ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.2.13 心穏やかに見守ることは難しいけれど

2014-02-13 19:34:07 | 日記
 息子の受験が難航している。なんとかひとつでも、と思っているがその「合格」の2文字が頂けない。沢山の方たちから応援メッセージやお守り、合格グッズ等を頂戴しているのに、こんな中間報告をしなければならないのが、とても切ない。
 今日の試験が終わって、残すところあと2校だ。もちろん本命校から合格が頂ければそれはもうそれに越したことがない、万々歳だけれど、皆が頑張っている中、とても厳しい戦いだと思う。

 今や私たちの時代の合格発表のようにその場まで出向いて掲示を見るという発表ではなく、携帯やPCで本人が確認する形式になって久しい。あっけないといえばなんともあっけないものだ。受験番号と照会番号を入力し、何度確認してみても「残念ながら・・・」という画面しか出てこない。

 もちろんオリンピックと同様、試験も水ものだ。実力がきちんと出し切れたのかどうか本人が一番分かっているのだろう。最大瞬間風速であろうが、奇跡の合格であろうが、とにかく勝てば官軍なのである。そして哀しいかな、たとえ1点の不足でも不合格は不合格なのである。それが試験というものだ。
 今日はこれからのことを相談するために、仕事が終わった後、試験が終わった息子と待ち合わせて塾長との三者面談に向かった。
 いつもは厳しい“口”撃の塾長さんだが、昨日「●と●が不合格でした。」と息子が電話報告をした時には、気を遣って言葉を選んでいるのが分かったそう。普段は言わないジョークまで言ってくれて、それが却ってきつかった、と息子はぽつんと呟いた。

 このままひとつも合格しなければ浪人するしかないのか、それとも今から出願できるところを探すのか。いずれにせよ皆が切羽詰まっての出願になるだろうから厳しい戦いになるのは目に見えている。
 出願した以外の大学には進学するつもりはない、と突っ張って後一年、心を入れ替えて頑張るのか。それともなんとかこの春自分を大学生にしてくれそうなところに改めて出願するのか。
 そんなことも含めてたっぷり30分間、いろいろ有難いお言葉も頂いた。息子は「もう十分モチベーションを上げてもらったので、これ以上は何も言わないでほしい。」とのこと。彼を信じて見守りたい。

 ここ数日、ようやくお腹の調子が良くなってきたのと裏腹に、心労で胃が痛む。夫も口数が少なく、笑顔がない。家の中がどんよりしている。
 が、とにかくこういうことも全て想定内の結果だ。

 まだまだ合格発表は続く。
 なるべくいつもどおりに普通に仕事をして、食事の支度をして、風邪だけはひかさないで心穏やかに最後の受験日まで笑って送り出してやりたい、と思う。
コメント (2)
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