こだわりの農業

土作りから栽培・収穫まで無農薬・無化学肥料(自然農法)で露地草生栽培を実践するわが家を紹介します。

これはなんでしょう?

2007-05-30 23:16:04 | きょうのひと言

この花、なんの花だか判りますか?
            

正解は、大根です。

花が咲いた後、種が出来ます。

こんなひょうたんみたいな莢の中に種が入っています。

見たことのない人が多いのではないでしょうか?

いつも見慣れている大根も、知っているのはほんの一部のことで、
本当は知らないことがいっぱいあるでしょ?

こだわり栽培を通じて、私は作物の成長の過程を皆さんに知ってほしいんです。

これこそ食育の原点だと思っています。

作物のことを知ると、親しみが湧いてきて食べても何となくいつもより美味しく感じられます。
不思議なものです。

興味を持って観察してみると、そこには思いがけない発見があります。
何となく口にしている作物も、このようにしっかりと子孫を残すために頑張っているんです。

 

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会えない人には良いものを!

2007-05-29 22:41:25 | 営農のこと

このあいだの日曜日(5/27)のこと。

いつもお世話になっている、げんきの市場さんから宅配用の野菜の注文をいただきました。

いただいた注文は、「ルッコラ」と「サラダからし菜」。

出荷準備のために畑に行って唖然としました。

採り頃になっているはずのサラダからし菜にトウが立ちはじめています。



唖然としました。予定外です。

「これを出してしまおうか・・・」悩ました。
う~ん、どうしょう?

結局、6/1~3の「ハーモニーフェスタ」用に準備していたものを収穫して出荷。

                          
違いは、一目瞭然でした。

いままでもわが家では、宅配と通販のお客さんへは少しでも良いものをお届けするように心がけてきました。
でも今回、イベント販売用の確保のために危なくしてはならないことをしそうになってしまったことに、
いま大いに反省をしています。

店頭や直売で買われるお客さんは、その善し悪しを見比べることが出来ます。
でも、宅配や通販のお客さんには”選ぶこと”が出来ないわけです。

だからこそ良いものをお届けしないと、届けられた野菜を見てきっとガッカリしてしまうと思うのです。
せっかく注文をしたのに、「なんだこれは!」なんてことになったら、
信頼や期待が一瞬のうちに吹き飛んでしまうことでしょう。

見比べて買うことの出来るお客さんは、”質”が悪ければ購入を止められます。
また直売にいらした方に対しては、理由を明確に説明し納得をして買っていただけます。

知っている人にサービスをすることが普通の世の中。

本当は、会ったこともない見えないお客さんに対してこそサービスをすべきだと思います。
だって、注文をして何日か文句も言わず届くのを待ってくれているのですから。

ウソとごまかしは、絶対にしない。
これがうちの「こだわり」のひとつです。

結局トウ立ちが始まっていたサラダからし菜は、げんきの市場さんの店頭で販売をしました。
「ちょっとできすぎちゃいまいた」というコメントを付けて。

宅配用も一緒に店頭に並べました。

売れ残るかな?なんて覚悟をしていたのですが、夕方にはどちらも80%以上が売れていました。

見比べることが出来たお客さんは、きっとご自身の判断でどちらかを購入されたのだと思います。

もしなんのコメントも付けず、普通に店頭に並べたら・・・
お店と私の両方が信用を失ったかもしれません。

今回の”気の迷い”は、宅配を注文されたお客さんの顔が見えないので起こったことだと思っています。

”会えない人には良いものを!”

この気持ちを忘れることなく、これからも良いものを作って行きます。

もちろん、顔の見える人にもサービスしますよ!!当然のことです。



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チラシ作り

2007-05-25 22:38:47 | きょうのひと言
「2007彩の国食と農林業ハーモニーフェスタ」で配布するチラシをとりあえず
500枚、両面で夜な夜なプリンターで印刷しています。

つくづくいま感じていることは、インクの減りが早い!ということ。

普段はいいところ20~30枚くらい(1ヶ月で)しか印刷をしないので、インクの減りをさほど感じないのですが、
今回はすごいです。

チラシの他、ラベル、展示用の資料や写真もこれから印刷です。

インクがどれだけ必要なのか、考えただけでアタマが痛くなってきます。

さらに輪をかけて、印刷に時間がかかりすぎ!
トナー式のプリンターに買い換えてしまおうかとも本気で考えたのですが、
かなりいいお値段なのでそれは断念。

ただいま2台のプリンターが同時にインク切れになってしまいました。
あすインクを買ってきて、また印刷再開です。
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カボチャ定植

2007-05-24 22:24:44 | 農作業のこと
20日(日)にミニカボチャを定植。そのつづきです。  

田んぼの中の”畑”に黒マルチをして定植です。
ツルが伸びるカボチャは、もともと雑草に負けることなく育ってくれます。
昨年は”放任栽培”で作りましたが、今年は収穫後のことも考えて黒マルチで
雑草を抑えることにしました。


ちなみに島カボチャは、発芽状態が悪いため数本を残して栽培を中止しました。
昨年豊作だっただけに残念です。

だからなおさら、「ほっこり姫」と「栗坊」には頑張ってもらわないと。
どちらもホクホクして美味しいカボチャ。いまから収穫が楽しみです。
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へびいちご

2007-05-24 22:15:28 | きょうのひと言
田んぼの畦に、かわいらしい赤い実を付けた植物が。

「へびいちご」です。
私は食べたことがありませんが、どうも食べられるようです。
味はあまり無いそうです。

昔は、この季節になるとたくさんの「へびいちご」を見ることが出来たのですが、
最近はあまり目にしなくなってきました。

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苦言!

2007-05-23 22:57:01 | きょうのひと言
最近、安売りを得意とする食品スーパーにも「有機JAS」の認証を取得した野菜が
列ぶようになってきました。

きょう市内の食品スーパーで、「有機JAS」野菜を見かけました。
大根、ニンジン、キャベツ、ほうれん草、小松菜などなど。なかなかの品揃えだと思います。

しかしよく見ると、「☆▲※↑!!」。まさに、「なんだこれ?」でした。
あまりにものが悪すぎる!
外皮を何枚かむいたキャベツ、葉が黄色くなっているほうれん草、白い斑点のある小松菜。

売れないのか、出荷した生産者が悪いのか?

どちらにしても、「JAS」の認証をつけて売るにはあまりにもお粗末なものです。

ただ、白い斑点は明らかに”病気”です。

信頼の証なんでしょ?「JAS」マークって。

売れ残って、鮮度が落ちたのならある程度仕方がないと考えますが、
白い斑点は、収穫や出荷準備の時に絶対に判ります。

先週の日曜日、わが家でも小3の娘が育てた(種まきから収穫・袋詰めまで)
小松菜を販売しました。残念ながら、中には白い斑点のあるものがありました。
でも、すべてそれらの付いた葉を取り除いたかはじきました。

いくら薬を使っていないといっても、病気の入ったものは販売するのであれば論外だと思います。

でも店頭に列んでいる現実。

これを出荷した生産者の方を調べるのは、おそらく簡単なことだと思います。

そこで、こんな苦言(イヤミ?)を。
「生産者の方、JASという認証(ブランド)を購入されたのですか?
認証団体の方、書類と現地調査で問題がなければ、それでOKなのですか?」

買い物をする消費者の方々の目は、かなり肥えています。
いくら認証があっても、見た目の悪い(鮮度が悪い、病気)ものは手にしないのです。

せっかく国の肝いりで始まった「有機JAS」の制度。安全・安心の証であったはずです。
しかしその実態は、消費者を欺く農産物が現実にある。

そもそも、「有機JAS」認証を受けているのはほとんどが大規模産地や大規模農家のはずです。
規模が大きすぎて、栽培管理にまで手が回らないのでしょうか?
それとも、認証があれば売れるといった消費者をバカにした考えがあるのでしょうか?

売る側と作る側にプライドがないと、認証の価値が失墜しますよ!
まじめにしっかりと作れば、認証なんて無くッてもそれなりの付加価値を付けて売ることが出来るんですよ!

産地の大規模化は、効率の良い農業を考えてのこと。
効率ばかりを求めすぎると、必ず歪みが出てきます。
自己中心的な農業経営はいずれは破綻します。

もっと頑張ってください!!

なんてことを、うちみたいな零細農家に言われるなんて情けないですよ。
営利を追求したいのなら、まずはしっかりとしたものを作ってください。
「有機JAS」を売り物にして少しでも高く売りたいのなら、変なものを店頭に並べないでください。

プライドを持って仕事をしましょうよ。ねっ!



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チラシ作り

2007-05-22 22:00:46 | きょうのひと言
6/1~3の「2007彩の国食と農林業ハーモニーフェスタ」の会場で来場者の方々にお配りする、
チラシを作成しています。

いっぱい伝えたいことはあるのですが、限られた紙面を有効に利用するためいろいろ試行錯誤をしています。

手作りのチラシをプリンターで印刷して、当日わが家のブースにいらした方に差し上げようと思います。

もしかしたら、印刷に出した方が見栄えが良くってコストも抑えられるかもしれません。
でもそこは「手作り」にこだわりたいと思います。

開催まであと1週間となってきました。しばらくの間、夜な夜なプリンターでチラシの印刷が続きそうです。
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カボチャ定植

2007-05-20 22:16:47 | 農作業のこと
延び延びになっていたカボチャ(ほっこり姫・栗坊)の定植が、やっと出来ました。

種をまいて、ポットへ定植するまでは何とか予定通りだったのですが、その後の作業が他の作物との兼ね合いもあってついつい先延ばししていたら、半月も遅れてしまいました。

予定を予定通りにこなすのは、簡単そうで結構厳しいものだと言うことを痛感しました。

ともあれ、定植が済んでやっと肩の荷が下りたという感じです。

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企画商品の正体

2007-05-18 22:35:31 | 営農のこと

企画商品の試作が、順調に進んでいます。

いったい何を試作しているのか?
もったいぶらずに紹介します。

       これです。



これに種をまいて、2日後。


         4日後。


試作していたのは、”土耕栽培のスプラウトキット”です。

普通スプラウトというと、”水耕栽培”が多いのですが、
わが家では試行錯誤の結果、”土耕栽培”でスプラウトを栽培しています。

軸がしっかりしていて、風味が良いところが”土耕”のメリットだと思います。

家庭で簡単に栽培できて、発芽から収穫までを観察できるような「栽培キット」を
作ってみたいという気持ちが出てきて、今回試してみたんです。

「とにかく手軽に出来ることと、小さな子供たちの好奇心を誘い、植物の生命力を
目の当たりに見ることができるように」というコンセプトで作ってみました。

子供たちには、食育の一環として手軽に栽培と観察をしてほしい(スプラウトなら1~10日程度で収穫できるので、飽きっぽい子供たちでも観察が出来る)と考え、大人には、発芽から成長の様子を手軽に見ていただいて、
たくましく育つスプラウトから、心の癒しを得てほしいと願っています。

親子で成長の様子を観察してもらって、最後は収穫して食卓にあげてもらうことで、
子供の好奇心を養い、最終的には食べ物を残さず大切にする心を養ってもらえたら
(かなり理想は高いのですが)いいと思います。

20日(日)に越谷市赤山町の「げんきの市場」で新発売します。

食育用の家庭教材として、観賞用として、そして何より食用として、ぜひ活用していただきたいと思います。





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ひさびさに都電に乗りました

2007-05-16 20:54:17 | きょうのひと言
都内へ仕事で出た帰り、山手線の大塚駅に「乗り換え都電」の文字。

「都電で三ノ輪橋へ行って、南千住から日比谷線に乗れば一本で帰れる!」

たったこれだけの理由で、大塚で途中下車して都電乗り場へ。

意外だったのは、結構込んでいるということ。首尾良く一番前に座れたので、
終点の三ノ輪橋まで都電から見た景色を楽しみました。

今度は子供たちと乗りに来ようかな?
荒川遊園地に連れて行くという口実なら、一緒に都電に乗ってくれるかもしれません。

発車するときの”チンチン”という音が昔と変わってなくって、妙に懐かしかったです。
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