少量多品目栽培をしているわが家では、畑一枚すべて同じ野菜なんてことはありません。
種を播く面積が小さいので、何も耕耘機やトラクターなどの機械を使う必要もないので、
きょうは大汗をかきながらタダひたすら土を返しました。
普段は通路としている畑の一角を今回は作付けに使用するので、
そこの土をエンピで返してやると、ご覧のようにムラがありました。
これは堆肥のムラ。
いつもはトラクターや耕耘機で土を耕すのですが、土を撹拌するローターの届く深さは限られています。エンピを使うとローターでは掘り返すことのできないさらに深いところの土を表面に出すことができます。
きょう見つけた堆肥のムラは、ここ数年間で投入したものと考えられます。
ローターで撹拌されない深いところに堆肥の成分がたまって土の色を変化させていたのだと思います。(土がメタボ化していた?)
エンピの返しのあと、鍬をつかって土をならし現れた土のムラを無くすように丁寧に作業を行い、
無事に小松菜とルッコラの種を播くことができました。
機械に頼りすぎると、このような現象に気付くことが無くなってしまいます。
自分の目で土の状態を確認し、堆肥が畑の地表からどのくらいの深さにまで達しているのかを知ることは、堆肥を投入する際に大いに参考になります。
今回は、土をならしてそのまま種まき。
土深いところに残っている”肥料分”を使うことで、土に残っている”肥料分”を使ってしまえば、余計な”肥料分”を土から除くことができます。
特に元肥を入れなくても、こうすると作物は元気に育つのです。