2021年7月28日(水)
続いて、発行直前の8月号。
A君の姿勢にはブレがない。最後の一行のスジの通し方に、かつての呑気な若者の見違えるような成長ぶりを見る。
念のために付記するが、A君自身はフルマラソン・サブフォーでテニスやゴルフの愛好家、御子息の一人は海外のプロサッカーチームで活躍中というスポーツ一家である。本来なら五輪への関心は、人後に落ちるはずのものではない。
それとこれとは話が違う、いま本当に大事なのは何なのかと、町医者が現場から吼え続けている。
***
あおば通信
院長 A.H. R3年8月発行
【ワクチン接種の進行状況】
6月半ばからワクチン接種を始めて1か月過ぎて、かかりつけの高齢の方はほぼ打ち終わりました。64歳以下で基礎疾患を持つ患者さんとその家族に対象を広げて毎日接種をこなしています。高齢の方では当日に発熱したり喘息発作を起こしたりして数人が接種キャンセルになりましたが、幸い別の方に注射を回してワクチンが無駄になることを回避できています。
B市の集団接種会場は徐々に規模縮小して閉鎖になり、当院でのような個別接種が中心になりますので、市から供給されるワクチンは十分量ある様です。多くの方に接種できるように体制を整えていきますので、券が届いた接種希望の方は受付までご相談下さい。当院ではファイザー製ワクチンを扱っており1回目接種から21日後が2回目接種になり予定はずらせませんので、当日はかぜを引いてキャンセルにならないように2回目接種が終わるまでは体調管理に気を付けて下さい。
【都内感染爆発の余波】
都内で感染爆発がおきB市にも余波が来ています。6月末から当院でも本年1月と同じぐらいの熱発者・陽性者を連日診ています。若い感染者が特に多いですが50歳前後の感染者も少なくありません。ワクチン効果かもしれませんが高齢者の陽性者はほぼなくなりました。
問診をすると以前はテレワークしているのに熱が出てしまって不思議がっていた方が多かったのですが、最近はテレワークが少なくなって毎日通勤していたり、外食や遊びに出かけてたりする方が増えている状況です。自粛という言葉が死語になりつつあるのを感じます。
我々医療関係者はワクチンは既に2回打っていますが、今の感染状況を考えると旅行含めて遊びに出かける気も起きませんし、感染対応の診療をずっと続けていかなければなりません。早く一昨年の自由な状況に戻ることを切に願います。
【今からでも遅くない、オリンピックは中止を】
世論は開催反対なのに、とうとうオリンピックが始まってしまいました。東京は緊急事態宣言が出て首都圏全体に感染が広がっているにもかかわらずです。
バブル方式で選手団と一般人は接触しないようにするとのことですが、こんな説明は言葉遊びにすぎません。選手団をお世話するのは大会に関係する者達だけですが一般人です。この一般人が選手団から感染して家庭に戻ったら一般家庭で感染が広がります。また感染爆発している都内の一般人が感染したまま選手団のお世話をしたら選手団に感染します。大会関係者はPCR検査を定期的に受けるとのことですが、検査のすり抜けは多数あり感染を抑え切れません。
弁護士の宇都宮健児さんらが中止を求めた45万人分のオンライン署名や、他の学者・作家も集めた14万人分の署名も無視されており憤りを感じます。メディアもオリンピックの懸念材料は完全に封印して連日TV映像を流しています。どのチャンネルもオリンピックだらけです。
当院はオリンピック開催にはずっと反対してきましたので、オリパラ期間中はTVを消す方針としました。ご了承ください。
Ω