先住民族関連ニュース

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北黄金貝塚の新マスコットに名前を 伊達市教委、2月18日まで募集

2022-01-27 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/27 05:00

オコンシベくん(右)の相棒のオットセイの新キャラクター
 【伊達】市教委は世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡」の北黄金貝塚をPRする新キャラクターの名前を公募する。北黄金貝塚のマスコット「オコンシベくん」の相棒で、子どものオットセイをモチーフにした。
 新マスコットについて、市教委は「ちょっぴり怖がりだけど好奇心旺盛、困り眉とハート形の鼻がチャームポイント」としている。性別は不明。オットセイはアイヌ語で「オンネカムイ」「オンネプ」「ウネウ」という。
 オコンシベくんは、市出身のイラストレーター佐藤真理子さんが伊達緑丘高在学中の2000年に制作。名前は北黄金の旧地名オコンプウシベ(アイヌ語でコンブが採れる所)にちなむ。今回は佐藤さんが昨年の世界遺産登録を祝いオコンシベくんのキャラクター図柄を更新。同時に相棒のオットセイのキャラクターもつくった。
 応募資格は伊達市内在住か通勤・通学者。締め切りは2月18日で、4月1日に結果発表する。応募者10人に抽選で北黄金貝塚グッズを贈る。専用応募用紙に記入し市役所本庁舎の応募箱に投函(とうかん)するか、ファクス(電)0142・23・1084へ。問い合わせは市教委文化財係(電)0142・82・3299へ。(和田年正)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/638113

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愛称はアイヌ語から 登別市に観光情報の発信施設を設置へ

2022-01-27 | アイヌ民族関連
NHK 01月25日 20時31分

登別市はJR登別駅のそばに観光情報などを発信する拠点施設を設置することになり、ことし秋の完成を目指して建設が進められています。
登別市が建設を進めているのは観光情報の発信拠点「※ヌプル」で、登別の語源となったアイヌ語の一部を愛称にしています。
JR登別駅のそばに設置され、観光やアイヌ文化の情報を発信するほか、市の登別支所の機能や地域の人たちが交流する場、それにキッズコーナーなども整備するということです。
施設は2階建てで延べ床面積はおよそ1440平方メートル、事業費はおよそ7億3800万円で国の交付金を活用するということです。
登別市はことし秋の完成を目指していてオープンの時期は今後決めるということです。
登別市は「この施設を中心として多くの人々が行き交うにぎわいのあるまちづくりを進めたい」としています。
#※「ル」は小文字
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220125/7000042688.html


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【動画】アイヌの生活 浮かぶ 県立歴史博物館で企画展

2022-01-27 | アイヌ民族関連
上毛新聞2022.1.26 9:00
アイヌ民族の暮らしに焦点を当てた企画展「アイヌのくらし―時代・地域・さまざまな姿」が3月6日まで、群馬県高崎市の県立歴史博物館で開かれている。北海道のオホーツク海沿岸や樺太(サハリン)など地域ごとの多様な特徴を紹介し、来場者の目を引いている。
 独特の文様をあしらった衣服や彫刻を施した儀礼用具、交易で得た漆器や腰刀などが並ぶ=写真。写真やアイヌ民族から聞き取った生の言葉などの資料も一緒に示し、アイヌ民族の生活に来場者の実感が伴うよう工夫した。
 同展はアイヌ工芸品展としてアイヌ民族文化財団などが毎年道内など2カ所で開き、本県では初開催。展示は2期制で前期は2月13日まで、後期は同15日から。新型コロナウイルス感染拡大防止のため入館は事前予約制。午前9時半~午後5時で月曜休館。観覧料は一般600円、大学・高校生300円、中学生以下無料。問い合わせは同館(電話027-346-5522)へ。
動画 https://www.youtube.com/watch?v=q2Z54es3_XY&feature=emb_logo
https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/62649

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ツナガル株式会社が、世界中からオンラインでアクセス可能なVR雪まつり会場を公開しました!

2022-01-27 | アイヌ民族関連
ツナガル株式会社2022年1月25日 12時00分
札幌の魅力や「さっぽろ雪まつり」の歴史を紹介するバーチャルツアーをVRパブリックビューイング会場でも実施。
ツナガル株式会社(代表取締役 金岡 毅)は、北海道を舞台にしたVR雪まつり空間を公開しました。
VR会場内では、主に欧米豪圏の訪日関心層に向けたバーチャルツアーのパブリックビューイングを開催。日本、そして北海道に訪れる事のできない世界中の人達に向けて、札幌の魅力や「さっぽろ雪まつり」の歴史を生放送で紹介しました。

背景
 2月5日から開幕予定だった「さっぽろ雪まつり」は、感染症の再拡大の影響を受け、残念ながら大通公園会場での雪像設置が2年連続中止となりました。
 例年多くの観光客で賑わっていた「さっぽろ雪まつり」に、また多くの方々に訪れて頂くことを願い、 世界中からオンラインでアクセスすることができるVRの雪まつり会場を公開しました。
※本会場はさっぽろ雪まつり公式の仕様とは異なる、ツナガル株式会社が手掛けるバーチャルツアーサービス「LIVE Travelers」独自の仮想空間となっております。
コンテンツ詳細
 VR会場内では、昨年惜しくも設置されなかった「未来の札幌雪像デザインコンテスト(北海道新聞社)」で最優秀賞を獲得した小学生3名のデザインを融合させた幻の雪像や、北海道の様々な場所や動物をイメージさせる雪像やオブジェが設置されております。
 また、2022年1月23日(日)11:00~は、VR会場内で主に欧米豪圏の訪日関心層に向けたバーチャルツアーのパブリックビューイングを開催(英語での開催)。 日本、そして北海道に訪れる事のできない世界中の人達に向けて、札幌市時計台やさっぽろテレビ塔から生中継で札幌の魅力や「さっぽろ雪まつり」の歴史を紹介しました。
 なお、VR空間の構築にはNTTが提供するXR空間プラットフォームDOORを活用しております。
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主催:北海道バーチャルトラベル推進協議会 / ツナガル株式会社
共催:株式会社VROOM
後援:さっぽろゆきまつり実行委員会
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日時    :VR会場 open 2022年1月21日(金)~
       バーチャルツアー開催 2022年1月23日(日) 11:00~13:00予定
料金    :無料
対象言語  :英語
対象ユーザー:主に欧米豪の訪日関心層及び日本文化関心層
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▼VR会場URL ※PC及びVRデバイス推奨
https://door.ntt/web/event/vr-white-snow-festival.html
※上手く見れない場合はこちらから
https://door.ntt/web/rooms/vrwhitesnowfes-hokkaido.html
▼Youtube会場
https://www.youtube.com/watch?time_continue=34&v=Rsz9A7iddlQ&feature=emb_logo
※映像内58:30頃から、バーチャルツアーが開始されます。
なお本事業は、観光庁の観光DXの推進による新たな観光需要の創出や来訪意欲の増進を図る
「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」として実施いたしました。
観光庁の取組については以下のウェブサイトをご覧ください。
▼観光庁の観光DX取り組み紹介ウェブサイト
https://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/kankochi/digital_transformation.html
【note】https://digital-x-project-gov.note.jp/
【twitter】https://twitter.com/digitalxproject
LIVE Travelers とは
「地域にとって持続的な観光事業」そして「旅行者の旅前の不安を無くす新しい観光体験」の創出を目指し、ツナガル株式会社が立ち上げたバーチャルツアーサービス。これまで培ったインバウンドPRや地域における体験プロデュースのノウハウを生かし、地域の事業者様やガイド様との連携を通じて、日本全国で自然や文化、アクティビティをテーマとした、LIVE配信ならではの臨場感あるツアーの提供を開始しています。
過去の事例
■VR上でのバーチャルツアー実施事例
 撮影場所:北海道 平取町立二風谷アイヌ文化博物館 他
 テーマ :アイヌ伝統歌(ウポポ)
■参考事例(過去のバーチャルツアーのみの事例)
 撮影場所:北海道 阿寒湖アイヌコタン 他
 テーマ :アイヌ木彫文化
 ゲスト :秋辺デボ
https://www.youtube.com/watch?v=T78OZnwud9A
■参考事例(過去のバーチャルツアーのみの事例)
 撮影場所:北海道 函館
 テーマ :和洋折衷文化
https://www.youtube.com/watch?v=xa-uH_VXNZE&feature=emb_logo
【問い合わせ先】
info@live-travelers.jp
【主催】
ツナガル株式会社
https://tsunagaru.co.jp/
訪日外国人向けの観光プロモーションや、地域の観光、 文化体験コンテンツのプロデュースに強みを持つ。
これまで、自治体様/DMO様/官庁様のインバウンド課題の解決に向けたプロモーションや旅行商品造成事業など多くの事業実績保有。
■代表者:金岡 毅
■主な事業内容:
・Global Marketing…インバウンドプロモーション/インフルエンサーマーケティング/ソーシャルリスニング/越境EC
・Experience Design…地域事業プロデュース/ツアー造成・体験開発/ローカルビジネスサポート/コミュニティデザイン
・Virtual Tourism…プラットフォーム運営/事業者向けコンサル
・Creative&Digital Technology…DX支援/SNS・メディア企画/コンテンツマーケティング/プロジェクトマネジメント
■所在地:
・札幌オフィス:北海道札幌市中央区大通西3-6北海道新聞本社ビル2F SAPPORO Incubation Hub DRIVE
・福岡オフィス:福岡県福岡市中央区春吉1-11-36 STビル603
・大分オフィス:大分県別府市田の湯3-7 4F
・東京オフィス:東京都中央区日本橋久松町11-8 REGRARD NINGYOCHO 6F
・大阪本社:大阪府大阪市西区南堀江1-12-2-東栄ビル201
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000015802.html

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下顎にマオリ族のタトゥーを施した女性アナウンサーが誕生。世界が絶賛する一方、日本は

2022-01-27 | 先住民族関連
CINRA 1/25(火) 15:10配信

■下顎タトゥーのアナウンサー、抜擢の衝撃
ニュージーランドから届けられた画像をSNSなどでいきなり見せられた誰もが目を疑ったことだろう。ありきたりのニュース番組のようだが、そこに映っている女性アナウンサーの下顎には明かにタトゥーによる文様が刻まれていた。
昨年12月27日、ニュージーランド「Newshub」の午後6時のニュース番組に、マオリ族の民族的な下顎タトゥー「モコ・カウアエ」を施しているオリーニ・カイパラさんがニュースアナウンサーとして登場した。その放送はネット上でも大きな反響を呼び、イギリスのDaily Mailなどで、歴史に残る快挙であると大々的に報じられた(*1)。
カイパラさんのニュースを知った世界中の人たちが彼女のマオリ族としての勇気とプライドに惜しみない称賛を贈ったことは言うまでもない。
日本国内の状況からは実感できないかもしれないが、世界の有名スポーツ選手たちのタトゥーへの熱狂ぶりを見ればわかる通り、国際的にはタトゥーはポップカルチャーとして広く定着しており、個人のファッションや趣味に留まらず、残されるべき民族文化を象徴するものとして、強烈なメッセージを発信できるものになっているのだ。
マオリ族にとって、民族的なタトゥー「タ・モコ」は彼らのアイデンティティを象徴するもので、女性の下顎タトゥーは成人儀礼として過去にはマオリの女性なら誰もが行なっていたものだった。2017年、彼女はDNA検査で100%マオリであることを確認し、その2年後に下顎タトゥーを入れたという。彼女はもともとマオリ族の4つの地域の血統を継ぐ子孫であり、マオリ語と英語を流暢に話せるバイリンガルとして、テレビ放送業界で20年近いキャリアを積んできた。
「ゴールデンタイムのニュース番組に出演したことは、ニュースを読んだり、マオリについて話すことよりはるかに重要でした。いまの世代とそれに続く十世代にとって、大きな勝利です。アイデンティティやあなたの文化が、何らかの障害になってはいけません。あなたの力となり、より強化し、みんなのために素晴らしいことを成し遂げるために使われるべきです」と彼女は語った(*2)。
いまここでニュースとなっていること自体、マオリ族としてのプライドを守り続けた彼女にとって大きな勝利だろう。
■タトゥーカルチャー先進国ニュージーランドと未だ偏見が根強く残る日本
ニュージーランド史上最年少の女性首相ジャシンダ・アーダーンは、徹底したコロナ対策を成功させているという理由で、2021年5月発表の雑誌『フォーチュン』の「世界のもっとも偉大な指導者50人」の第1位に選出された。ニュージーランドは国会議員のジェンダーバランスでも女性が半数を占める優秀ぶりで、議員の約10%がLGBTQを公言している。
アーダーン政権の閣僚たちも個性派揃いで、なかでも目立っているのが、マオリ族の下顎タトゥーを施したナナイア・マフタ外務大臣だ。彼女は、1996年に先住民の女性議員として当選し、2016年に下顎タトゥーを施し、同国で初めてタトゥーを施した女性議員となった。彼女の外相抜擢は、マオリの文化をアピールするニュージーランドのイメージを世界により強烈に印象付けていくことになるだろう。
一方、日本との関わりで思い起こされるのが、2019年のラグビーワールドカップだ。ニュージーランド代表であるオールブラックスは、試合前に伝統的な戦いの踊り「ハカ」を行うことで人気が高い。タトゥーを施している選手もいるが、ワールドラグビーは「タトゥー を隠すように」と促したという。この件は世界的には「やり過ぎ」ではないかと疑問視されたが、ワールドラグビーの対応は開催国である日本の事情に配慮したものとも言える。
2013年、オリンピックの東京招聘が決まった直後のタイミングで、マオリ族の女性エラナ・テ・ヘアタ・ブリューワートンさんが下顎タトゥーを理由に、北海道で温泉の入浴を拒否されるという事件が起こった。彼女は先住民族の言語に関する学術会議に出席するために来日していた。誰が見ても暴力団関係者のはずもないマオリ族の女性に対する柔軟性のない対応に世界中が呆れかえった。
タトゥーカルチャーの先進国ニュージーランドと比較すると、日本のタトゥーに対する偏見の根強さが透けて見えてしまう。タトゥーに対する好き嫌いはそれぞれあるとしても、世界の文化の多様性に対して、もうちょっと寛容になれないものかと思うのは筆者だけではないだろう。
■文化面と学術面、双方の盛り上がり。タトゥーカルチャーの最前線
ここでニュージーランドのタトゥー事情について、もうちょっと踏み込んでおきたい。
ニュージーランドは人口約500万人の島国で、ポリネシア文化圏に属している。ポリネシアとは、ハワイ諸島、イースター島、ニュージーランドを頂点とする三角形のエリアを指し、サモア、タヒチを含んでいる(*3)。
ポリネシア文化に共通する特徴として民族的な文様タトゥーがあり、近年のポリネシア文化復興において、タトゥー文化が重視されるのは、ニュージーランドだけに限ったことではない。タトゥーの技法や文様は地域によって違いがあり、彫られる部位は主に、サモアは腰から膝にかけて、タヒチは臀部、マルケサスとラバヌイ(イースター島)は全身、マオリは顔(女性は唇と顎)であった。技法と文様をそのまま残したサモア以外では、植民地化とキリスト教化を受け、ほとんどの島でタトゥーは彫られなくなっていた(*4)。
近年、ポリネシア文化の再評価と復興に伴い、世界的なタトゥー流行の影響もあって、失われつつあったタトゥー文化のリバイバルが進行している。ポリネシアのタトゥー文化のなかでも、マオリ族は顔面に施すことに大きな特徴であったことから、文化復興運動のなかでも非常に目立った存在となっている。ニュージーランドばかりでなく、ハワイ、タヒチ、サモアなどでもタトゥーは文化復興の要であり、国際規模のタトゥーフェスティバルなども開催され、タトゥーを通じての文化交流も盛んになって、地元民たちを元気にしているのだ。
民族的なタトゥー文化の復興と並んで、もうひとつ近年の重要な動きとして、アカデミックな領域でタトゥー研究が進んでいることが挙げられる。その具体的な事例として、2014年、フランスのケ・ブランリ美術館で始まった大規模タトゥー展『Tatoueurs, Tatoués(タトゥーを彫る人、彫られる人)』がある(*5)。世界の貴重なタトゥーの民族資料や歴史資料に加え、現代のタトゥー作品を原寸のシリコンボディに彫ってズラリと並べ、タトゥーを通じて人類史を総覧しようという野心的な試みで人気を得た。パリで1年半にわたって展示されたのち、カナダ、アメリカ、台湾、ロシアなどを巡回し、昨年末からスペイン・マドリードで開催中である(*6)。
このような世界の潮流に反応するように、日本でも注目すべき動きがあった。2019年10月、沖縄県那覇市で特別企画展『沖縄のハジチ、台湾原住民族のタトゥー「歴史と今」』が開催された。ハジチとは、かつて女性が手に入れていた沖縄伝統のタトゥーだ。この展示会では、沖縄全土のハジチ調査報告書全17冊のデジタル複製版を公開すると同時に、原寸のシリコンアームに実在した母娘二代のハジチを再現していた。
これからも日本が世界のタトゥーカルチャーの発展により良く貢献できることを願っている。今回のマオリ族のニュースキャスターの活躍が日本の人々にも心にも深く響いて欲しいものである。タトゥーカルチャーの新しい時代が始まっている。そんな時代の足音に耳を澄ましてほしい。
*1:『Daily Mail』2021年12月28日掲載
*2:『Stuff』2021年12月27日掲載
*3:片山一直『ポリネシア人』(同朋舎出版)
*4:国立民族博物館(編)『オセアニア』(昭和堂)
*5: 『Tatoueurs, Tatoués』
*6:『El Imparcial』2022年1月21日掲載
*7:『沖縄のハジチ、台湾原住民族のタトゥー「歴史と今」』
(テキスト/ケロッピー前田、編集/岩見旦)
https://news.yahoo.co.jp/articles/7450771faf31c0859abd17dd156bc98b27a7a346

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「穀物のルビー」 タカサゴムラサキアカザが色づく/台湾・台東

2022-01-27 | 先住民族関連
フォーカス台湾2022年1月26日 12:27

(台東中央社)東部・台東県で台湾の固有植物「タカサゴムラサキアカザ」(赤キヌア)の穂が色づき始め、田園地帯が黄色や赤に染まっている。
台湾の原住民(先住民)族が古くから栽培するタカサゴムラサキアカザは、アワやキマメと並んで台東の三大雑穀の一つとされ、「穀物のルビー」とも呼ばれる。特に近年は健康志向の高まりを受け、高い栄養価が多くの消費者から注目を集めている。
行政院(内閣)農業委員会農糧署東区分署によると、タンパク質や食物繊維、機能性成分を多く含み、パンや栄養補助食品、酵素ドリンクのほか、フェイスパックやせっけんなどにも加工できるという。
色鮮やかな風景が見られるのは4月ごろまで。同署では来訪を呼び掛けている。
(李先鳳/編集:齊藤啓介)
https://www.excite.co.jp/news/article/Jpcna_CNA_20220126_202201260002/

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もう後戻りできない。2022年、ハリウッドは「多様性」でネットフリックスに追いつけるか

2022-01-27 | 先住民族関連
ビジネスインサイダー Jan. 26, 2022, 06:40 AM
2020年のジョージ・フロイド氏死亡事件を受け、ハリウッドはインクルーシブに取り組む姿勢を新たにした。Joe Raedle/Getty Images
2020年5月に黒人のジョージ・フロイド氏が警察官の手により殺害された事件や、これを受けて世界中に広がった抗議活動「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切だ)」を受け、ハリウッドは当時声高に、インクルージョン(マジョリティばかりでなくどの属性の人も含めること)に関する宣言を数多く行った。「あなたの言うことはその通り。同じ意見だ。大事に思っている。黒人の命は大切だ」と。
テレビや映画製作会社は、制作現場の職場環境に実際の多様性を反映させるよう取り組んできた。あれから1年半以上経った今、ハリウッドが当時出した宣言には、これまで以上に厳しい目が注がれる可能性がある。
「(ダイバーシティやインクルージョンの取り組みに対する)目は、もっと厳しくなると思います。それが弱まるとは思いません。もう後戻りはできませんし、それは素晴らしいことでもあります」とInsiderに語るのは、米メディア大手NBCUでここ10年間、チーフ・ダイバーシティ・オフィサーを務めているクレイグ・ロビンソンだ。
ロビンソンによると、テレビや映画製作会社が次にやることは、「(ダイバーシティやインクルージョンを)その会社にとって一時的なものとしか考えない人と、企業文化の一部にしようと取り組んでいる人とを見極めること」だと話す。
CBSは2020年、同局で放送する番組の作家陣には少なくとも40%、リアリティ番組の出演者には少なくとも50%の黒人、先住民族、その他有色人種(BIPOC)を含めなければならないと発表した。Amazonスタジオは、製作陣の30%以上は必ず女性や少数派の人たちとなるよう取り組んできた。ネットフリックスは、黒人がトップを務めるアメリカの金融機関に1億ドル(約114億円)を投じた。
続きは有料
https://www.businessinsider.jp/post-249435

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ジュンヤ ワタナベ マン 2022年秋冬コレクション - ジェイ・ケイとコラボ、色彩の乱舞

2022-01-27 | 先住民族関連
ファッションプレス2022-01-25 17:25 更新
ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)の2022年秋冬コレクションが発表された。
ジェイ・ケイのファッションをリミックス

今季のジュンヤ ワタナベ マンは、イギリスのアーティスト「ジャミロクワイ(Jamiroquai)」のジェイ・ケイ(Jay Kay)とコラボレーション。世界中の先住民族文化に着想を得た、ジャミロクワイでのジェイ・ケイのファッションに着目し、ジュンヤ ワタナベ マンらしいワークやミリタリーのテイストと“リミックス”した。
マルチカラーのボーダーで彩りを
ベースとなるのは、ワークやミリタリーといったカジュアルテイストのウェア。今季はそれらを、カラフルなマルチカラーボーダーを織りなすメキシコの生地・サラペが華やかに彩る。ロング丈のフーデッドコートやキルティングジャケット、オーバーなサイズ感のモッズコートやブルゾンなど、アウターのフロントやバックに大胆に色彩をあしらった。また、ニットには色とりどりのボーダーに加えて、裾や袖口にフリンジをあしらい、フォークロアのムードを高めている。
ネイティブ・アメリカン柄をのせて
ペンドルトン(PENDLETON)のコラボレーションでは、ブランドを象徴するネイティブ・アメリカン柄をのせたウェアを展開。すっきりとしたワークジャケットは、オレンジを基調としてウェア全体に。レザーブルゾンは、革のハードな質感を中和するようにカジュアルなムードをプラス。また、キルティングジャケットやスエードの切り替えを施したブルゾンなど、ネイティブ・アメリカン柄で存在感ある雰囲気に仕上げたアイテムを取り揃えた。
コートにデニムアイテムなどの要素をドッキング
異なるウェアを巧みにドッキングしたアウターにも注目したい。リーバイス(Levi's)とのコラボレーションコートは、シングルブレストのトレンチコートのスリーブやバックをデニムのジャンプスーツで切り替え。ポケットやベルトなど、ディテールも踏襲した。また、カーハート(CARHARTT)とのコラボレーションによるロングコートは、バックをワークジャケットのシルエットなどで切り替えた。
パッチワークにも今季のモチーフを
ジュンヤ ワタナベ マンならではのパッチワークも健在だ。デニムパンツやジャケットには、ガンクラブチェックをはじめとする秋冬らしいチェック柄を用いつつ、今季を特徴付けるメキシカンサラペやネイティブ・アメリカン柄も取り入れた。
https://www.fashion-press.net/news/83116

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芸術・文化活動の発展に貢献 秋田市文化団体連盟章表彰式

2022-01-27 | 先住民族関連
秋田テレビ1/25(火) 21:19配信
 秋田市の芸術・文化活動の発展に貢献した個人や団体をたたえる秋田市文化団体連盟章の表彰式が25日行われ、3人が表章された。
 2021年度で59回目となる秋田市文化団体連盟章。今回は美術部門で素心会の堀内規代(ほりうちのりよ)さん。華道部門で花芸安達流秋田県支部の京屋幸瞳(きょうやゆきとう)さん。茶道部門で表千家同門会秋田県支部の仁村宗和(にむらそうわ)さんの3人が受章した。
 美術部門の堀内さんは、パナマの先住民族の民族衣装に施された「モラ手芸」の第一人者として普及に尽力した。
 華道部門の京屋さんは、県内18流派の華道展やいけばなパフォーマンスの公演などいけばなの発展・普及に貢献した。
 茶道部門の仁村さんは、高校の茶道部や小学校の茶道クラブで指導にあたり、後進の育成に尽力した。
 歴史ある章の受章に、3人はそれぞれの分野の発展によりいっそう貢献することを誓っていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/193067b22102ecb499651c19d3895a1d101f95b5

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連邦政府、アボリジニ三色旗の著作権を買収

2022-01-27 | 先住民族関連
日豪プレス 2022年1月25日
国旗同様に著作権消滅させ公有財産化
 1月24日午後、豪連邦政府は、上半分が黒、下半分が赤、中央に黄色の円を描いたアボリジニ旗の著作権を著作権者から買い取り、パブリック・ドメイン(公有財産)とすることを明らかにした。
 1月24日付ABC放送(電子版)が伝えた。
 同旗のデザインは著作権者であるルリジャ・グループのハロルド・トーマス氏が独占的使用権を民間企業に売り与えていたため、アボリジニの運動など一部を除き、アボリジニ旗デザインの利用はできなかったが、パブリック・ドメインになれば、一般の国旗同様、原則的に商業利用を含めてそのデザインを自由に使うことができるようになる。また、誰も同デザインに著作権を設定できなくなる。
 1970年、トーマス氏は、アボリジニの人々と、アボリジニの人々が持つ土地とのつながりを象徴する旗のデザインを制作発表しており、2000年以来公式の国旗に準ずる旗とされてきたが著作権はトーマス氏に帰属したままで、旗のデザインを用いる場合には、法的には許可を得るか、著作権使用料を払わなければならなかった。ただし、現実にはアボリジニの運動など非営利のデザイン使用は黙認されていた。連邦政府との交渉が成立した現在、「旗は改変を加えず、制限なく、誇りを持って掲揚することが望ましい。この旗を敬意と誇りを持って使ってもらいたい」と語っている。
 また、連邦政府は、トーマス氏の提案に対して、スカラーシップその他いくつかの制度を設けることで応えると発表している。
 連邦政府のケン・ワイアット先住民族担当相は、「連邦政府とトーマス氏の交渉が成立し、アボリジニ旗は全国民のものになった。過去50年間、私達はハロルド・トーマスの作品を私達のシンボルとして、その旗を掲げて行進し、旗を掲げて立ち、アボリジニの誇りの象徴として高く掲げてきた。著作権が連邦に帰属するようになった今、すべての人のものであり、何人も奪うことはできない」と語っている。
 トーマス氏がこの旗のデザインの使用権を非先住民族企業に貸し与えた時には、その企業がNRL、AFLのプレヤーのユニフォームにアボリジニ旗デザインを使用することに対して法的措置をちらつかせ、ワイアット議員が、抗議の印としてフットボール・ファンがアボリジニ旗をまとって観戦することを呼びかけるできごともあった。
 1月25日、モリソン連邦首相は、「この旗のデザインを誰でも自由に使うことができるようになるが、常に敬意と尊厳をもって扱わなければならない」と語っている。
■ソース
Aboriginal flag copyright transferred to Commonwealth, as artist agrees to make flag freely available to all
https://nichigopress.jp/ausnews/215073/

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イランカラㇷ゚テ。〜アイヌ語あいさつ〜

2022-01-27 | アイヌ民族関連
北海道Likers2022/01/25 21:30

イランカラㇷ゚テ!
関根摩耶です。北海道の沙流郡平取町二風谷という人口約300人の小さな集落で生まれ育ちました。今は大学4年生で関東に住んでいます。
私の地元二風谷は人口の8割近くがアイヌにルーツを持つと言われている地域で、アイヌの文化や言葉、風習も日常生活の中に根強く受け継がれているところです。
そのような恵まれた環境で育ち、現在は私自身のルーツのひとつでもあるアイヌをいろんな方に知っていただけたら嬉しいと思い、北海道LikersPOSTで、私たちの文化や言葉の楽しさやカッコいいところ、活躍する人々を伝えていけたらと考えています。
今日ご紹介するのは、アイヌ語の挨拶です。
「イランカラㇷ゚テ!」
「イランカラㇷ゚テ」は、「こんにちは」という意味のアイヌ語で、今はさまざまな場面で用いられているアイヌ語です。
元々はフォーマルな挨拶言葉としてかしこまったこときに使われる挨拶でしたが、現在では日常的に使われています。
ちなみに時間帯を問わず、日本語での「おはよう」や「こんばんは」も「イランカラㇷ゚テ」を使って挨拶します。
今日は最後に、アイヌ語での自己紹介で締めようかと思います!
イランカラㇷ゚テ! セキネマヤ セコㇿ クレへ アン。
irankarapte!   Sekine Maya sekor ku=rehe an.
(こんにちは!   関根摩耶です。)
シシリムカ ペッ ホントㇺ タ アン ニプタニ ピパウシ コタン
Sisirmuka  pet hontom ta an Niptani Pipausikotan
(沙流川の中ほど,二風谷のピパウシコタンで)
コアパマカ ㇷ゚ クネ ワ
koapamaka p ku=ne wa
(生まれました。)
タネ 神奈川県 オッタ アン カンピヌイェ チセ オルン
tane Kanagawaken or_ ta an kanpinuye cise or_ un
(今は 神奈川県にある大学に)
カラパ コロ マカナク クイキ ワ ナ ピリカノ アイヌ イタク
k=arpa kor makanak ku=iki wa na pirkano aynu itak
(通っています。どうすればアイヌ語を)
クピラサ エアシカイ カ ケヤイコシラムスイパ コロ ヤイカタ カ
ku=pirasa easkay ka k=eyaykosiramsuypa kor yaykata ka
(広めることができるかを考えながら,自分自身も)
クトクイェ ウタットゥラノ アイヌ イタク
ku=tokuye utar_ turano aynu itak
(友達たちと一緒にアイヌ語を)
ケヤイパカシヌ コロ カン ルウェ ネ。
k=eyaypakasnu kor k=an ruwe ne
(勉強しています。)
イヤイライケレ!
iyayraykere!
(ありがとうございました!)
https://news.goo.ne.jp/article/hokkaidolikers/region/hokkaidolikers-20220125-50832.html

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〈独自〉4月から子供「権利擁護機関」設置 東京都

2022-01-27 | アイヌ民族関連
産経新聞 1/26(水) 23:20
東京都が4月から、子供の人権が侵害された場合に調査や勧告を行う「コミッショナー(権利擁護機関)」の設置事業に乗り出すことが26日、分かった。令和4年度当初予算案に関連費用を計上する。政府・与党は子供関連施策の司令塔となる「こども家庭庁」の創設に向け、コミッショナーの設置も見据えた議論を進めており、都はこうした国の動きを先取りして実践する。
都では昨年4月、子供は社会の一員であり権利の主体として尊重しなければならないと定めた「都こども基本条例」が施行された。条例は子供の権利擁護に向け都に体制の充実を図ることや必要な措置を講じることを求めており、都は来年度から本格的に取り組む。
条例の内容を教員らに周知するほか、学校や家庭で子供の権利が侵害された場合に相談を受理して調査、勧告するコミッショナーの設置を促す。設置主体は学校現場などを抱える市区町村とし、都が設置費用を負担する仕組みだ。来年度当初予算案に約1億5千万円を計上する。
コミッショナーは従来の児童相談所などと異なり、相談内容を調査し首長らに指導・勧告する権限を持つ第三者の委員らで構成される見込み。専門員らを配置した相談窓口も設ける。都は今後、子供関連施策を一元的に担うため、都庁内の組織を再編し「こども局」の新設も検討している。
都は条例施行を受け、副知事をトップとする推進本部を立ち上げ、子供関連施策を検討。有識者のヒアリングなども経て、子供を人権侵害から救済する仕組みの強化が必要と判断した。
■政治的思惑利用 チェックに課題
東京都が「コミッショナー(権利擁護機関)」の設置に乗り出すことが分かった。いじめ、虐待、学校での性犯罪被害…。子供を取り巻く環境は厳しく、権利が侵害された場合の救済が喫緊の課題であることは論をまたない。都がコミッショナー設置に動き、政府・与党も検討を進めるのは当然ともいえるが、一方で政治的な思惑に利用される懸念もあり、慎重な運用が求められる。
政府が「こども家庭庁」創設といった子供関連施策に取り組む背景の一つに、国連の対日勧告があるとされる。計4回にわたって出され、2019年にはアイヌ民族を含む民族的マイノリティーや在日韓国・朝鮮人など日本人以外の出自の子供に対する差別防止の措置を日本政府に求めた。
対日勧告には日本のNGO(非政府組織)の報告も反映され、その一つが「子どもの権利条約総合研究所」(東京都)とされる。代表の荒牧重人氏や顧問の森田明美氏(東洋大教授)は、都が今回の施策を決める際に参考にした有識者ヒアリングのメンバーだ。
森田氏は「国連の指摘などに基づき、都内の全自治体で満遍なく子供の権利を守るコミッショナーを設ける必要がある。さらに、それが機能しているか都がチェックする仕組みも作るべきだと求めた」と語る。
国連勧告に従うと、例えば北朝鮮による拉致問題を授業で取り上げると在日朝鮮人の差別につながる-との申し立てがコミッショナーにあった場合、学校に授業中止を指導するといった事態もあり得る。森田氏は「基本は子供自身がどう考えるかだ」と述べ、こうしたケースも排除するべきではないとの考えを示した。
東京都世田谷区や西東京市、川崎市などは、相談窓口と外部の委員(有識者)で構成される機関をすでに設置済みだ。名称は異なるが、実態としてはコミッショナーであり、こうした機関の設置を検討中の自治体も少なくない。
この問題に詳しい麗澤大大学院の高橋史朗客員教授(臨床教育学)は「コミッショナーが権限を乱用したり、相談内容を恣意(しい)的につまみ食いしたりすることを防ぐため、設置の段階で議会や市民のチェック機能を十分に働かせる必要がある」と指摘している。(大森貴弘)
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ed54ef928610b8e79ddff5343d67784975f2a0e

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豪先住民にとって1月26日とは? セトルメントガイド

2022-01-27 | 先住民族関連
SBS 1/27
Watu washiriki katika maandamano ya "siku ya uvamizi" kwenye siku kuu ya Australia mjini Melbourne 26 January, 2018. Source: Getty
1月26日は、1788年に始まったイギリスの植民地化を記念する、いわゆる建国記念日とされてきましたが、イギリスによる植民地化の開始を「オーストラリア・デー」として呼ぶことには賛否両論あります。アボリジニおよびトレス海峡諸島民にとって、1月26日は1938年以来「哀悼の日」として抗議されており、最近ではこの日を「侵略の日」または「生存の日」と呼ぶ人も多くなっています。
「1月26日」が、個人や団体によってさまざまな表現をされる背景には、ヨーロッパ人の入植以前から存在し、決して譲られることがなかった、オーストラリア先住民の土地、教育、法律、政策、健康などに対する固有の管轄権を意味する「主権」が問題の核心にあります。
アボリジニとトレス海峡諸島民の権利に関する議論の核となる主権の概念については、幅広いコンセンサスが得られています。しかし、先住民グループの間では、この「主権」の認識について異なる見解があります。
これが、「認識」「条約」「声」「真実」に関するオーストラリアの公的な議論の出発点であり、こうした多様な見解が、オーストラリアが議論している先住民族の認知におけるさまざまなモデルを形成してきました。
「認識」
オーストラリアの憲法を改正し、先住民族を認知することが、「認識」の一つとして提案されています。2020年の憲法改正の動きは、1980年代以降から行われてきた専門家委員会や上院の調査、憲法委員会、国民投票評議会、報告書、勧告などの長いリストに支えられています。
これらの議論の最前線にある最も有名なモデルの一つは、アボリジニとトレス海峡諸島民のコミュニティ代表と全国で行われた13回の対話の集大成と評される「心からのウルル声明(The Uluru Statement from the Heart)」があります。
「ウルル声明」の啓蒙活動を行う『フロム・ザ・ハート』のディレクター、ディーン・パーキン氏は、国会への発言権を得るために一般市民の支持を得るべく活動していると言います。
「私たちの使命は、100%ウルル声明にあります。アボリジニとトレス海峡諸島民を代表し、議会で発言し、オーストラリアの民主主義に語りかけることで、オーストラリア憲法の保護を受けることができます。過去にあった団体のように、解散することはありません」
「声」
憲法でオーストラリア先住民を認知する目的は、彼らが自分たちのコミュニティの問題に影響を与え、意思決定できるようにする「声」を与えることです。
しかし、ケン・ワイアット先住民担当相が提案したように、「議会への声」の代わりに「政府への声」となる代表機関を創設することで「声」を実現できると考える人もいます。
「現実には、議会への発言権はあっても、政府への発言権は、その日の政権を担っているどの政党にもあり、財布の紐を握っているのも、政策を決定するのも、法案を提出するのも彼らであります」
「だから、あなたが影響を与えなければならないのは、政府なのです。議会への発言は、政府への発言を通じて行われるのです」とワイアット氏は言います。
しかし、ブンジャラン族とクンガラカン族の女性であるダニー・ラーキンさんにとって、憲法に明記するのではなく、立法機関の提案は「残念」で「期待はずれ」な結果です。
「議会での発言権を憲法上の国民投票に進めることで、ペンの一振りで消滅したり、取り上げられたりしないように保護することは、多くの支持を得ています。ですからこの問題に取り組んできた人たち、特に長老らにとっては非常に残念な結果だと思います」とラーキンさんは言います。
「条約」
もう一つ、大きく議論されている概念に「条約」があります。これは、イギリスによる占領とそれに続く先住民に対する土地の奪取、そしてアボリジニとトレス海峡諸島民の存在を認める、政府と先住民の間の正式な合意を意味します。
これはニュージーランドやアメリカ、カナダが先住民族に対して行ったように、主権を認め、和解と真実の語りを開始することを意味するため、多くの人にとって、国会での発言ではなく、国家条約または州や地域ごとの条約が最初の目標となるはずです。
だからこそ、2017年のウルルサミットで、ビクトリア州代表でグンナイとグンディジュマラの女性、リディア・ソープ氏(現在はオーストラリア緑の党代表のビクトリア州上院議員)を含むオーストラリア先住民の一団が立ち上がったのです。
彼女は、すべての氏族や国民を対象とした包括的な協議プロセスが必要であると考えています。
「何を望むのか、何が必要なのかを判断するのは彼らの権利です。草の根の人たちを閉め出すような招待制のプロセスではなく、すべての人たちが交渉の場に着けるよう、敬意を持って話し合う必要があると思います」
主権においては、草の根運動はアボリジニとトレス海峡諸島民の生活を向上させる原動力となってきました。
アボリジニやトレス海峡諸島民の若者たちの中には、条約という概念を好み、国民投票や憲法による認知という考えを拒否する者もいます。それは、彼らが認めたくない植民地構造に関与することを意味するからです。彼らにとって、植民地支配は先住民の主権と自決の固有の権利に衝突するものです。
これらの若者グループは、インターネットやソーシャルメディアを通じて政治的な状況を形成し、また変化を求めるために街頭での抗議行動を企画し、先導しています。
憲法上の認知に反対するグループの最前線には、WARとしても知られる「ウォーリアーズ・オブ・ザ・アボリジニナル・リジスタンス」がいます。
ガミラライ、クーマ、ムルワリ族のボー・スペアリムさんは、WARは常にこの「トップダウン方式」に反対してきたと言います。
「地域社会との対話は、必ずしも正しい方法で行われたわけではありませんし、アボリジニの人々にとっても、求めていたもの、議論したいものではありませんでした。条約は常に議論の場にあり、常にその一部でした」
WARの公的立場は、植民地時代の構造には関与しないというものですが、ボー氏は、アボリジニやトレス海峡諸島民が自分たちの意思で決定することを認める自決の本質を理解しています。
また、「認知」における成功とはどのようなものか、という点でも議論があります。
活動家で、弁護士でもあるタスマニア州先住民土地評議会の会長であるパラワ族のマイケル・マンセル氏は、アボリジニの人々は「象徴的な認知」と「意味のある認知」のどちらかを選択しなければならない、と考えています。
「象徴的な認知とは、2007年にケビン・ラッド氏が盗まれた世代に対して行った謝罪のようなもの」とマンセル氏は言います。
マンセル氏は、アボリジニの実質的な認知をどのように達成するか、次のように詳しく述べています。
「条約を連邦議会に提出すれば、複雑な手続きは必要ありません。連邦議会に信頼できる全国的なアボリジニ代表組織の設立を立法化してもらい、その組織はアボリジニのコミュニティがより良くなるよう、資源の分配の優先順位を決めるのです」
「第二に、連邦議会に条約委員会の設立を法制化させます。その条約委員会は条約案を作成すべきです。この二つがあれば、アボリジニの人々の生活に真の違いが生まれると思います」
連邦政府は、アボリジニの人々のための「声」を共同設計するために、上級、国、地域、地方レベルで活動する3つの諮問機関を設置しました。
クンガラカンとイワイドジャ族のトム・カルマ教授は、連邦政府の「声の共同デザイン」上級顧問グループの共同議長を務めています。
カルマ教授によると、その役割は、連邦政府にさまざまなモデルを提示し、連邦政府が「声」をどのような形にするかを決めることです。
「条約機関の設立は実現しましたが、私たちの活動は条約を見るためのものではありません。明らかに、議会への発言権についてです」
報告書がまとまった今、連邦政府は次の選挙までにこの報告書を閣議決定し、協議に付し、立法化する予定です。
一方、自分たちが支持するモデルに対して妥協しないグループに対して、アボリジニの人々は目の前にあるチャンスを生かす必要があるとカルマ教授は言います。
「私たちがすべきことは、今ここにあるものに目を向けることだと思います。私たちは何を達成できるのでしょうか?アボリジニーとトレス海峡諸島民としての誠実さを損なわずに達成できることは何でしょうか?」
「首相は先住民問題担当相を支援し、政府への発言力、議会への発言力を高めたいと考えています。だから、私たちはそのチャンスを捕らえ、利用できるうちに利用する必要があるのです」
アボリジニとトレス海峡諸島民の地位向上は、ヨーロッパ人がアボリジニの海岸に上陸して以来、戦われてきました。
オーストラリアの歴史の中で、政府が認知と発言権を国家的なアジェンダに据えている時期だからこそ、アボリジニとトレス海峡諸島民のコミュニティは、意味のある認知を達成することに同意しています。
https://www.sbs.com.au/language/japanese/sovereignty-treaty-recognition-why-is-january-26-a-difficult-date-for-indigenous-australians

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