14番目の月光です。
お久しぶりです～“カルロス・ディオール”です。
9月のクリスタルおすすめメニューは、スライスポークのチューリッヒ風に、ターメリックライスをフューチャーした一品でございます。
私事で恐縮でございますが・・
都ホテル（現、ウェスティン都ホテル）に入社し、レストランのサービス係に配属が決まり、当時19歳の私は、右も左もわからず、見る物聞く物全てが今までの生活とかけ離れた職場でした。
当然の事ながら、その時代、おこしになられるお客様は殆ど外国の方で、日本の方はほんの少し。
それも著名人ばかりでした。
今、その当時の事を思い出すと、若さゆえの未熟なサービスでも笑って許していただいていた自分がとても恥ずかしいです。
中でも、今でも感謝しておりますのが、もうお亡くなりになられましたが、作曲家の古賀政男先生です。
とても懐の深い、こんな若者にも敬語で対応していただき、サービスマンの基本と申しますか、社会での人と人の接し方を教わりました。
先生は直接はおっしゃられてはおりませんが、先生の姿から、気配りはさりげなく、自然に、皆平等にという教えを感じ取り、今でもそれを心に刻んでおります。
さて、今回のメニューは、古賀先生はじめ、多くの方々に人気のあった“仔牛肉のチューリッヒ風、バターヌードル添え”をカルロス風にアレンジさせていただきました。
ガーリックを効かせ、豚肉の旨み、グレビーソースのこく、クリームのまろやかさに、派手な色のターメリックライス。
気に入っていただけることを願っております。
因みに、初めての上司の方は、今もときめくジュリーさんの実の兄上。
常に指導され緊張しまくっていた“カルロス・ディオール”でした。
合掌(-||-)
