京都をはじめとして全国には重要文化財と呼ばれるものが数多くありますが、京都市内に残る有名な文化財の一つに「冷泉家住宅」というのがあります。これは1790年に再建され1917年には火災対策に伴い瓦屋根にしました。
ところが吹替えから5年たった頃からこけらにカビが生えるなどの劣化が激しくなり昨年11月から再び吹替え工事を進めていますが、通常25年~30年はもつとされている、こけら屋根がなぜこんなに早く劣化するのかは原因不明だそうです。
今回の工事ではこけらの下に腐食防止効果がある銅板を張り、6月ころに完成する予定です。
又、市内で有名な町屋でもある「杉本家住宅」は京町屋では初の重要文化財指定を受けており、特に庭園においては、一昨年に名勝としても指定されています。
このように市内に多く残る重文は視野市民の手によって後世へ保存する努力が行われています。
皆さんもしないで目にする建物が、重文の建物化も知れませんね。
松井です (^-^)