北海道新聞 01/26 05:00
【千歳、恵庭】新型コロナウイルスの感染が千歳、恵庭両市でも再拡大する中、イベントの延期や中止が相次いでいる。オンライン開催に急きょ変更する催しは一部にとどまり、多くは「感染拡大防止のため、やむを得ない」として延期か中止を決めた。ただ、両市は25日、まん延防止等重点措置の期間(27日~2月20日)の公共施設について、感染防止策を講じた上で原則開館することを決めた。
「開催しても人が集まらず、市民周知の意義が薄れると判断した」。23日に千歳市で開催予定だった生涯学習フォーラムを共催する市教委の担当者は残念がった。コロナ禍のイベント運営の事例発表などを予定していたが、延期せざるを得なくなった。2月3日に北ガス文化ホールで開催予定だった千歳市議会の「市民の声を聴く会」は中止。市議全員と市民との意見交換で「感染状況を考慮した」(議会事務局)という。
会場開催からオンラインに変更して1月23日に開催した「アイヌ文化セミナー」(市主催)など、オンライン開催はごく一部だ。新コースで3年ぶりの開催を協議中の「千歳JAL国際マラソン大会」の実行委事務局は25日、27日に予定していた実行委の開催を延期することを明らかにした。
恵庭市では、原田裕市長が市民と意見交換する「市民の広場」(市主催)の27日開催について「ワークショップなどで交流・接触が避けられない」(市民生活課)として延期に。来月上旬に市内各地で行われるアイスキャンドルイベント「シーニックナイト2022」(実行委主催)は一部会場で催しを中止する。
両市とも公共施設は原則開館する。千歳市は感染者が確認された児童館3カ所と子育て支援センター2カ所(25日現在)を除き、適用期間中も公共施設の開館を継続する。
市危機管理課は「道から原則休館との指示がない。感染対策を徹底しつつ、利用を希望する市民の要望に配慮した」と説明する。恵庭市も原則開館だが、施設内で飲食を伴う懇親会など感染リスクの高い催しを行う場合、延期や中止などを求めることがある。基地・防災課は「道の要請に従い、感染防止策を協議して判断した」としている。(犬飼裕一、中川渚、大谷佳奈)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/637781
【千歳、恵庭】新型コロナウイルスの感染が千歳、恵庭両市でも再拡大する中、イベントの延期や中止が相次いでいる。オンライン開催に急きょ変更する催しは一部にとどまり、多くは「感染拡大防止のため、やむを得ない」として延期か中止を決めた。ただ、両市は25日、まん延防止等重点措置の期間(27日~2月20日)の公共施設について、感染防止策を講じた上で原則開館することを決めた。
「開催しても人が集まらず、市民周知の意義が薄れると判断した」。23日に千歳市で開催予定だった生涯学習フォーラムを共催する市教委の担当者は残念がった。コロナ禍のイベント運営の事例発表などを予定していたが、延期せざるを得なくなった。2月3日に北ガス文化ホールで開催予定だった千歳市議会の「市民の声を聴く会」は中止。市議全員と市民との意見交換で「感染状況を考慮した」(議会事務局)という。
会場開催からオンラインに変更して1月23日に開催した「アイヌ文化セミナー」(市主催)など、オンライン開催はごく一部だ。新コースで3年ぶりの開催を協議中の「千歳JAL国際マラソン大会」の実行委事務局は25日、27日に予定していた実行委の開催を延期することを明らかにした。
恵庭市では、原田裕市長が市民と意見交換する「市民の広場」(市主催)の27日開催について「ワークショップなどで交流・接触が避けられない」(市民生活課)として延期に。来月上旬に市内各地で行われるアイスキャンドルイベント「シーニックナイト2022」(実行委主催)は一部会場で催しを中止する。
両市とも公共施設は原則開館する。千歳市は感染者が確認された児童館3カ所と子育て支援センター2カ所(25日現在)を除き、適用期間中も公共施設の開館を継続する。
市危機管理課は「道から原則休館との指示がない。感染対策を徹底しつつ、利用を希望する市民の要望に配慮した」と説明する。恵庭市も原則開館だが、施設内で飲食を伴う懇親会など感染リスクの高い催しを行う場合、延期や中止などを求めることがある。基地・防災課は「道の要請に従い、感染防止策を協議して判断した」としている。(犬飼裕一、中川渚、大谷佳奈)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/637781