こだわりの農業

土作りから栽培・収穫まで無農薬・無化学肥料(自然農法)で露地草生栽培を実践するわが家を紹介します。

人それぞれ。考え方もそれぞれ。だけど。

2020-06-25 17:37:12 | きょうのひと言
農作業の手伝い。
これを「農業ボランティア」とか「援農」と称して
募集している団体や個人のサイトを見かけます。
自然とふれあうとか、作物がどのように作られるかを知ってもらいたいとか、
もっともらしい触れ込みです。

しかし平べったく言うと、「人手が足りなくて忙しいから手伝って!」ってことだと私は思っています。こんなことを書いている私も10年ぐらい前までは「農業体験」を受け入れていました。でも今は基本的にはすべてお断りしています。

農業体験をお断りするようになったきっかけは、ごく自然な流れでした。
体験を始めた当初は、「汗を流すことから、収穫の尊さを少しでも感じて欲しい」との純粋な思いでできる限りのおもてなしをしながら体験をしていただきました。
しかし続けているうちに、「レジャーとしての農業体験」と化してしまいました。
観光農園であればそれは成功なんだろうと思いますが、
うちの体験場所は、収穫して販売する作物を作っている畑でしたので、ガチで作物を作っているところでレジャー目的の体験を受け入れること自体に無理があり、さらには日常の作業に支障を来すようになってきました。
このような経験をしたことで自分の立ち位置を再認識し、その結果として体験の受け入れを一切止めたのです。

私にとって畑とは、精魂込めて作物を育てる神聖な場所。
だから基本的に部外者は立ち入り禁止です。
とは言っても、畑の見学は希望があれば随時対応しています。
隠すものが無いので、ありのままを見ていただいています。

こんな思いで日々の農作業をしているからか、「農業ボランティア」とか「援農」にもとても違和感を感じています。
その違和感とは、
① どうして売り物を作る作業を素人にさ せるのか?例え何度も経験していると しても、素人は素人。作物を買ってく れるお客さんに失礼過ぎる。
→ 飲食店の厨房で自分がオーダーした料 理を素人が作っていたらどうだ?
まずあり得ないことと思うのですが。
② どうして人手が足りなくなる程の作付 けをするのか?
→ キャパを超えた作付けした時点で すでに経営的に破綻してる。
応援者を労働力と捉えているとしたら それは論外。

③ どうして畑でバーベキューが出来るん だ?
→ 畑はバーベキュー場ではない。

大別するとこの3つが違和感の原因だと思います。

考え方は人それぞれだからそれを否定はしませんが、本気で農に取り組んでいるとは頭の硬い古い思考を持つ私には理解できません。









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ブログはサボっていますが、近況はSNSでほぼ毎日更新しています。

2020-06-01 16:59:13 | きょうのひと言
ブログの更新までこの頃手が回らず、
ほったらかし状態が続いていますが、
SNSで近況をほぼ毎日更新しています。

よろしければ、是非のぞいていただけたらと思います。



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