京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

妙心寺内の古刹・退蔵院が手がける、"何百年後に残る"新たなプロジェクト

2012-05-23 | インポート

国宝の『瓢鮎図』でも有名な、妙心寺塔頭・退蔵院が、「既存の歴史的文化財を残していくだけでなく、可能性を秘めた新しいクリエイターを発掘し、後世に受け継がれていくような新たな文化財を創りだしていく」ことを目標として、京都造形芸術大学と連携し、新たな襖絵の制作を手がける歴史的にも、芸術的にも価値の高いプロジェクトを目の当たりにできるオリジナルツアー。
絵師の公募は昨年に始まり、「若く才能がある人・京都にゆかりの...ある人・やりきる度胸がある人・宗教や文化を尊重できる人」という厳しい条件のもと多くの応募を集めたが、その中から厳正なる審査の結果、同年3月に京都造形芸術大学院を卒業した村林由貴氏を選出。1年間の仏教修行を終えた村林氏が、本年2月から本格的な制作を開始した。
そして毎月1日、25名限定で彼女の制作現場となっているアトリエが公開され、作品作りに打ち込む絵師・村林氏との交流や意見交換を通して、京都の芸術・文化の一端に触れていただくことができる。
もちろん、退蔵院本堂や庭園の見学もあり、見ごたえたっぷりのツアーとなっている。

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5/19(土)・6/16(土) 15:00~17:00
3,000円(退蔵院拝観料を含む・オリジナルお香(デザイン・画:村林由貴)のおみやげ付)
電話 075-463-2855


「清風荘」            和食調理部 上野

2012-05-23 | インポート

京都大が所有する京都大学の迎賓施設「清風荘が、国の重要文化財(建造物)にこの度選ばれました。

もともとは公家の徳大寺家下屋敷だったものを、戦前の元老で同家出身の西園寺公望(1849~1940)が京都別邸として整備した。44年に京都大に寄贈された建物だったそうです。
最上級の木材を使った建物として名棟梁(とうりょう)とうたわれた八木甚兵衛や上阪浅次郎による数寄屋建築が施され、お庭は七代目小川治兵衛が手掛けたもとののこと、
これによって、京都府の国宝と重文は292件になりました。

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京都大学 清風荘データーベース
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/profile/intro/photo/list/seihuso.htm