2022年11月23日(水・祝)
F.Y.さんより来信:
「散日拾遺」11月18日付を拝読しました。「破落戸」に興味津々です。
手元の諸橋轍次著『大漢和辞典』(正確には「漢」と「辞」は本字です)の巻八に「破落戸」がありました。後日、当該ページを複写してお届けいたします。
手元の諸橋轍次著『大漢和辞典』(正確には「漢」と「辞」は本字です)の巻八に「破落戸」がありました。後日、当該ページを複写してお届けいたします。
字義・語源の部分の記事は次の通りです。
【破落戸】ハラクコ 良民の害をなす遊蕩無頼の者。ごろつき。ならずもの。
もと、おちぶれた家の門弟を意味し、転じて、其の家の無頼の子弟をいひ、更に一般的の意味に用ひるに至った。(続いて『水滸伝』等の出典記載あり。)
今朝は思いがけず、昔取った杵柄、東洋史の香りを懐しみました。
今朝は思いがけず、昔取った杵柄、東洋史の香りを懐しみました。
感謝とともに
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「おちぶれた家の門弟」となれば、ドラマ中の大院君が不遇を嘆くに最適の言葉であり、「破落戸」の表記も理解しやすくなる。御教示いただき、こちらこそ大感謝。
あわせて『漢和大辞典』という驚くべき書物の存在を初めて知った。全15巻の圧倒的な迫力は、漢字という世界文化史上の偉業を卓上に再現する金字塔である。
これをお手許に備えておいでの F.Y. さん、失礼ながら何者でいらっしゃいますか?

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