられるって許されることなの?(まさか機器そのものの取り扱いになれてるんじゃなくて、電気製品の安全性に関する知識のある人を指してるんじゃないでしょうね。)
しかも楽器、音響機器、写真・映画フィルム関連限定ですか。確かにビンテージと呼ばれる電気製品ですぐに思い出されるジャンルかも知れませんが、他にだってあるはずです。
簡単な手続きで売買可能...って、やっぱり手続きがいるんかいな。それも手続きってどういう手続き?

こ~んな中途半端な内容じゃ、対策になってないですね。4/1までに具体的に、きっちり判断できるような基準が示されるんでしょうか。そうでなけりゃ、こんな基準、あってもなくても一緒。
ここまでいい加減なんだったら、全て中古業者の判断に一任されて、例えば中古業者が「ビンテージもの売買専門」ですよ~って届出したら、あとは何でもアリみたいな、拡大解釈OKにしてくれりゃ納得なんですけどね。
コメント
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