冬至から1ヶ月が過ぎ、大寒から3日経った。早いもので1月も余すところ1週間である。
今年はセンター試験の両日ともお天気に恵まれ、雪に降られることもなかった。穏やかな寒の時期である。定時に職場を出ればまだ真っ暗ということもなくなった。いわゆるマジックアワーで、西の空が美しい橙色や紫色のグラデーションを作り、黒々とした木々のシルエットが鮮やかに浮かび上がっている。ああ、今日も一日無事働けた、と有り難く空を見上げながら家路を急ぐ。幸せで満ち足りた時間である。
一昨日の満月は大きく明るく美しく、思わずスマホを取り出してシャッターを切った。やはりスーパームーンだったとのこと。最近、スーパームーンのタイミングがかつてより増えているように思うが、そんなことはないのだろう。
それくらい、今までは特に気にしていなかったものが見えているということかもしれない。まだまだ寒さが厳しい時季だけれど、日照時間が30分延びただけで、日が長くなったな、陽射しが明るくなったな、春が近いのだな、と思える私も紛れもなく生物のひとつだなとしみじみ思う。
さて、そんなことを思う日々、ここ数日の体調のこと。
土曜日から胸部の痛み、重苦しさ、圧迫感が断続的に続いている。時折突き刺すような痛みも加わっている。とにかくしつこい。ロキソニンを食後3度3度飲んでも落ち着かず、コデインの助けを借りている。ロキソニンよりコデインの方が即効性があるから、最初からコデインを飲めばいいのかもしれないが、即効性がある分持続性がないので、なんとなく先にロキソニンに手が出てしまう。ロキソニンも胃が荒れると言われるが、食後に飲んでいればそんなこともない。
痛むとどうしても顔が引きつるし、俄然愛想が悪くなる。こうして文章を綴っていても、ともすればネガティヴ路線になりかねない。だから、体調が少し上向きになってから書こう、とサボっていた。帰宅すれば最低限の家事をした後は、眠くなるまでリビングで横になってダラダラと撮り溜めたビデオを観てやり過ごしている。本を読む元気がない。
昨日の昼食後はロキソニンを飲んでも痛みが退かず、コデインを足しても目に見えた改善がなく、ああ、早退して家で横になりたい・・・と思ってしまった。なんとか定時まで踏ん張って、迷ったけれどヨガスタジオに行ってリンパリラックスのクラスに参加した。暖かく湿度の高い室内でゆっくり深呼吸をしてセルフマッサージをしているうちに、痛みが和らぎ、気持ちが落ち着くのを感じた。結果オーライだった。
とはいえ、そろそろ治療薬変更の潮時だろうか。主治医はマーカー値にはそれほど一喜一憂することはない、やはり画像とそして自分が感じる症状の両方が悪化したらそれがタイミングだ、と仰る。
職場の繁忙期でもあり、息子の卒業や引越しが一段落するであろう3月まではせめて今のホルモン剤とハーセプチンで粘りたいと思ってはいるけれど、それで機を逸しては元も子もない。今の痛みの緩和策でこの体調が改善されないとなれば、CT撮影の上、早々に今後の治療方針を相談しなければならないだろう。
かくいう息子は学生生活最後(の筈)の学年末試験ウィーク。悔いのないように頑張ってほしいと思う。