いつもと同じ時間に起きて、今年最後の洗濯をして出発。心配した雨模様でなくほっとする。ここのところ旅行といえば、いつも病院の最寄駅から新幹線に乗る、というパターンだったので、改装相成った東京駅に降りたのは初めて。おのぼりさんよろしく、あまりの人混みと沢山のお店に圧倒されてしまう。それにしても、せっかちの夫のおかげで新幹線の出発時間まで45分もあった。帰省客や旅行客でごった返している駅の構内で座っているだけでどんどん草臥れてくる。
新幹線が出発するときにはかなり雨足が強くなっていた。出発してしまえば1時間ちょっとで目的地へ到着。ここにはかつて新緑のゴールデンウィークの頃、数年続けて泊まりに来たことがあるが、冬の時期は初めて。かなり寒いことを覚悟して、皆で完全防寒でやってきたが、一面の銀世界ではあるが、雨のせいか思いのほか暖かい。そして湿気が適度にあるため、乾燥しきっていた東京とは打って変わって空気が喉に優しく有難い。
いつもは元気印、人一倍食欲旺盛の息子が、なぜか朝出がけからお腹を壊し、途中、何度もお手洗いのお世話になるハプニング。旅の初めを景気よく美味しいランチで、と思っていたが、とてもそんな状況ではなくなった。気兼ねないようにセルフサービスのデリに入って、夫と私はサンドイッチを、息子は温かいスープだけで、簡単に済ませた。
3年半ぶりのアウトレットショッピングモールはお店の入れ替えもあり、配置が結構変わっていた。空腹の息子は、ファストフードのいい匂いが漂ってくる場所を避けながらショップ回り。一通りぐるりと回って夫と息子のものを少しだけ買って、その後タクシーでホテルへチェックインした。
息子は空腹と疲れで、せっかく淹れたお茶も飲まずにそのままベッドでお昼寝。まるで保育園児である。その間、おかげで静かに読書を楽しむことが出来たのだけれど。
雨のせいもあり、5時前に真っ暗になる。1階にある部屋からの眺めは雪景色の森だ。ベッドで本をめくりながらソローの「森の生活」を思い出す。
今夜はホテルでの夕食を手配していなかったので、駅までタクシーで行くかそれとも近辺で済ますかの選択だ。結局、ホテルで近くのレストランを教えてもらい、傘を差しながら暗く雪解けのぐちゃぐちゃ道を歩く。滑るのと靴の中に水が浸み込みそうで、とてもストレスだ。フロントで左にフレンチ、右に中華と教えてもらっていたが、息子のお腹の調子を考え中華料理店に入る。
温かい麺類やスープでほっと一息。どれも美味しい。7時には早くも夕食を済ませ、部屋に戻ってきた。
明日は、夫と息子はスキーを楽しむ予定だ。夫は雪国育ちなのでスキーは得意というが、私は夫のスキー姿を見たことがないので真偽のほどはわからない。息子は、中学時代から毎年スキースクールに通っているが、その滑る姿も見たことがない。そんなわけで、私が彼らのスキーを一度是非見てみたい、というのが今回の旅の動機だ。かくいう私は、就職して2年目に友人と職場スキーツアーに参加したのが最後で、もう四半世紀スキーとは無縁だ。もちろん今回、この骨転移の身でスキーをしようなどという無謀なことは考えていない。当然見学の予定である。
今降っている雨も明日の朝遅くには止むというので、今日はこれからサウナとスパを楽しんで、早めにベッドに入って明日に備えたいと思う。
新幹線が出発するときにはかなり雨足が強くなっていた。出発してしまえば1時間ちょっとで目的地へ到着。ここにはかつて新緑のゴールデンウィークの頃、数年続けて泊まりに来たことがあるが、冬の時期は初めて。かなり寒いことを覚悟して、皆で完全防寒でやってきたが、一面の銀世界ではあるが、雨のせいか思いのほか暖かい。そして湿気が適度にあるため、乾燥しきっていた東京とは打って変わって空気が喉に優しく有難い。
いつもは元気印、人一倍食欲旺盛の息子が、なぜか朝出がけからお腹を壊し、途中、何度もお手洗いのお世話になるハプニング。旅の初めを景気よく美味しいランチで、と思っていたが、とてもそんな状況ではなくなった。気兼ねないようにセルフサービスのデリに入って、夫と私はサンドイッチを、息子は温かいスープだけで、簡単に済ませた。
3年半ぶりのアウトレットショッピングモールはお店の入れ替えもあり、配置が結構変わっていた。空腹の息子は、ファストフードのいい匂いが漂ってくる場所を避けながらショップ回り。一通りぐるりと回って夫と息子のものを少しだけ買って、その後タクシーでホテルへチェックインした。
息子は空腹と疲れで、せっかく淹れたお茶も飲まずにそのままベッドでお昼寝。まるで保育園児である。その間、おかげで静かに読書を楽しむことが出来たのだけれど。
雨のせいもあり、5時前に真っ暗になる。1階にある部屋からの眺めは雪景色の森だ。ベッドで本をめくりながらソローの「森の生活」を思い出す。
今夜はホテルでの夕食を手配していなかったので、駅までタクシーで行くかそれとも近辺で済ますかの選択だ。結局、ホテルで近くのレストランを教えてもらい、傘を差しながら暗く雪解けのぐちゃぐちゃ道を歩く。滑るのと靴の中に水が浸み込みそうで、とてもストレスだ。フロントで左にフレンチ、右に中華と教えてもらっていたが、息子のお腹の調子を考え中華料理店に入る。
温かい麺類やスープでほっと一息。どれも美味しい。7時には早くも夕食を済ませ、部屋に戻ってきた。
明日は、夫と息子はスキーを楽しむ予定だ。夫は雪国育ちなのでスキーは得意というが、私は夫のスキー姿を見たことがないので真偽のほどはわからない。息子は、中学時代から毎年スキースクールに通っているが、その滑る姿も見たことがない。そんなわけで、私が彼らのスキーを一度是非見てみたい、というのが今回の旅の動機だ。かくいう私は、就職して2年目に友人と職場スキーツアーに参加したのが最後で、もう四半世紀スキーとは無縁だ。もちろん今回、この骨転移の身でスキーをしようなどという無謀なことは考えていない。当然見学の予定である。
今降っている雨も明日の朝遅くには止むというので、今日はこれからサウナとスパを楽しんで、早めにベッドに入って明日に備えたいと思う。