生い茂った雑草。
刈り取って2週間。
表面はカラカラに乾いていますが、土と接している側は分解が始まりかなり温度が上がっています。
刈り取った草は畝間に敷き詰めて、草の予防と同時にゆっくりと分解させて土に戻します。
草を片付けた畑は、耕して次の作付けの準備。
雑草の一部はこの段階で土に鋤き込まれ、土と混ざります。
そして遅効性肥料の役を果たしてくれます。
ここには大根を播きました。
雑草を疫病神のように考える人が多いと思います。
雑草を放っておくと種がこぼれてまた草が生えるという理由から、嫌がるんですね。
うちの場合、生えてくる雑草を有機堆肥として利用します。
使い方はいろいろです。
敷き藁のようにつかったり、
土に鋤き込んだり、
畑の隅に積み上げて堆肥化して使ったり。
雑草って、普通に考えれば解ることですが植物です。
植物=有機物
稲わらや木の枝は堆肥として使うのに、
雑草は使わないという考え自体がオカシイ。
そう思います。
畑の外からせっせと有機堆肥を持ち込む。
それでいて循環型農業とか詭弁を発する方もいます。
畑で育ったものだけで畑を豊かにしてゆく。
これが循環型農業だと思うんです。
だから迷いはないんです。雑草を使うことに。
そう、雑草は貴重な有機堆肥なのです。