私も毎年チャレンジはしているのですが、小さな実がつくのがやっとで
結局は霜にやられて枯らしてしまいます。
種を早めにまいて、気温の高いうちに一気に育ててしまえば、実の収穫まで到達出来るかも。
同じ関東で、それも露地で成功をしている人がいることを知り、
来年こそはと決意を新たにしました。
7月から3ヶ月越しできょう農業体験のため
東京大田区からバイクでわが家へいらした”亮さん”。
じつは7月に体験の申し込みをいただいていたのですが、
なかなか日程が合わずやっときょう実現しました。
きょうの作業は、ズバリ「草刈り」。
草がうっそうと茂る畑を見て、きっと唖然としたことでしょう。
1時間程度黙々と作業をしたら、
こんなにきれいになりました。
鎌をもつのは小学校以来とかおっしゃっていましたが、
作業はとても丁寧です。草刈りのようなある種面倒な作業をすると、
その人の性格が不思議なくらいよくわかります。
”亮さん”は、かなり几帳面な方のように思いました。
農業に興味を持って頂くことは、私にとって非常にうれしいことです。
作物は勝手に出来るのではなく、どれだけ面倒を見たかによって
その善し悪しが違ってきます。
巷では、大変なところを見せず(体験させず)に”楽しい”という印象を与えることで
農業に興味を持って貰おうという取り組みが盛んに行われていますが、
本来”楽しい”ことだけの仕事なんてあるわけがありません。
一定の苦労や努力をするから充実感が生まれ、そこからやり甲斐や楽しさを見いだすのです。
わが家の体験は、遠慮無しの”本物”。
派手な作業なんてひとつもありません。
どれもこれも”地味”なものばかりです。
それでも、農業に興味を持ってくれる人たちは遠くからわざわざわが家へ来てくれます。
そんな人たちに、農業の楽しさと同時に現実の厳しさを伝えることが
私の出来ることだと考えています。
営利目的の体験ではないので、なおさら本物を体験していただき、そこから何かを
感じてもらえたらよいと思います。
自然の中で、自然と戯れながら1日を過ごすことの楽しさをぜひ多くの人に感じて欲しいと思います。
ところで、慣れない作業で明日腕や足腰が痛くならなければ良いのですが・・・。