散日拾遺

日々の雑感、読書記録、自由連想その他いろいろ。
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診断余波の詳しい解説

2021-10-11 11:51:04 | 日記
2021年10月11日(月)


おおむね同感、下記でお茶を濁した部分をよく言語化してくれている。
あたりまえの精神科医が普通に感じるところでもある。


Ω


祝福

2021-10-11 07:15:27 | 日記
2021年10月10日(日)

 ある説教から ~ 正面の画面には、上村智子さん(1956-77)をお母さんが入浴させる有名な写真が映し出されていて…

 この母子は祝福から漏れたのだろうか、否、断じて否、この人々こそ神の最も熱い祝福のうちにある。
 癒やしは結果であり、健康は結果であり、長寿は結果であり、富貴は結果であり、平和ですら結果でしかない。
 しかし、祝福は結果ではなく、結果のうちには存在しない。祝福は神の意志であり、信ずる者の希望であり、結果を待たずしてわれわれに与えられているもの、キリストの臨在によってわれわれに刻印されているものである。

 ユージン・スミスはこの作品を「ピエタ」に重ねて造型した。すべての祝福の基である。

Ω

診断余波

2021-10-02 10:10:12 | 日記
2021年10月2日(土)
【朝日新聞一面記事から部分引用】
 宮内庁は…複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されていたと明らかにした…「誹謗中傷と感じられるできごとを、長期にわたり反復的に体験された結果」という。
(中略)
 複雑性PTSDによって公的な活動や結婚の準備に支障はないという。
(後略)

***

 全国の精神科医が、頷いたり、首を傾げたり、腕組みしたりしていることだろう。突っ込みどころを丁寧に突っ込んでいくと、理論的にも実践上も厄介な問題に波及する可能性がある。
 とはいえ、ネット上の攻撃やメディアを介した誹謗中傷によるメンタルヘルス被害は今や深刻な社会問題であり、この点に注意が喚起される意義の大なることは間違いない。
 ただ一点の懸念、正しくもPTSDの診断を受けた人々が、「でも仕事はできるんでしょ?公も私もやることはちゃんとやってね」といった扱いを受けることのないよう切に願う。

Ω