今回は、自然豊かな右京区京北山国(けいほくやまぐに)の地にあり、幕末維新にゆかりのある神社、山國護国神社と山國神社を訪ねました。
山國護國神社は1869年に創建され、かつては山國隊招魂社と呼ばれていた。戊辰戦争の際に、山國郷の名主、農民等によって組織され官軍に参加した「山國隊」の戦病没者を祀る。
山國護国神社から徒歩10分の所にあるのが延喜式内社であり、山國郷一宮とされる「山國神社」。
山國神社は1868年の王政復古の大号令に呼応し、農民隊、維新勤王隊が結成され、出陣の誓いが行われた所。
山國神社では毎年10月の第2日曜日に行われる例祭、還幸祭に「山国さきがけフェスタ」が開催され、山國隊軍楽隊保存会による維新勤王山國隊の行進が行われます。
京都三大祭の一つ、「時代祭」が10月22日に行われますが、明治28年の第1回時代祭から大正の頃まで、この山國隊が先頭を務めておりました。
現在は平安講社第八社(中京区朱雀学区)が奉仕しております。
当館の近く、京都御所を出発する時代祭の先頭を務める「維新勤王隊列」の雄姿を是非ご覧ください。
京都好き男 細木