京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

蹴上から山科へ

2017-05-30 | 宿日記

我が家から山科方面へぶらぶらと散歩に出かけました。

歩きながら風景を眺めるのはとてもいい気分転換になります。

三条通を東へ進んだ蹴上には、レンガ造りの建物が多くあります。

浄水場の外壁 春先はつつじが有名です。

時代を感じさせる古めかしい隧道

蹴上発電所 文明開化という言葉の似合う迫力です。

琵琶湖疏水のインクライン 

昔はこれが急な坂を越える物流の要でした。

三条通を山科方面に進むと、こんなものがあります。

かつて、牛車で山を越え物資を運んでいた風景を再現したものだそうです。

二列の軌道敷のような形をした『車石』

いまでは地下鉄で移動できますが、かつてはここを京阪電車が通っておりました。

その時の舗石を再利用してこのようなモニュメントを作ったそうです。

平安よりの悠久を感じる京都ですが、こういった近現代の史跡にも目を見張るものがあります。

                                      烏龍茶


甘茶の寺 霊源院特別公開

2017-05-30 | 京都案内

京都最古の禅宗寺院として名高い建仁寺。
その境内南東に位置する塔頭「霊源院」では、現在甘茶の庭「甘露庭」の特別公開が6月18日まで開催されています。
今回初めて訪れました。



「妙喜世界」の扁額がかかる入口を入ると「関」の書の衝立がある本堂へ。
「関」とは玄関の意。



本堂には毘沙門天立像などの仏像が祀ってあり、さらに進むと、本堂から眺めることが出来る枯山水庭園「甘露庭」があります。
約200株の甘茶の可憐な花が、新緑の古刹を彩ります。
甘茶はヤマアジサイの変種。葉を煎ずると甘みが出るので飲用にも利用されます。

 

4月8日の釈迦の誕生を祝う「花まつり」では、煎じた甘茶を釈迦像の頭に注ぎ、喫する風習があります。

 

霊源院の本堂には二つの茶室があり、一つは「妙喜庵」。
茶室としては一番小さいサイズの一畳台目の茶室です。
もう一つは、本堂内ににじり口がある他足軒があり、この日も多くの方がお茶を思い思いに楽しんでおられました。

京都好き男 細木


ねこの京都写真展

2017-05-30 | 

世界ねこ歩きで有名が岩合光昭さんの京都の四季折々の美しさと、生き生きしたねこ達の150点の作品をぜひぜひ・・・!
京都好きの方も、ねこ好きの方も癒されますよ(^^♪

美術館「駅」KYOTO 駅ビル京都伊勢丹7階で6/4まで

 美術館「えき」KYOTOウェブサイトからお借りしました。

お駒姉さん