ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2015.8.25 残暑吹っ飛びます!~ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション

2015-08-25 20:51:55 | 映画
 トム・クルーズのスパイアクション「ミッション:インポッシブル」のシリーズ第5作である表題作を見た。
 今回のタイトルである「ローグ・ネイション」とは“ならず者国家”という意味らしい。この手のジャンルは夫の趣味・・・というのは疑うべくもないのだけれど、心臓に悪いといいつつ実は私にとってもかなりストレス解消になるので、本シリーズは夫と一緒に全て楽しませて頂いている。今回は文字通りこの暑さをぶっ飛ばすために見逃せない作品だった。

 CIAやKGBなど各国の元エリート諜報部員が結成した無国籍スパイ組織「シンジケート」の暗躍により、イーサン・ハントが属するIMFはまたしても解体の危機に陥る。組織の後ろ盾を失いながらも、イーサンは仲間とともに世界の危機を救うため史上最難関のミッションに挑む。
 離陸する軍用機のドア外部に張り付き、時速400キロで高度1500メートルに上昇する機体内へ侵入するというアクションを、クルーズがスタントなしで演じているシーンが撮影時から話題になったものだ。NHKの朝のニュースでもインタビューを受けていた。
 そのシーンがいきなり冒頭に登場する。そのまま画面に釘付けにされ、あとはノンストップで、もうドキドキハラハラのしっぱなしの2時間ちょっと。
 間違いなく“暑さ、吹っ飛びます!”である。

 それにしてもトム・クルーズも御年53歳。どれだけ鍛えているといってもあんなに命知らずで身体を張って大丈夫だろうか・・・と同年代の私としては思わざるを得ない。観る方はどんどんエスカレートするアクションにすっかり慣れてしまうから、もっともっと・・・となるけれど、役者さんたちはシリーズの作品ごとに歳を重ねるわけだから、本当に大変だな・・・と心配になってしまう。
 これは先日観たターミネーターの新作もしかり。こちらはシュワちゃんが30年分歳をとって、とても人間らしく「オジサン」と呼ばれてキュートだったけれど・・・。

 新ヒロインのスウェーデン出身の女優さんもどれだけ強いのだか・・・。バイクのシーンなどは心臓バクバク。冒頭のシーンだけでなく、ウイーンのオペラハウスの舞台裏であたかもスパイダーマンのごとく飛び回り、潜水シーンでは酸素不足でもはやこれまでと死にかけ、さらにはバイク転倒シーンではノーヘルメットだったのになぜか骨折もしないで・・・などなど、ため息が漏れる見所はこれでもかこれでもか。

 冷静に考えればあまりに不死身すぎるでしょう、と突っ込みを入れたくなる所もあるけれど、ここは是非何も考えずにこの世界に浸ってください、残暑吹っ飛びます、とご紹介したい。

 昨日、今日とまるで一足飛びに秋がやってきたかのような涼しさ。台風が近づいている所為だろうか。夜も暗くなる時間が早くなり、あんなに暑い暑いと顎を出して文句を言っていたのに「もう暑くならないの?」と思ってしまう。
 なんとも勝手なものである。
 そんな折りに残暑吹っ飛びます・・・もあったものではないが、もしまだ暑い思いをされている方がいらっしゃるとしたら、どうぞお楽しみください。

コメント
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