原宿駅 臨時出札口発行の不思議な連絡乗車券

あけましておめでとうございます。
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さて、新年第一回目は原宿駅の臨時出札口にあった硬券です。

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これは、昭和60年の正月、原宿駅の明治神宮境内にある臨時出札口で発売されていた、原宿から渋谷接続東急線100円区間ゆきの連絡券です。

同駅の臨時出札口は正月三が日の混雑時に開設される、外回り(新宿・池袋方面行)臨時ホームと直結した出札口です。改札内に入っても内回り(渋谷・品川方面行)へは乗車できない構造になっており、さながら外回り専用口となっています。
ここから内回り方面に行くには、明治神宮境内を渋谷方面に約200mほど歩き、線路を跨ぐ陸橋を渡り、内回り専用口になっている本屋口から入場しなければなりません。

そのような臨時出札口ですが、なぜかここから乗車できないはずの渋谷接続の連絡券が設備されていました。
はっきり言って、何のために敢えて設備されているのか判らない不思議な口座です。原宿→渋谷を経由して東急線に至る、通常であればそこそこ需要のある区間ではありますが、電車に乗車できないとなれば、話は別です。
実際、購入した券の券番は一ケタ台であり、ほぼ需要も無いものと思われます。

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