京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

あじさいの名所~善峯寺

2016-06-15 | 京都案内

京都西山にある善峯寺は、西国三十三観音霊場、第二十番札所の古刹です。



徳川五代将軍綱吉の生母、桂昌院が応仁の乱で衰退した寺を寄進によって再興した山腹には、観音堂、多宝塔、阿弥陀堂、鐘楼堂など、
多くの堂塔伽藍が並び、西国三十三カ所巡りの巡拝者も多く見られます。







多宝塔の前にある樹齢600年の五葉松は、樹高が約2mですが、横へ37m以上も幹を延ばし、
龍の姿に似ていることから「遊龍の松」と呼ばれ、国の天然記念物に指定されています。





この善峯寺は、春は桜、夏は紫陽花、秋は菊と紅葉、冬は椿と南天と、四季を通じて花が彩る花の寺でもあります。
今は、市内を一望できる高台にある「白山さくらあじさい苑」では約20種1万株のアジサイが咲き誇って参拝客の目をを楽しませる紫陽花の名所となります。











JR向日町駅、阪急東向日駅からの阪急バスが唯一の公共交通手段ですが、行く価値はあろうかと思います。
お車の方は、市内から約50分ほどかかりますが、些か込み入っておりますのでご注意を。

京都好き男