![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/68/b78f15d0b9bbd1a9df403d7a8186e884.jpg?1664788363)
愛好家が多い割に店頭で手軽に入手しにくい作物、ローゼルです。
ローゼルにはハイビスカス、ベニアオイ、等の別名がいくつかあります。でもそれをわかっている人はそんなに多くありません。だからローゼルという名前は知らないけどハイビスカスは知っているとか、ベニアオイは知っているとかなかなか意思の疎通をするには厄介なところがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/86/ea6b8e20e3fd35f4ee33c2444de508db.jpg?1664789382)
ローゼルの愛好家の方々は実の萼(がく)の部分をジャム、塩漬け、はちみつ漬け、ハーブティーとして楽しんでいます。
萼には酸味があります。
実際に食べるととてもスッキリした酸味が楽しめます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/a7/ce08bc0d85503bd270b57826bb9dd3da.jpg?1664789906)
実を加工して楽しむ方々の多くは、
葉が食べられることを意外と知りません。
葉も酸味があり、サラダに混ぜて食べると酸味がとても良いアクセントになります。
また東南アジアのミャンマーでは葉を炒めたりスープにして食べる習慣があります。
ミャンマー人のほとんどは実ではなく葉を主に食べ、いうなればミャンマー人のソウルフードと言っても過言ではないそうです。
またこの味は日本人の味覚にとても良く合います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/91/8badf8ba2ade43950ac79001b25ae6f3.jpg?1664790345)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/03/aafc629a35e6d60e73c384682621cc0f.jpg?1664790345)
また実と朱い枝は生け花などにも使われています。日持ちがとてもするので生け花にはもってこいなのだそうです。
これほどまでに用途が多彩なローゼルですが、ガチで栽培している農家はかなり少なく、育てているのは愛好家か在日ミャンマー人の人たちがほとんどです。
ネット販売をしている方もいらっしゃいますが、ほとんどが愛好家さんで価格もピンキリ(言い値)です。
これでは知る人ぞ知る貴重な作物から脱することが出来ませんし、市中に出回る訳がありません。
うちは4年前に在日ミャンマー人の人たちのリクエストに応えるために栽培を始めました。3年前からは都内のミャンマー料理店やミャンマー食材店に卸しています。
お店の方々からは、葉がとても綺麗で美味しいとの評価をいただいています。
また自然農法で栽培しているので安心して使えるとも言われます。
卸し以外では、適正な量を適正な価格で普通に店頭で買えるローゼルを目指して現在、越谷市の「げんきの市場」と「カスミフードスクエア南越谷店」に出荷しています。
レシピは検索すると沢山見つけられます。
未知の食材かもしれませんがぜひ試していただきたいと思います。