インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

塾長激怒

2007年07月28日 | 歴史
昨日は6時間も昼寝をした塾長です。
起きたら夜も更けていました・・・・



さて、初めての公式グラウンドでいよいよ練習開始です。


この日は夏風邪をひいて休んだ塾生、夏休みを利用してお出かけした塾生、更には地域のソフトボール大会の選手となり練習に借り出されている塾生がおりましたが、それでも始まる時にはこの人数。

普段より人数が少ないとは言え、それでも相当な人数でございます。


主将プリの号令の下、塾生達がいっせいにアップ開始です。

この頃になると、夏の太陽も容赦無く照りつけますね。
じっとしていても汗が出るのに、この広い公式グラウンドを3周も走らなくてはなりません。


公式グラウンドで嬉しい事は、ストレッチなどの準備体操を芝生の上で出来ること。

寝転がっても土が背中に付きません。
傍で見ていると気持良さそうですが、実際には芝生から出される水蒸気で相当蒸れます。


首のストレッチで上を向くと、これでもかと夏の太陽が目に飛び込んで来ます。

瞼を閉じても日差しで目が痛いくらいです。


ストレッチが終わったらまずは給水。

日射病や熱中症から身を守る為にはコマメな給水の他に、汗をかく前に水分補給を行っておく事が重要です。
この日は20分毎に200ccの水分補給を行わせました。


さあ、いよいよ憧れの公式グラウンドでボールに触ります。

フェンスの内側でキャッチボールをすると言うだけで、自分達がすごく上手くなったような錯覚に陥りますね。
塾生達のモチベーションが上がる事はとても良い事なのですが、実際には決して上手くなってはおりません。


このキャッチボールの時間はとても重要な時間です。

塾生一人一人の投げ方を見て、悪い癖をひとつひとつ直して行きます。
ボールの握り方、投げる動作の始動の仕方、体重移動、目の位置、バックスイングの肘の高さ、リリースポイント、腕の振り方、投げ終わった時の肩の位置、蹴り足など教える事は沢山ありますが、基本として塾生一人につき最も直して欲しい場所を一箇所だけ指導するのです。


最上級生になっても相変わらずまともにキャッチボールの出来ない今年の6年生。

一向に投げ方が良くならないので、この日気をつける場所だけ指示しました。
毎回の練習で、毎回同じ場所を直されます。
特にこの内2名は入塾当初から悪い箇所を一向に直す気配さえ見せません。

プチッ ・・・・  プチッ ・・・・

真面目に取り組む5年生以下は、だんだんと投げるフォームも良くなって来ていますね。
それでもしばらく投げていないとフォームが崩れるので、丹念に指導を行います。
注意された箇所に気を使い、丁寧に自分のフォームをチェックする5年生以下の塾生達。

一通りチェックして、また先頭の6年生の所に戻って来ると・・・


注意した箇所に気をつけるどころか、一向に気にも留めていない6年生。

まともにキャッチボールができないばかりか、ボールを逸らして笑っている体たらく。

     ブチッ!

とうとう塾長の堪忍袋の緒が切れました。



「ちょっと来い」
怒られた時だけは神妙な顔つきになる6年生。
もうこの態度は見飽きました。

「なんで2分前に指示した事をやっていないんだ?」
「・・・・・・」
「お前ら何年間ここで野球を習って来たんだ?」
「・・・・・・」
「今や下級生の方が野球が遥かに上手くなりつつ有るのをどう思うんだ?」
「・・・・・・」

何も答えられる筈が有りません。
何を注意されても、何を教わっても、その場で「はい、すみません」だけで乗り切っていた連中です。

「もう良い、グローブをしまえ」
グラウンドの反対側を指差して。
「レフトポール付近の場所を提供してやるから、大好きなケードロでもやってろ」

これから先の練習に参加する事は一切禁止です。
なぜなら最上級生がこんな態度で練習をしていると、下級生が練習のサボり方を覚えてしまうからなんですね。


途方に暮れる時も4人一緒の6年生。

今更涙ぐんだって遅いのじゃ。 (-"- )