インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

足立ポップスの顛末(前編)

2020年06月06日 | 塾長の独り言

ごめんなさい、随分と間が空いてしまいました。
ようやく少し時間を見つける事が出来ましたので、続きを書かせて頂きますね。

まずは平成塾の前に、最初に塾長が作った足立ポップスの顛末から。

新監督の趣味で全員が頭髪の五輪刈りを命じられた足立ポップス。
所属していた女子選手達は全員が退団しました。
その中には後の日本代表の鈴木鮎美や、我が娘も含まれておりました。

そりゃあ当然でしょうね。
女の子に頭を丸刈りにして来いと言える神経が理解できませんわ。
そもそもこう言う事を言いだす奴の傾向として、学生時代には散々野球に没頭したのに、大した実績を残していない奴に多いですね。
高校野球の丸刈りの歴史を勉強すれば、それがどれだけ無意味な事かはすぐに理解できる筈。
ましてや、大学の野球部で頭を丸刈りにしている学生なんて皆無ですよ。
僕が誘った女性コーチは、自分が子供達を守ると抜かして足立ポップスに残っていたのですが、この時はいったいどんな気持ちだったのか是非聞いてみたいところです。

この新監督の増長ぶりは外から見ていても解るようになって来ました。
平日も夜の8時まで行う練習。
冬場なんて5時には真っ暗ですよ。
それを小学生に8時まで練習させるって、何かに取り憑かれているとしか思えません。

更に遥か遠方の大田区の大会参加を決めたようです。
足立区から大田区への大会には、東京を縦断して行かなくてはなりません。
それも都大会などのスポットの試合ならともかく、わざわざ大田区の大会に参加するには訳があったようです。

ひとつは足立区が大会が無い時に、大田区では大会が開催されていたから。
そしてもうひとつは監督そのものが家に帰りたくなかったからでしょう。
それに付き合わされる子供や父兄はたまったものでは無かったと思います。

そんな寒風吹きすさぶ或る真冬の昼頃。
家の前でうずくまっている子供を見かけます。
手足を縮め精一杯身体を小さくして、家の門の前で家族の帰りをまっているようです。
それは足立ポップスの選手でした。
何をしているのか怪訝に思い近づくと、顔が真っ赤で一目で高熱が有る事が解かります。
聞くと練習中に体調不良を新監督に訴え出たところ、帰れとだけ言われて家に戻って来たこと。
家族は皆外出中で全員夜まで帰って来ないこと。
僕は愕然としました。
この子は明らかにインフルエンザです。
それを知って、新監督はグラウンドから追い出したのでしょう。
家族に電話の1本もかけてやれば、すぐに対応が出来た筈なのにそのまま帰らされたようです。

僕はこの子を自宅に連れて帰り、布団に寝かせて彼の自宅の留守電にメッセージを残しました。
ご家族が戻って来たのは夜の8時過ぎ。
あのまま放っておいたら、命の危険もあったかも知れません。
ぐっすりと寝ていた彼をご家族に渡せた時には、本当に安堵しました。

けれども、このチームの暴走は止まりません。
こんな出来事は、チーム関係者からすれば大した事では無かったのでしょう。
そして、僕が最も恐れていた事件が起こりました。



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