旅行6日目。
昨夜は、船室内ではWi-Fiが繋がらず更新を諦める。時計を1時間進めた所為であっという間に日付が変わる。狭いシャワー室でシャワーを済ませたが、なんだか船酔いのようでお腹が気持ち悪い感じ。
ようやく寝付いたと思ったらアナウンスが入り、何やら奥底からの地響きのような揺れを感じる。すわ、何かあったのかと焦って起きるが途中の島に停泊したようで、次第に静かになり再び2時間ほど眠りに落ちる。
とりあえず酷く揺れず、酔わずに済んで良かった。4時半に目覚め、窓の外を見ると見事な朝焼けだ。5時には目覚ましが鳴り、予定通り支度を開始。デッキに出て朝焼けを見ながら、Wi-Fiに繋いで更新した次第である。
6時からビュッフェの朝食を摂るが、混雑しており実に忙しない。7時に下船するのも混雑で一苦労。ともあれ、フィンランド第三の都市であり、18世紀迄フィンランドの首都だったトゥルクに到着した。
現地のアシスタントさんに案内されてバスに乗り込む。ふと行き先表示を見ると“OHAYO、オハヨー”と表示されているではないか。なんとも心憎い演出である。スーツケースも無事に出てきて、トゥルク城を背にいざ出発である。これまではWi-Fi付きの最新型バスだったが、今回はそうではないとのこと。気温は10度。天気は良いが冷え込んでいる。
2時間かけて、旧市街が世界遺産に指定されているラウマを目指す。途中、お手洗い休憩でバスを降りると、今度は表示が“BANZAI,バンザーイ”と変わっているではないか。つい調子に乗って、ドライバーさんや添乗員さんも巻き込んで万歳をしてツーショットの写真撮影。
順調にラウマに到着する。古き良き時代の面影をそのまま残す情景が印象的だ。18~19世紀に建てられた木造家屋の家並みが残っており、木造のせいか、とても懐かしいアジアンテイストを感じる。
美術館等は10時開館だが、まだ9時を回ったばかり。オープン迄の時間、正十字架教会のミサ見学を皮切りに、マーケット広場でベリー類の試食をしたり、見どころの場所を確認しながら時間調整。黄色い時計塔のラウマ博物館は旧市庁舎で、18世紀の建物だが、ここで博物館共通入場券を購入。何と学生は無料。北欧諸国は学生を大切にしているなあと思う。
最初に19世紀後半に建てられた船主の家“マレラ・ハウス”を見学。オンドルやピアノ等の家具や調度品が素晴らしい。続いて18世紀中頃の裕福な航海士の家“キルスティ・ハウス”に向かう。当時の中流家庭の生活がうかがえる。最後に博物館迄戻り、1階のレース博物館でアンティーク・レースにうっとりする。ボビンレースを見ながら、遠い昔、学生時代に訪れたブルージュの街を思い出した。記念に、小さな額に入った、レースで織られた絵を購入。
早めのお昼は旧市街にあるレストランで。貴族の館のような洒落た建物で、魚料理を頂き、満足。
食後は110㎞離れたナーンタリへ向かう。町の名前は、スウェーデン語の美しい谷「Nadendal」に由来するという。ここでも順調にバスは進み、15時到着予定が13時半にホテルへチェックイン。これまでずっと強行軍が続いていたので、ホテルのスパとサウナでほっと一息する予定だったのだが、ムーミンワールドにも行けますよと言われ、それでは、と息子のリクエストにも応え(実際は私も十分に楽しんだのだが)、ホテルでチケットを購入し、バスで市内まで送って頂く。
それにしても暑くなった。26度もある。カラッとして蒸し暑さはないので、じっとり汗が出るわけではないが、とにかくジリジリと肌が焼けるのが分かる。雲一つない青空の下、眩しくてサングラスなしでは目が開けていられない。
向かったムーミンワールドは、街の北西にある小さな島を丸ごと利用し、ムーミンの世界を再現したテーマパーク。ムーミンに登場するキャラクターとあちこちで出逢う。今日はミーとハグしてツーショット。その後もムーミン一家やスナフキンたちと逢って年甲斐もなくハイチーズ、である。
冷静に息子と私を観察していた夫によれば、現地の家族連れは親たちが写真に収まるなどということはしていない、小さい子供たちだけがキャラクターと写真を撮っていた、・・・ということだった・・・。遠路はるばる来ましたということでご勘弁頂く。
それにしても金髪青い目の小さな子どもたちが可愛いこと。皆背中に迷子札の青いシールを貼っていて、後ろ姿がいじらしい。お父さんたちもよく子どもの面倒を見ている。北欧に来ているんだなと改めて思う。
帰りにショップでお土産を買い、スーパーにも寄りながら、ホテルまで2kmを歩いてきた。
一服して18時からホテルのメインダイニングで夕食。サーモンの前菜、お肉料理とケーキを頂く。スパとサウナは21時迄ということで、夕食後、慌てて水着に着替えてスパエリアへ。
家族連れで賑やかなプールは大小5つもあり、とても素敵。今年の夏、初めてのプール遊泳である。息子も京都ではプールに入る機会はないから大喜び。もう20時も過ぎたというのにまだまだ明るく気持ちよく泳ぎ、サウナで温まってきた。
思い出しても欲張りで盛り沢山な1日だった。病気のことなんか、朝夜薬を飲むとき以外すっかり忘れている。
いよいよ明日は首都ヘルシンキの観光を経て、帰国便に乗る。
昨夜は、船室内ではWi-Fiが繋がらず更新を諦める。時計を1時間進めた所為であっという間に日付が変わる。狭いシャワー室でシャワーを済ませたが、なんだか船酔いのようでお腹が気持ち悪い感じ。
ようやく寝付いたと思ったらアナウンスが入り、何やら奥底からの地響きのような揺れを感じる。すわ、何かあったのかと焦って起きるが途中の島に停泊したようで、次第に静かになり再び2時間ほど眠りに落ちる。
とりあえず酷く揺れず、酔わずに済んで良かった。4時半に目覚め、窓の外を見ると見事な朝焼けだ。5時には目覚ましが鳴り、予定通り支度を開始。デッキに出て朝焼けを見ながら、Wi-Fiに繋いで更新した次第である。
6時からビュッフェの朝食を摂るが、混雑しており実に忙しない。7時に下船するのも混雑で一苦労。ともあれ、フィンランド第三の都市であり、18世紀迄フィンランドの首都だったトゥルクに到着した。
現地のアシスタントさんに案内されてバスに乗り込む。ふと行き先表示を見ると“OHAYO、オハヨー”と表示されているではないか。なんとも心憎い演出である。スーツケースも無事に出てきて、トゥルク城を背にいざ出発である。これまではWi-Fi付きの最新型バスだったが、今回はそうではないとのこと。気温は10度。天気は良いが冷え込んでいる。
2時間かけて、旧市街が世界遺産に指定されているラウマを目指す。途中、お手洗い休憩でバスを降りると、今度は表示が“BANZAI,バンザーイ”と変わっているではないか。つい調子に乗って、ドライバーさんや添乗員さんも巻き込んで万歳をしてツーショットの写真撮影。
順調にラウマに到着する。古き良き時代の面影をそのまま残す情景が印象的だ。18~19世紀に建てられた木造家屋の家並みが残っており、木造のせいか、とても懐かしいアジアンテイストを感じる。
美術館等は10時開館だが、まだ9時を回ったばかり。オープン迄の時間、正十字架教会のミサ見学を皮切りに、マーケット広場でベリー類の試食をしたり、見どころの場所を確認しながら時間調整。黄色い時計塔のラウマ博物館は旧市庁舎で、18世紀の建物だが、ここで博物館共通入場券を購入。何と学生は無料。北欧諸国は学生を大切にしているなあと思う。
最初に19世紀後半に建てられた船主の家“マレラ・ハウス”を見学。オンドルやピアノ等の家具や調度品が素晴らしい。続いて18世紀中頃の裕福な航海士の家“キルスティ・ハウス”に向かう。当時の中流家庭の生活がうかがえる。最後に博物館迄戻り、1階のレース博物館でアンティーク・レースにうっとりする。ボビンレースを見ながら、遠い昔、学生時代に訪れたブルージュの街を思い出した。記念に、小さな額に入った、レースで織られた絵を購入。
早めのお昼は旧市街にあるレストランで。貴族の館のような洒落た建物で、魚料理を頂き、満足。
食後は110㎞離れたナーンタリへ向かう。町の名前は、スウェーデン語の美しい谷「Nadendal」に由来するという。ここでも順調にバスは進み、15時到着予定が13時半にホテルへチェックイン。これまでずっと強行軍が続いていたので、ホテルのスパとサウナでほっと一息する予定だったのだが、ムーミンワールドにも行けますよと言われ、それでは、と息子のリクエストにも応え(実際は私も十分に楽しんだのだが)、ホテルでチケットを購入し、バスで市内まで送って頂く。
それにしても暑くなった。26度もある。カラッとして蒸し暑さはないので、じっとり汗が出るわけではないが、とにかくジリジリと肌が焼けるのが分かる。雲一つない青空の下、眩しくてサングラスなしでは目が開けていられない。
向かったムーミンワールドは、街の北西にある小さな島を丸ごと利用し、ムーミンの世界を再現したテーマパーク。ムーミンに登場するキャラクターとあちこちで出逢う。今日はミーとハグしてツーショット。その後もムーミン一家やスナフキンたちと逢って年甲斐もなくハイチーズ、である。
冷静に息子と私を観察していた夫によれば、現地の家族連れは親たちが写真に収まるなどということはしていない、小さい子供たちだけがキャラクターと写真を撮っていた、・・・ということだった・・・。遠路はるばる来ましたということでご勘弁頂く。
それにしても金髪青い目の小さな子どもたちが可愛いこと。皆背中に迷子札の青いシールを貼っていて、後ろ姿がいじらしい。お父さんたちもよく子どもの面倒を見ている。北欧に来ているんだなと改めて思う。
帰りにショップでお土産を買い、スーパーにも寄りながら、ホテルまで2kmを歩いてきた。
一服して18時からホテルのメインダイニングで夕食。サーモンの前菜、お肉料理とケーキを頂く。スパとサウナは21時迄ということで、夕食後、慌てて水着に着替えてスパエリアへ。
家族連れで賑やかなプールは大小5つもあり、とても素敵。今年の夏、初めてのプール遊泳である。息子も京都ではプールに入る機会はないから大喜び。もう20時も過ぎたというのにまだまだ明るく気持ちよく泳ぎ、サウナで温まってきた。
思い出しても欲張りで盛り沢山な1日だった。病気のことなんか、朝夜薬を飲むとき以外すっかり忘れている。
いよいよ明日は首都ヘルシンキの観光を経て、帰国便に乗る。