2021年10月2日(土)
【朝日新聞一面記事から部分引用】
宮内庁は…複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されていたと明らかにした…「誹謗中傷と感じられるできごとを、長期にわたり反復的に体験された結果」という。
(中略)
複雑性PTSDによって公的な活動や結婚の準備に支障はないという。
(後略)
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全国の精神科医が、頷いたり、首を傾げたり、腕組みしたりしていることだろう。突っ込みどころを丁寧に突っ込んでいくと、理論的にも実践上も厄介な問題に波及する可能性がある。
とはいえ、ネット上の攻撃やメディアを介した誹謗中傷によるメンタルヘルス被害は今や深刻な社会問題であり、この点に注意が喚起される意義の大なることは間違いない。
ただ一点の懸念、正しくもPTSDの診断を受けた人々が、「でも仕事はできるんでしょ?公も私もやることはちゃんとやってね」といった扱いを受けることのないよう切に願う。
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