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帯広カムイトウウポポ保存会 酒井会長に文化庁長官表彰 アイヌ古式舞踊

2022-01-15 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/14 21:42 更新

「先祖に良い報告ができてうれしい」と表彰を喜ぶ帯広カムイトウウポポ保存会の酒井奈々子会長
 本年度の文化庁長官表彰に、帯広カムイトウウポポ保存会(帯広)の酒井奈々子会長(70)が選ばれた。長年にわたり、帯広に伝わるアイヌ古式舞踊を伝承してきた功績が認められた。酒井さんは「母がのこした歌や踊りを次の世代に伝えたい」と決意を新たにしている。
 帯広市の伏古コタン(現在の西帯広地区)で生まれ育った。幼い頃から母や祖母が踊るリ■セ(踊り)やウポポ(歌)を見て覚え、6歳の時には、同保存会の前身団体「十勝アイヌウポポ愛好会」に加入。コタンの大人に交じって古式舞踊の練習に励んだ。
 2003年から会長を務める。後継者育成に力を入れ始めたきっかけは、同会で一番の歌い手だった母が亡くなったこと。コタンの年長者から直接ウポポを習った会員がほとんどいなくなった状況に危機感を覚え、「私がやらなきゃ誰がやる」と自ら会長に立候補した。
 現在は週2回、帯広市生活館(柏林台東町2)で古式舞踊を指導する。和人を含む会員約40人とともに、全国各地の催しにも積極的に参加。18年に札幌で開かれた北海道150年記念式典では、天皇、皇后両陛下(現上皇ご夫妻)の前でウポポを歌い上げた。
 アイヌ民族への差別は昔に比べて減ったものの、完全にはなくなっていない。30年ほど前、中高生だった息子と娘から言われた「お母さん、新聞に載らないで」という一言が今も胸に突き刺さっている。「私のせいで学校でいじめられたのかもしれない」。同会の活動に顔を出さなくなった時期もあったが、舞踊の練習は欠かさなかった。「母の美しい歌声を覚えているのはもう私だけ」という強い責任感が、酒井さんを突き動かしてきた。
 表彰式は昨年12月に東京都内で開かれ、今では会員となった娘や孫とともに参加した。「私は100歳まで生きますよ。一人でも多くの後輩に大切な伝統を伝えないと」。優しい語り口に決意がにじむ。(三島今日子)
■はカタカナの小さい「ム」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/633613

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新井満さん(「千の風になって」訳詞・作曲、芥川賞) 12月3日死去 75歳 大沼の風に感じた命の音

2022-01-15 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/14 13:25
 作家、シンガー・ソングライターなど多彩な顔を持ち、渡島管内七飯町の大沼公園やそこで暮らす人々を愛した人だった。
 新潟市出身。上智大法学部を卒業し、電通に勤務する傍ら、1988年に「尋ね人の時間」で芥川賞を受賞した。30年ほど前に大沼湖畔に別荘を購入。この地で「千の風になって」を訳詞、作曲し、2007年に日本レコード大賞作曲賞に輝いた。10年、ついのすみかに七飯町を選び、横浜市から移住した。
 釧路市で17年に初開催された「イランカラプテ音楽祭」の取材で出会い、幾度か食事をご一緒させていただいた。
 イランカラプテは、アイヌ語で「こんにちは」に加えて「あなたの心にそっと触れさせてください」を意味する。そのイメージソングの作曲、共同作詞を手がけたのは「思いやりにあふれ、世界一控えめな言葉」と感銘を受けたからだ。
 「列車の中で一目ぼれした」という妻紀子さんとのなれ初めなど、気さくでユーモアにあふれた新井さんとの会話は、いつも笑いにあふれていたが、時折見せる鋭い感性に、はっとさせられた。
 大沼湖畔の森の中で生まれた名曲「千の風になって」は、親友の亡くなった奥さんを弔い、家族を慰めるために作者不詳の英詩を訳して曲をつけたという。「大沼の風と出合わなければ歌はできなかった。大沼には命の音を乗せた風が吹いているんだよね」との言葉が忘れられない。
 地元の学校の校歌を作詞作曲するなど七飯町の人たちと親交を深め、大沼湖畔にある「名曲誕生の地」と刻まれた千の風のモニュメントは、観光名所の一つになっている。
 「死者への最高の供養は、死者の分まで元気に生きること」と生前に語っていた新井さん。吹く風にあなたを感じながら、私たちは生きていきます。(ビジネス開発本部次長 山崎真理子)
※「イランカラプテ」の「プ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/633340

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北海道千歳市で作られた28年ぶりのアイヌ伝統の丸木舟

2022-01-15 | アイヌ民族関連
NHK 2022年1月14日(金)午前11時55分 更新

令和3年(2021年)10月、千歳市で、アイヌ民族伝統の丸木舟「チㇷ゚」の製作が28年ぶりに行われました。 原木の伐採から完成までおよそ7か月。製作に参加したアイヌの人たちに思いを聞きました。
アイヌにとって丸木舟って
丸木舟「チㇷ゚ 」をこぐアイヌの人の姿。アイヌの生活を記録するために大正14年(1925年)に千歳市で撮影されました。
千歳のアイヌにとって、チㇷ゚は食料となるサケを確保するため、また千歳川などを移動する手段として生活に欠かせないもので、戦後ごろまで使われていたといいます。
千歳川のほとりにある蘭越のコタンで生まれ育った千歳市の小田春次さん(82)は、チㇷ゚は本当に暮らしに身近な道具だったと振り返ります。
小田春次さん
戦後すぐもこのあたりは一家に1そう舟がありましたね。
あまり食べるための魚採ったりとか物を運ぶときに使ったりしてたんですよ。小学校高学年くらいになるとみんな操れるようになって。小さいときに黙って使って親に怒られたりしました。
道路の整備などで徐々に使われなくなっていったチㇷ゚。
千歳アイヌ協会は、28年前にも、サケを迎える儀式アイリチェプノミの復活にあわせてチㇷ゚を製作しましたが、舟が老朽化したことや、高齢化が進む中、次の世代に技術と伝統を引き継ぐには今しかないと、ことし28年ぶりに丸木舟を製作しました。
まずは原木の伐採
チㇷ゚を製作する全ての過程を伝えたいと、伐採前の儀式から、伝統にのっとって進められました。
チㇷ゚は一本の木をくりぬいて作るため、十分な太さの木が必要になります。
道内中を探し求め、新ひだか町の国有林で樹齢250年にもなるかつらの大木を見つけ、国からのアイヌ施策交付金を使って、林野庁から購入しました。
伐採前に山の神に感謝を捧げ安全を祈るカムイノミが行われました。
そして製作作業へ
製作作業は、28年前にも携わったメンバーを中心に、10代から20代の若い世代も加わり進められました。
年輪をしっかり確認して年輪の重なりが多く重い方を下にします。
舟は少しでもバランスが悪いと、転覆してしまうため、高度な技術が求められます。
それぞれの仕事の合間を縫っての作業。かつての資料を参考にしながらの手探りの作業が続きます。
チㇷ゚の完成
7か月かけて全長およそ7メートルと4メートルの2そうのチㇷ゚を完成させました。
そして、令和3年(2021年)10月、メンバーたちは、川の神に祈りをささげ、完成した舟を実際に川に浮かべる儀式、「チㇷ゚サンケ」を行いました。多くの人たちが見守る中、28年ぶりとなるチㇷ゚の進水は成功。
若いアイヌによる伝統的なサケ漁の再現も行われました。
製作に携わった人たちは
責任者であり、28年前にも製作に携わった上野政記さんは試行錯誤の連続だったと振り返ります。
上野政記さん
28年前に、うちのじいさんが作ったときに、私が手伝ったので今回も参加しました。作り慣れた年配の人はみんな亡くなってしまったので。そのときの3人が残ってたんで資料集めながら、ビデオ見ながらみんなで試行錯誤しながら作りました。今回は無事川に浮かんでほっとしました。
一方で今回はじめて参加した若いアイヌにとっても大きな刺激となりました。
西村晃太さん
チㇷ゚は私たちアイヌの人々にとって生業であるサケ漁をするのに欠かせないものだったので今回、チㇷ゚づくりということで携わらせてもらってすごく嬉しい気持ちと、伝えていかなきゃという両方の気持ち感じます。
技術だけでなく精神性も伝承
今回のような取り組み、どんな意味があるのか。大学でアイヌ文化を教えている札幌大学 の本田優子教授専門家は技術だけでなく精神性も受け継いでいくことが大切だと話します
札幌大学 本田優子教授
私はアイヌ文化というのは森の文化であり木の文化と思っています。樹木もまた役割をもってこの世に下ろされてきたカムイなんですよね。いろんな生活用具が木で作られていますし、交易によって、例えば陶器とかが手に入っていた時代でも、やっぱり木を選ぶんですね。大学でアイヌ文化論とかアイヌの歴史とか持っていますけれども、それってどうしても頭の中の知識になるんですね。特にアイヌ文化はそれだけじゃ駄目だというふうに私は思っていて森の中で樹木と向き合うこと、それから、歌うこと、踊ることをそういう身体感覚で文化を学ぶことが特に必要だというふうに思っています。今回、丸木舟を製作するだけじゃなくて、様々な儀式もあわせて行っていますよね。そういう意味でも素晴らしいと思いますね。
背景には交付金の活用
今回のような取り組みは道内で行われていて、釧路市の阿寒湖畔でもおよそ20年ぶりにチㇷ゚が制作されています。こうした動きの背景には、2019年に制定されたアイヌ施策推進法にまつわる国の交付金の活用があります。今回の千歳でのチㇷ゚の制作も、千歳市からの委託を受けたという形で行われました。
アイヌ文化推進法は「アイヌの人々が民族としての誇りを持って生活することができ、その誇りが尊重される社会の実現」を目的としています。
本田教授は、今後も交付金の活用の過程にアイヌの人たちがしっかりと携わっていくことが重要だと話していました。
次につながる文化伝承
今回、製作された丸木舟は、今後千歳アイヌが30年続けている伝統のサケ漁「マレㇰ漁」の継承活動に使われる予定です。マレㇰ漁を継承していく意味はなんなのか、どんな思いで活動をしているのかについても、今後、取材を続けていく予定です。
(札幌放送局 山口琉歌記者)
伝統を伝承しようとチㇷ゚を製作する動きは道内で広がっています。
阿寒湖畔で丸木舟20年ぶり製作開始
https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-n277b66210cf3
アイヌ関連の情報をこちらにまとめています。
ウピㇱカンタ あちこちで(アイヌ関連情報まとめ)
https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-n3b0fa48b9c33
https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-n2dbea6ecf5ad

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界ポロト オープン 星野リゾート アイヌ文化体感できるサービス提供  白老

2022-01-15 | アイヌ民族関連
ニッポンコム 2022.01.14
炉を備えたホテル内のラウンジ
総合リゾート運営会社の星野リゾート(本社長野県軽井沢町)は14日、白老町のポロト湖畔で高級温泉旅館「星野リゾート 界(かい)ポロト」を開業した。民族共生象徴空間(ウポポイ)に隣接する施設は、ポロト湖や樽前山が見渡せる42室を備え、アイヌ文化を体感できるこだわりのサービスを提供する。「界」は全国で展開する同社の温泉旅館ブランドで、道内に開設するのは初。
施設は鉄筋コンクリート造り4階建て、延べ床面積約4900平方メートル。「ポロト湖の懐にひたる、とんがり湯小屋の宿」をコンセプトとし、湖にせり出した露天風呂付き温泉入浴施設を特色とした。
アイヌ文化をイメージに設計した建物のラウンジには、昔の暮らしの雰囲気を醸し出す炉を設置。炉を囲み、アイヌ民族が身に着けていた魔よけのお守り作りを体験してもらうサービスを宿泊客に提供する。湖に面した客室は伝統的家屋「チセ」をモチーフとし、壁にチタラペ(ござ)の模様をデザインしたり、アイヌ文様を施した工芸品のインテリアを飾ったりと、随所で伝統文化が感じられる工夫を取り入れた。
湖を一望できる露天風呂を備えた別棟の浴場施設は、アイヌ民族の伝統的建築・丸太組み3脚構造「ケトウンニ」を参考に建設。湖上で湯小屋が集落のようにたたずむような景観をつくった。湖畔の湯小屋とは別に、日帰り客が利用できる洞窟風の内風呂も設けた。2カ所とも茶褐色が特徴のモール温泉が堪能できる。
宿泊者の食事は、毛ガニやサケなど北海道の食材を生かした会席料理。アイヌ民族が使った丸木舟をモチーフにした器に盛り付けるなど、演出も楽しんでもらうようにした。
同社はオープンを前に13日、報道向けの内覧会を開き、「地域の文化や温泉、北海道の美食など、こだわりのおもてなしを提供したい」と述べた。道内外から予約が入っており、「予約客の半数が道内客。当面、60%ほどの稼働率で運営していきたい」と言う。
宿泊料(1泊2食付き)は、2人1室利用で1人当たり2万8000円から。予約や問い合わせは、界予約センター 電話0570(073)011。
(苫小牧民報社 全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合。元記事はこちら)
http://kyodoshi.com/
https://www.nippon.com/ja/news/ks2022011411238/

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動画:「南ア先住民族の王」保釈 政府に対話呼び掛け

2022-01-15 | 先住民族関連
AFP 2022年1月14日 15:40 発信地:プレトリア/南アフリカ [ 南アフリカ アフリカ ]

【1月14日 AFP】「南アフリカの先住民族コイサン(Khoisan)の王」を名乗る男が13日、保釈された。王は首都プレトリアの大統領府前で大麻草を栽培していた先住民族団体のリーダーで、前日に逮捕されたばかり。
 王は、伝統的な下帯と毛皮の頭巾だけを身に着けて法廷に臨んだ。
 保釈金なしで保釈が認められ、審理は3月に持ち越された。王は法廷を出るとすかさず大麻を詰めたパイプに火を付けた。
 王は記者団に対し「われわれ南ア先住民族に対する攻撃だ」「彼らの法律に従うつもりだったが、法律は大麻を吸うわれわれを刑務所に入れるものだった」と語った。
 支持者に囲まれた王は「今こそ先住民族を癒やす時だ」として、政府に対話を求めた。
 さらに「この土地の人間には、この土地の法律が必要だ。先住民族はあまりにも不当な扱いを受けており、復権されなければならない」と訴えた。
 先住民族団体は2018年、コイサン語の公用語化やさまざまな権利を求めて、大統領府前にテントを張って座り込みを開始。芝生を菜園に変えて野菜を栽培していたが、半年前に大麻草を植え、肩の高さまで育てた。
 王は大麻を違法に栽培・売買した罪に問われており、有罪となれば25年以下の禁錮刑を科される。
 南アでは2018年、大麻のプライベートな空間での使用が合法化されたが、公共の場での使用や売買は違法とされている。
 映像は12、13日撮影。(c)AFP
https://www.afpbb.com/articles/-/3385161

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大統領府近くでマリファナを育てていた先住民族が逮捕 「なぜ今頃?」妻が怒り露わに(南ア)

2022-01-15 | 先住民族関連
TechinsightJapan2022年1月15日 05:00
南アフリカ国家警察が、このほど先住民族であるコイサン族の「キング」を名乗る男を逮捕した。マリファナを離そうとせず、警察官に引きずられるキングの姿を『News24』『BBC』などが伝えている。
コイサン族は、紀元前2300年ごろからすでにアフリカに存在していた民族と言われており、コイサン語の公用語化、土地の所有権、コイサン族の権利の回復などを求めて、「大統領に会うまで動かない」と2018年から大統領府敷地近くにキャンプを設置して生活をしていた。大統領府ユニオンビルには大統領の執務室などの政府庁舎だけでなく、美しい庭園や多くの記念碑、9メートルにもなるネルソン・マンデラの銅像なども有名で観光名所の一つになっているが、彼らはその一角にテントを設置し、畑を耕しマリファナを栽培して暮らしていた。
1月12日のこと、70名を超す警察官がキングとその家族が暮らす大統領府敷地近くにやってくると違法であるマリファナを抜き始めた。それをやめさせようとしたキングはマリファナを抱きかかえて阻止、警察官らに無理やり引っ張られて引きずられていった。
キングの妻シンシア・トリガーツさん(Cynthia Triegardt)は、大統領府敷地近くでキャンプ生活をし始めた時からマリファナを育てていたのに、なぜ今頃になって逮捕されるのかと憤る。さらにマリファナの栽培は病を患う人に使ってもらうために育てていたので違法ではないと主張し、「2018年11月以降、ここに滞在しているが、ラマポーザ大統領は全く会ってくれない。それどころか警察官を派遣して私たちを苦しめようとしている」「9年生(中学3年生)の息子は、ショックを受けて学校を休んだ」と怒りをあらわにした。
警察発表によると、逮捕者は22歳から54歳までの男3名、女1名で、逮捕の理由はマリファナの違法取引、マリファナの栽培、そして公共の場でマスクを着用していなかったことだった。
画像は『News24 2022年1月13日付「King Khoisan SA believes arrest a ploy to silence his protest, remove him from Union Buildings」(News24/Alex Mitchley)」』『IOL 2022年1月13日付Khoisan chief three others charged with dealing in dagga, illegal planting, cultivation」(Picture: Jacques Naude/African News Agency (ANA))」』のスクリーンショット(TechinsightJapan編集部 FLYNN)
https://www.excite.co.jp/news/article/Techinsight_20220115_848899/

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台湾・花蓮のレストラン、先住民の伝統的な薫製料理を再現 懐かしの味提供

2022-01-15 | 先住民族関連
中央社フォーカス台湾1/14(金) 12:15配信
台湾・花蓮のレストラン、先住民の伝統的な薫製料理を再現 懐かしの味提供
(花蓮中央社)東部・花蓮県のレストランが、台湾原住民(先住民)族タロコ族の伝統的な薫製食材を使った料理を再現し、今では食べる機会が少なくなった懐かしい味を提供している。
レストランは、台湾鉄路新城駅近くにある「太魯閣入境随俗焼烤」。1年ほど前から、隣接する秀林郷出身のタロコ族、劉英妹さんが、夫の湯馬豪祐さんと切り盛りしている。
劉さんによると、2人は学校で料理を学んだことはなかったものの、食べることが好きで、記憶と舌を頼りに、伝統的な味を再現したという。提供される料理には調味料を過度に使わず、肉や野菜は、雑木を使って薫製にしている。
原住民の伝統的な食の理念は世界的なスローフードの概念と似ていると話す劉さん。その季節ならではの食材を、食べる分だけ収穫すると語る。前日に山に登って山菜を採り薫製にするため、少なくとも2日前に予約が必要だ。また食事は基本的に手づかみで食べるよう勧めている。
長年地元を離れていたタロコ族の人が薫製肉の焼き肉を食べ、懐かしい味を思い出して喜んだこともあるという。
劉さんは、現在スローフードと組み合わせた旅行プランを計画中だ。参加者を連れて食材のある場所を訪ね、タロコ族の文化を知ってもらいたいとしている。
(張祈/編集:齊藤啓介)
https://news.yahoo.co.jp/articles/be73bfe37c5b6ed3745e7b7087c2df004c612e2f

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<ペット考現学>(25)「燃費」良いチンチラ/食餌の与え過ぎに注意

2022-01-15 | 先住民族関連
河北新報 2022年01月14日 13:56
大好きなトンネルの中で一休み
 前回の記事ではチンチラの生態と飼育環境について書きましたが、今回は飼育に関してお伝えしたいと思います。ところで、「チンチラ」という少し変わったこの名前、いったいどのような由来で名づけられたかご存じでしょうか。それを知るためには、今から500年ほど前にさかのぼります。
 野生のチンチラが生息する南米のアンデス山脈にはその昔、「チンチャ族」という先住民族が住んでいました。チンチャ族の人たちはチンチラを捕まえては、肉は食料に、毛皮は衣服などに使っていたそうです。そして1500年代にスペイン人が一帯を植民地にした際に発見されたこの動物は、チンチャ族にちなんで「チンチラ」と呼ばれるようになったそうです。
 さて、チンチラはネズミの仲間という話を前回しました。ただし、食餌はネズミと一緒でよいか、と言われるとそうではありません。動物の食餌を含めた飼育環境を準備する際に、その動物が野生ではどのような環境で、どのような食餌をしていたかを調べることはとても大切なことです。チンチラはアンデス山脈の標高の高い岩場で生活してきました。寒さが厳しく、餌となる食べ物も乏しい環境です。昼間は巣穴で休み、夜になると活動をする夜行性の動物です。野生のチンチラは、植物の葉や茎、根、樹皮などの限られた少量の植物質の餌を食べて生活しています。また水がほとんど存在しない場所に生息しているため、水分は雪解け水や霜、露から摂取していると考えられています。
 ペットとして飼育をする際には専用の牧草を主食に、副食としてチンチラ用のペレットフード(人工飼料)、少量の野菜や果物を与えることになります。先述したように野生のチンチラは食物の乏しい地域に生息していたため、少ない消費エネルギーで生きていくことのできる、とても「燃費の良い生き物」といわれています。飼育下でも食餌の与えすぎは肥満を招くうえに、濃密な体毛に覆われている身体は飼い主が肥満かどうかの判断を誤ってしまうことにもつながりかねません。
 草食動物であるチンチラが健康的に暮らすためには低カロリーで低タンパク質、食物繊維がたっぷり含まれた牧草をしっかりと食べさせる必要があります。野菜や果物は人間にとっては害がなくても、タマネギやニンニクなど一部の食べ物はチンチラに限らず動物にとっては害があるものもあります。野菜や果物を与える時にはそれを与えても良いか、必ず調べてから与えるようにしてください。
(仙台総合ペット専門学校 教務課長)
https://kahoku.news/articles/20220114khn000026.html

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なまら食べ物がおいしい…だけじゃない!北海道の「自慢したいところ」5つ

2022-01-15 | アイヌ民族関連
北海道Likers2022/01/14 21:00
北海道で暮らす人は、道産子はもちろん、別の都府県からやってきた人でも「北海道が好き!」という人がたくさんいますよね。どんなところが北海道の魅力ですか?
今回はソニー生命『47都道府県別 生活意識調査』の2020年、2021年の結果をもとに、北海道で暮らす人が実感している、北海道の自慢したいところをまとめてご紹介します。
北海道の自慢1:食べ物がおいしい!
北海道は海鮮に畜産など食材が豊富です。ラーメンやスープカレー、豚丼、ザンギといったご当地グルメもたくさんあります。そのため、食べ物のおいしさが自慢だと感じている人が多いようです。さきほどご紹介した調査でも、6割以上の人が北海道は食べ物が自慢だと回答しています。
人気は「ジンギスカン」
とくに好きなご当地グルメとして支持を集めているのが“ジンギスカン”です。ほかのお肉とは味も肉質も異なる羊肉が特徴で、うまみが染みた野菜と一緒に、濃いタレで食べるともうたまりません! 羊肉のなかでも、ラム肉は臭みが少ないため食べやすく人気です。
北海道の自慢2:暮らしやすい!
北海道は「暮らしやすい」という声も多くあげられました。すでにご紹介したように、食べ物がおいしいという魅力もあり、暮らしに欠かせない“食”を大切にする人が住みたい場所なのかもしれません。
地方は車が必須ですが、札幌など市街地であれば車がなくても生活できます。交通面などはもちろん不便さもありますが、自然の美しさや雄大さは、替えのきかない魅力です。
ただし寒さが厳しく、吹雪で交通網が止まるなど、北国ならではの気になる点もあります。とはいえ北海道の家は二重窓に断熱材など防寒の工夫が満載で、冬でもアイスを食べるほど家のなかはとてもあたたかいです。自治体で除雪のための予算も確保しています。
移住者も多く、北海道は暮らすことで愛着がわいてくる土地なのかもしれませんね。
北海道の自慢3:有名な出身者が多い!
北海道には俳優やアーティスト、お笑い芸人など有名な出身者がたくさんいます。有名な出身者の多さが自慢だと感じている人は47都道府県中10位でした(2021年)。筆者も同じ北海道出身というだけで、応援したくなってしまうので、郷土愛が強い道産子が多いのかもしれませんね。
北海道の大スターといえば「大泉洋」さん
北海道出身の有名人のなかで、「自慢したい」と最も多くの名前があがったのが大泉洋さん。ローカル番組『水曜どうでしょう』にはじまり、今やテレビや映画でも引っ張りだこの俳優さんです。2年連続で紅白歌合戦の司会も務めました。道外の人からも北海道出身であるという認知度が高く、まさに北海道を代表する方の一人ですよね。
北海道の自慢4:レジェンドなスポーツ選手がいる!
北海道でさかんなスポーツとして第1位になった競技が“スキー”です。スキーにもアルペンやクロスカントリー、モーグルなどさまざまな競技があり、オリンピック選手も多数輩出しています。
「レジェンド」と呼ばれているのが、スキージャンプの葛西紀明選手。自慢の北海道出身スポーツ選手でも第1位となりました(2021年)。8大会連続でオリンピックに出場し、現在も現役を続ける、まさにレジェンドアスリートです。
北海道の自慢5:地元で愛されるキャラがいる!
北海道を知れるッ!アニメ「ゴールデンカムイ」
出典: kata716 / PIXTA(ピクスタ)
北海道を舞台にしたアニメもたくさんありますね。農業高校やファミリーレストランを題材にした作品があるなかで、好きなご当地アニメとして2020年の調査で第1位を獲得したのが『ゴールデンカムイ』です。
同名漫画を原作とした作品は、明治末期の北海道で、莫大な埋蔵金を奪い合うサバイバルを展開。日露戦争の英雄といわれた杉元佐一を主人公に、アイヌの少女アシㇼパや、第七師団と出会い、物語は進みます。バトルものとしてはもちろん、狩猟やグルメ、さらにはアイヌの文化も学べる作品です。
ご当地ゆるキャラの「テレビ父さん」と「メロン熊」も
北海道にはアニメのキャラクターだけでなく、ゆるキャラもいます。人気なのが、さっぽろテレビ塔をモチーフにした『テレビ父さん』。2002年から20年も務めているベテランゆるキャラですが、意外にも非公式キャラクターです。
こちらも名前が多くあげられたのが『メロン熊』。大きなキバをむき出しにしたクマの顔に、メロンがくっついた、いかついキャラクターです。小さいお子さんが泣き出してしまうほどの大迫力! 北海道のおいしいメロンを食い荒らし、姿を変貌させてしまったクマなのだとか。
番外編:好きな北海道弁は「なまら」
ご当地自慢の番外編として、たくさんある北海道弁のなかで、人気の方言をご紹介します。それが「なまら」。標準語では「とても」や「すごく」という意味。「なまら寒いよね」「なまらおいしい!」など使いやすい方言です。
結論、北海道に暮らす人たちは「北海道がなまら好き!」だとわかりました。これからも自慢できるポイントがどんどん増えていく場所であってほしいなと、いち道産子として願っています。
【参考】47都道府県別 生活意識調査2020 / ソニー生命、47都道府県別 生活意識調査2021 / ソニー生命
農林水産省、札幌市、株式会社土屋ホールディングス、集英社・ゴールデンカムイ製作委員会、株式会社さっぽろテレビ塔、有限会社 ワカサ観光物産
【画像】
tkyszk、Nishihama / shutterstock
Tyler Olson / Shutterstock.com
まちゃー、jyapa、メリー、はっさく、kata716、YUMIK / PIXTA(ピクスタ)
https://news.goo.ne.jp/article/hokkaidolikers/region/hokkaidolikers-20220114-50248.html

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映画「アバター」を原作としたモバイル向けMMOシューター「Avatar: Reckoning」が発表!2022年にリリースを予定

2022-01-15 | 先住民族関連
Gamer編集部2022年1月14日 18:50
Archosaur GamesとTencent、Lightstorm Entertainment、Disneyは、iOS/Android向けアプリ「Avatar: Reckoning」を2022年にリリースすると発表した。
「Avatar: Reckoning」は、映画「アバター」を原作としたモバイル向けマルチプレイヤーオンラインシューター。プレイヤーは、衛星パンドラで未開拓の地を探索し、自分たちの居場所を守ろうとする先住民族ナヴィに出会い、月の資源を採掘しようと試みるRDA社の軍隊と戦い、目覚ましいエイリアンたちに遭遇する。
本作は、シングルプレイヤー向けのソロミッションと、ダイナミックなマルチプレイが可能だ。ソロプレイでは、自身のアバターキャラクターをレベルアップさせつつ、ミッションを達成。マルチでは、協力プレイとPvP対戦が楽しめる。

「Avatar: Reckoning」についての詳細はこちらをご確認ください
https://avatarreckoning.com/(英語)
https://www.gamer.ne.jp/news/202201140051/

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