こだわりの農業

土作りから栽培・収穫まで無農薬・無化学肥料(自然農法)で露地草生栽培を実践するわが家を紹介します。

農家がガチで育てる!

2022-10-03 19:10:48 | 食と健康


愛好家が多い割に店頭で手軽に入手しにくい作物、ローゼルです。

ローゼルにはハイビスカス、ベニアオイ、等の別名がいくつかあります。でもそれをわかっている人はそんなに多くありません。だからローゼルという名前は知らないけどハイビスカスは知っているとか、ベニアオイは知っているとかなかなか意思の疎通をするには厄介なところがあります。



ローゼルの愛好家の方々は実の萼(がく)の部分をジャム、塩漬け、はちみつ漬け、ハーブティーとして楽しんでいます。

萼には酸味があります。
実際に食べるととてもスッキリした酸味が楽しめます。



実を加工して楽しむ方々の多くは、
葉が食べられることを意外と知りません。
葉も酸味があり、サラダに混ぜて食べると酸味がとても良いアクセントになります。

また東南アジアのミャンマーでは葉を炒めたりスープにして食べる習慣があります。
ミャンマー人のほとんどは実ではなく葉を主に食べ、いうなればミャンマー人のソウルフードと言っても過言ではないそうです。
またこの味は日本人の味覚にとても良く合います。




また実と朱い枝は生け花などにも使われています。日持ちがとてもするので生け花にはもってこいなのだそうです。

これほどまでに用途が多彩なローゼルですが、ガチで栽培している農家はかなり少なく、育てているのは愛好家か在日ミャンマー人の人たちがほとんどです。

ネット販売をしている方もいらっしゃいますが、ほとんどが愛好家さんで価格もピンキリ(言い値)です。

これでは知る人ぞ知る貴重な作物から脱することが出来ませんし、市中に出回る訳がありません。

うちは4年前に在日ミャンマー人の人たちのリクエストに応えるために栽培を始めました。3年前からは都内のミャンマー料理店やミャンマー食材店に卸しています。
お店の方々からは、葉がとても綺麗で美味しいとの評価をいただいています。
また自然農法で栽培しているので安心して使えるとも言われます。

卸し以外では、適正な量を適正な価格で普通に店頭で買えるローゼルを目指して現在、越谷市の「げんきの市場」と「カスミフードスクエア南越谷店」に出荷しています。

レシピは検索すると沢山見つけられます。
未知の食材かもしれませんがぜひ試していただきたいと思います。








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本当に美味しいものを届けます。

2019-07-07 14:20:23 | 食と健康



ミズナです。

市販されているものと同じサイズにするには丈が今の倍以上にならなくてはいけないのですが、サラダで食べるのならこのくらいの大きさが葉も柔らかいしオススメです。

この頃シャキシャキ感を求める方が多くなってきましたが、無理して食感の悪いゴワゴワしているものをシャキシャキ感と言い聞かせて食べる必要などないと思います。


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大根のちから

2017-01-29 22:26:15 | 食と健康




「大根のちから」は大根の首と根の部分を細かく刻んで乾燥させたものです。
首や根の部分には第7の栄養素と言われる「ファイトケミカル」が多く含まれています。
中でも大根などのアブラナ科の植物にはイソチオシアネートが多く含まれているそうです。
イソチオシアネートには解毒作用や殺菌作用、抗炎症作用があり、食中毒予防、発がん抑制、
血液サラサラ効果で血栓予防、消化促進、抗酸化作用により美肌やアンチエイジングの面でも効果があるとされています。

大さじ1杯程度を5分程度煮出しで出汁(出し殻ももちろん食べられます)として使ったり、
そのままスープや煮物に混ぜて食べてください。
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ファイトケミカルに注目!

2016-12-14 19:12:08 | 食と健康
 



根付きのルッコラ、大根の皮、そしてニンジンの皮です。
いま大根とニンジンの皮や葉などを自然乾燥させています。

皮や葉など普段は捨ててしまいがちなこの部分には「ファイトケミカル」なる第7の栄養素が多く含まれているんだそうです。

捨てていたものに第7の栄養素。
これには抗酸化作用、抗ガン作用、免疫力の強化、などいろいろな働きがあるようです。
普段から畑で育てた作物をムダなく使うためにはどうしたらいいか?を考えている私にとって、
「ファイトケミカル」との出会いはまさに運命の出会いのような気がします。

ファイトケミカルについては、
兵庫栄養調理製菓専門学校のホームページで解説されています。

レシピはこちら。
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野菜には本来捨てるところなんてないんです。

2016-12-06 20:36:27 | 食と健康


根付きのルッコラ。
いまうちで収穫しているルッコラは根を付けたまま袋に入れて出荷や販売をしています。

ほとんどの葉物野菜は根を切り落として流通していますが、これには根にある成長点が関係しています。
成長点では細胞が活発に分裂して新しい組織を作り野菜を大きく育ててくれる大事なところです。
しかし成長点は細胞分裂をするときにエネルギーを使うため野菜の鮮度が落ちる原因とされています。

ではどうしてうちは鮮度が落ちるとされる根を付けたままなのか?
答えは簡単です。根も食べて欲しいからです。
活発に細胞分裂を繰り返し細胞組織を作り出している根は、視点を変えるとエネルギーの塊みたいなところだと思います。
だからこれを食べないのは野菜から得られるエネルギーを捨てているように思うのです。
また有り難いことにうちのルッコラなどの葉物野菜は根があってもそんなに鮮度が落ちようには実感として感じません。
このような理由からあえて根付きで出しているんです。

本来野菜には捨てるところなんてないんです。
食べ方を知らないか手間が掛かるから食べないだけだと思います。
工夫次第で普段捨ててしまう根っこも十分活用できるはずです。

ある意味では私から消費者の方々への挑戦状かもしれません。
根っこの活用、挑戦してみませんか?
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果樹が順調です。

2015-07-02 18:32:07 | 食と健康
 イチジク

 レモン


どちらもきょう(7/2)の様子です。

枯れてもいいや!くらいの覚悟で、
3月にかなり強めの枝の剪定を行ったイチジク。
予想に反し勢いよく新芽が吹き出し、例年になく実の着きも多いです。

レモンは3月に苗を導入。
数年は木を大きく育てることに専念するつもりですが、
しっかり実を着けてくれました。

無農薬・無肥料でいまのところ順調に生長しています。



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「切り干し大根」と「芋がら」

2015-01-12 21:02:08 | 食と健康
  

今年も、切り干し大根と芋がらが完成しました。



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ぶれてはいけないこと。

2014-03-21 22:24:00 | 食と健康
健康志向に乗じて、
やたらと不安を煽る情報がネット上には氾濫しています。

農薬は危険からはじまり、○○は身体に悪いとか、無肥料栽培の野菜が良いとか、
発がん性物質が○○には含まれている・・・。

そんな情報を拾いだしたら何を信じて食生活を送ったらよいのか、
まじめな人であればあるほど悩んでしまうはずです。

そもそも、健康志向を目指す理由は何なのか?
理由はひとそれぞれのはずです。

単に体調がすぐれないひと、
検診でどこかが悪いことが判明したひと、
大病をしたひと、
人の話しを聞いて根拠のない不安に悩まされているひと、

もしこれを読んでいるあなたが健康に不安のある方なのなら、
具体的にどんな健康不安を抱いているのでしょうか?

まずはそれをハッキリさせましょう。
対策は、それからです。

理由のない不安に悩まされているのでしたら、
あなた自身が今後どうなりたいのかを頭で描いてみましょう。
描けたら、そうなるために何に気を付けたらよいのか、
さらに、日常生活で何を心がけて実践すべきなのかを考えましょう。

描いた対策は、食生活ですか?
それとも、適度な運動ですか?

健康を維持するためには、両方を行うことが重要です。
例えばお手軽なサプリメントなどで、そんなにお手軽に健康を手にすることは出来ません。
室内でいくら汗をかいても、健康的とは言えません。

だからこそ、自分の求める健康を明確にしていただきたいのです。
どうすればよいのか?
その答えを出すのは、これを読んでいるあなた自身です。

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これも立派な食材です。

2013-11-11 18:56:34 | 食と健康


「ずいき」です。
表面の薄皮を剥いて陰干しします。

すこし手間をかけてやることで、
野菜をすべて使い切ることが出来ます。

そう、野菜には捨てるところがないんです。
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偏りのない、食生活を。

2013-07-08 21:38:52 | 食と健康
健康は、特定の栄養(物質)を一定量摂取すれば手に出来るものではありません。
「野菜の機能性」でキーワード検索をして見ると、かなり多くのサイトがヒットします。
野菜をはじめとする”食材”には、様々な成分が含まれています。
抗酸化力があるとか、特定の疾患に効果があるとされる成分が含まれているとか、
薬事法に抵触しない範囲でいろいろな表現が氾濫しています。

ここで考えなくてはならないのは、
「特定の成分を摂取すれば健康になれる」という考え方。
人間をはじめとする生き物は、いろいろな元素が結びついて出来た無機物や有機物から出来ています。

だから特定の物質だけを大量に摂取しても、
一定の必要量は効果的に作用することが期待できますが、必要量を超えた部分は必ずしも身体に効果をもたらすとは限りません。
むしろ、”わるさ”をすることも考えられます。これが俗に言う「過剰摂取」です。

健康をもたらしてくれる効果は、様々な物質が有機的、無機的に結合することで得ることが出来ます。

ですから偏った栄養摂取をするよりも、私はバランスよくいろいろな食材を口にすることが肝要だと考えています。
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