こだわりの農業

土作りから栽培・収穫まで無農薬・無化学肥料(自然農法)で露地草生栽培を実践するわが家を紹介します。

雨天中止!

2008-11-25 20:36:32 | 農作業のこと
相変わらずやることが後を絶たない作業。
育てる野菜が一種類ならば、収穫が終わればしばしの休息となるわけですが、
うちのように”七色畑=一つの畑で何種類もの野菜を育てている”だと、
ここが終わってもこっちがある、みたいに年中種まきと畑の片付けを繰り返していると、よほど何かがない限り”お休み”がとれません。

連休最終日のきのうは、午前中に宅配用の収穫を終え発送準備。
そうこうしていたら昼過ぎから雨。

雨には勝てません。ここ最近お疲れモードに入っていたため、昨日の雨はまさに恵みの雨。
一気にお休みモードへ。

天気が続けば、作業がはかどります。でも休んでいられなくなってしまうのもまた事実。
良いタイミングで雨が降ってくれると、疲れを癒すこともできるしやってきたことを振り返ることもできます。

だから、たまの雨は歓迎です。



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わかってください!

2008-11-14 22:03:48 | きょうのひと言
「○○はありますか?」
「今シーズンはもう終わってしまったんですよ」
「じゃあ、次はいつ頃ならありますか?」
「来年の7月頃ですからですね」
「えっ、来年までないんですか?」

こんなやりとりが時々メールや電話であります。

スーパーの店頭には年間を通じて同じ野菜が並んでいます。
だからきっといつでもできると勘違いしている方がいらっしゃるのだと思います。

ハウス栽培もやらないわが家にとって、
「もうないんですか?」というお問い合せは返答に困ってしまうことなんです。

季節感が食材以外でもずいぶんと無くなっています。
だからこそ、季節の野菜作りにこだわりたいと思っています。


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身体に悪いこと

2008-11-12 20:24:37 | きょうのひと言
兼業の私にとって平日は”農民”ではなく”会社員”。
時が止まったようにゆっくりと流れる畑での作業とはまったく正反対の激動の1日を送っています。

やることなすことすべて”自己責任”となる農業と違い、会社にはいろいろな人種がいます。

その中で私と一番対局にいるのが、「無責任」「無関心」「無感動」な輩たち。
自己中心的で周囲の状況をまったく気にしない人種。
正直言って私の一番嫌いな人種です。

どんなに仕事がハードでも、達成感を実感できればそれなりに頑張りがききます。
例えれば農作業と同じです。
でも、大したことではないのに前述のような輩と係わって仕事をしていると、
このうえない大きなストレスを感じます。
きょうは、「責任逃れと論点のすり替え」という私にとっては許し難い攻撃を受けました。

本気でムカッとしたものの、同じ土俵には立ちたくないという気持ちが働いたおかげで、
怒りは何とか静まりました。

世の中にはこのような輩が多くいますよね。
私はこのような人たちと組んで仕事をすると必ず大きなストレスを覚えます。
「文句といい訳の固まりで向上心ゼロ」

農業をはじめとする自営の方から見ると、許し難い人種だと思います。
「あんなコトしていても給料もらえるんだから勤めっていいよ!経営の責任もないし。」
自営人のこれ本音です。

兼業であるが故、両方のことが見える私。
私が一番身体に悪いと思っているのは、会社での「ストレス」です。
すばらしい志を持って勤務している人も沢山いるんですけどね。
その様な人と一緒だと、どんなにハードな仕事でも私は「ストレス」を感じません。
むしろ楽しいです。


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売れた!?

2008-11-10 19:24:19 | 営農のこと
忘れてた!大根の間引き」の報告です。

いや~、売れました!!
売りに出しておいてこんなこと言うのは変ですが、
内心ムリかな?と思っていました。

どのようにして出したかというと、
まず大根を葉っぱと身に切り分けました。
次に葉っぱは葉っぱで袋詰め。
身は身で袋詰め。

それぞれを別々にしました。

身はだいたい私の親指ぐらいの太さのものを中心にだいたい15・6本を1つに束ねました。
葉っぱは200~250g位にしました。

本来なら葉大根として売り出すのですが、今回は少し大きくなり過ぎていたので結構勇気がいりました。

売れ行きとしては「葉っぱ」の方が良く、「結構需要があるんだな」と妙に感動しました。

基本的に野菜には捨てるところがありません。
ただ店頭に並べるときに大根・カブ・ニンジンなどの葉っぱは扱いが難しい(並べているうちにくたびれてしまう)のでどうしても切り落とされてしまうのです。

店頭にほとんど列ばないと言うことは、お客さんの目に触れる機会もないしましてや、
それを料理に使うなんて使い方がわからないとなるわけです。

食育の原点は、食べ物をムダにしないということだと思います。
例え使い方がわからなくても、いろいろ試してみればよいのですが、意外と食生活に関しては”保守的”な方が多いんですよね。

野菜の捨てている部分には、結構な栄養があったりします。
健康を気にするのなら、野菜の捨てている部分に目を向けてみるのも良いかもしれませんよ。

最後に、手にして買ってくれた皆さん。
本当にありがとうございました!本当に感激です。



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きょうのノウタイ

2008-11-09 21:59:50 | 農作業のこと

きょう農業体験にいらしたのは、東京都世田谷区からお越しのHさん。
農作業初体験だそうです。

きょうはサツマイモとサトイモを掘り出した畑の土を天地返しする作業です。
ここの畑は、11/5のブログでも紹介したとおり、赤土の粘土層が残る畑。
イモの収穫が済んで約1ヶ月というところでさえも、表面はすでに固くなっています。

今回は地表付近の土と約30cm下の粘土層を入れ替える作業。
見た目は楽な土遊びに見えますが、これを手作業でするとなると結構腰とひざに来ます。

初めこそ話をする余裕がありましたが、5分10分と作業が進むに連れ、言葉数が減って行きます。
最後は黙々と土と格闘され、額には大粒の汗。

きょうの天気はどんよりとした曇り空。
きのうと同じような天気でしたが、気温はきのうよりもさらに低くだいたい12℃。
それでも体内から発せられる運動エネルギーによって額はもちろん、身体全体から
汗が噴き出してきます。

普段やり馴れている私でさえ足と腰が重だるいのですから、
今ごろ家路についているであろうHさんは、もっと大変かもしれません。

作業の合間には、わが家の土作りや栽培に関する考え方などをお話ししました。
見るとやるとでは大違いの農業。

どんなお気持ちで土と格闘されていたのか、お話しを聴くのを忘れてしまいました。

わが家の体験は、単純です。
当日わが家が行う作業を一緒に体験してもらうだけです。
単純な作業の中から、農業の原点(自然に逆らわず自然と一つになる)を少しでも
感じ取ってもらえればそれで良いと思っています(これが食育の原点だと思いますので)。

関心・興味のある方は、ご連絡下さい。
キツイかもしれませんが、本当の農作業を体験できます。


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忘れてた!大根の間引き

2008-11-08 17:10:27 | 農作業のこと
きょう畑へ大根の様子を見に行って気付いたことです。
やけに葉が多い一畝があります。
「ずいぶん元気だな~」なんて感じで株元を見てみると、
2~3本の大根が密埴になっている!

どおりで葉が元気に見えるわけ。
間引きを一畝やり忘れていました!

遅ればせながら大根を一本立ちにしたのですが、
間引いた大根もそこそこ大きくなっています。

太さは私の親指くらい。
これなら葉っぱをとってざく切りにしてそのまま鍋やみそ汁に使えます。
皮はまだ成長途中で柔らかいので、特に剥く必要はありません。

味はというと普通の大根とまったく同じ。
もちろん無農薬・無化学肥料栽培。

抜き取った大根、コンテナで4杯!
さすがにわが家だけでは食べ切れません。
だから袋に詰めて明日の朝「げんき畑さん」へ持って行ってみようと思います。
食べ方を紹介して間引き大根を食べてもらえると良いなと思います。

”スティック大根”こんなネーミングどうですかね。
そのままかじるも良し、煮込むのも良し、とにかく間引きとはいってもれっきとした
大根です。ムダにはできません。食べ物ですから。

そんなこんなで、大根の間引きはこれで完全に終わり。
あとは収穫を待つばかりです。


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売れたかどうかの報告は、こちらです
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冬来る!

2008-11-08 13:30:38 | きょうのひと言
朝からどんよりとした曇り空。
時折にわか雨。
気温は正午で14℃、北風が吹いています。

立冬を迎えたとたん、本当に今年は冬が来たって感じです。
風が吹いているせいで、体感温度は10℃くらい。

寒さ厳しくなるこれからの時期、皆様風邪などひかれませんようご自愛下さいませ。


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フードマイレージ

2008-11-07 19:38:55 | きょうのひと言
フードマイレージ」。
環境問題や地産地消に関心のある人なら知っていると思います。

フードマイレージ(food mileage)は「食料の (=food) 輸送距離 =mileage) 」という意味です。
このフードマイレージは、生産地と消費地が近ければ小さくなり、逆に遠ければ大きくなります。

これを環境問題の観点から捉えると、輸送時に発生するCO2(二酸化炭素)の排出量が地球温暖化の原因になるという考えになります。

一方地産地消の側から見ると、地場産の食料(主に農産物)を利用(消費)することで、①新鮮な食料が食べられる ②住んでいる地域と同じ環境で育った農産物は身体に良い ③食糧自給率の向上に寄与する なんて感じになります。

最近の食品に関する話題は、産地偽装・残留農薬・有害物質・表示など、安全や安心に係わる問題が多く、
フードマイレージや地産地消はどこかへ追いやられているような気がします。

食育や食生活を本当に考えるのなら、マスコミが報道する”陰”の部分に踊らされずにむしろ自分自身で情報を手に入れることが必要だと思います。

例えば「産地にこだわる」のも良し、「無農薬にこだわる」のも良し。
特に「フードマイレージにこだわる」ということは、「産地にこだわる」ということになりますよね。

このように、小さな行動が環境問題にもつながるし食の安全や地産地消にもつながっています。

理想ではなく現実の中に実行可能なことがたくさんあります。

ところで皆さんは、食に対するどんなこだわりをお持ちですか?


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気になること

2008-11-06 20:26:43 | 営農のこと
うちの直売通販「究極の直売!」

産直通販サイトとしては地味ながらも、確実に注文をいただいています。
特に今年はリピーターの方が多く、そのほとんどの方に「定期便」をご利用いただいています。

定期便は、「毎週」「隔週」「毎月」とその間隔はそれぞれですが、
内容をこちらにお任せいただき定期的にお送りすることができるのは、
本当にありがたいことだと思っています。

また一方で、ご新規さんもいらっしゃいます。
たぶんお試しでという方が多いのだと思います。

産直通販「究極の直売!」で気になっていることは、初めて注文を下さった方の感想です。

・期待通りだったか?
・期待外れだったか?
・満足できたか?
・満足できなかったか?
・また利用してくれるのか?
・野菜セットにどんな野菜が入っていたら嬉しいか?

「知りたいこと=気になること」が尽きないほどです。
初めて利用していただいた方には、概ねお届けから1週間以内にメールで感想をお願いしています。

返信率はほぼ100%!
概ね好意的なお返事をいただきます。

素直に喜び感謝する反面、
「お返事の内容に甘えてはいないか?」などどいう自問自答を繰り返しています。

「究極の直売!」は、大手の野菜宅配業者さんとは根本的に異なります。
無農薬・無化学肥料栽培で/土作りからこだわった/露地栽培の/旬の野菜を
お届けしています。
当然農家の産直なので仕入れ品は全くなく、栽培農家は埼玉県越谷市のわが家のみ。

全国から野菜を集めて組み立てた「野菜セット」ではありません。
すべて自家生産の「野菜セット」です。

こんなこだわりが、消費者の方にどんなふうに受け止められているのかが気になってならないのです。

特に端境期を迎える野菜は、必ずしも旬の野菜とは言い切れません。
単にまだ採れる野菜と言っても過言ではありません。
また価格に関しても、スケールメリットがほとんど無いので価格の約半分が送料という現実。

それでも購入された方々からの心温まるメールやFAXを読ませていただくと、
心の底から感謝とやり甲斐を覚えます。

お客様にどうしたら満足し喜んでいただけるのか?
永遠のテーマかもしれませんが、いつまでも「喜んでいただきたい」という初心を忘れないように
苦言も含めていただく感想を正面から受け止めています。
時に飛び上がるほど感激し、時に立ち直れないほどへこむ。

直接販売だから、反応も直接いただけます。
これは私にとってかけがえのない宝物です。

きょうもこれから、感想をお願いするメールをご新規さんに向けて送信します。


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2年で20cm

2008-11-05 17:29:54 | 農作業のこと

赤土を入れた畑でサツマイモ栽培を始めて2年。

当初かなりの粘土がありましたが、いまは少なくとも地表にはありません。

畝を立ててのサツマイモ栽培。
2年続けて出来栄えはイマイチ。


サツマイモ(関東83号)の収穫ついでに、土を30cm掘ってみました。

地表から約20cmは土目が”いい感じ”。
でも、その下10cmは粘土質。

地層のようにその違いはハッキリしています。
これでは水はけが悪いどころか、水が抜けません。

サツマイモの育ちがイマイチなのは、この粘土質が間違いなく原因。

ただ別の見方をすると、2年で20cmの良質な耕土ができたということになります。
昨年の今ごろ、この畑でルッコラとサラダからし菜を栽培しましたが、
出来はとても良かったので、葉物を作付けるのなら特に問題はなさそうです。

でもイモの収穫が終わったら、地表の土と粘土層を入れ替えてみようと思っています。

地表に粘土層を持ってきたら、枯れ草をそこにすき込みます。
年が明けたらまた枯れ草をすき込んで来年の春を待ち、またイモを植えます。

土目(土質)を改善して、どんな作物にも対応できる畑を作りたいのです。

 

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