先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

百貨店の物産展減少、出店攻勢強める「どさんこプラザ」

2022-01-16 | アイヌ民族関連
読売新聞 2022/01/15 10:08
 北海道が道産品を直売するアンテナショップ「北海道どさんこプラザ」の全国展開を強化している。新型コロナウイルスの影響で消費の落ち込みに苦しむ生産者らを支援するのが狙いだ。巣ごもり需要を目当てにスーパーとの連携にも取り組んでおり、「逆風」をチャンスに変えて販路拡大に力を入れる。(大前勇)
新規出店3か所
 年末年始で混雑する昨年12月末の東京・羽田空港。道産品やアイヌの民芸品など約900品目が並ぶ「どさんこプラザ羽田空港店」は、大きな荷物を持った帰省客らでにぎわっていた。同店は同6月、道外店舗としては2018年の東京・吉祥寺店以来、3年ぶりに設置された。国内最大の空の玄関口で、全国に道産品や北海道観光の魅力を発信する役割が期待される。
 道の出店攻勢はこれだけではない。羽田空港店の設置から3か月後の同9月、道は関西地方では初めて、大阪市の「あべのハルカス近鉄本店」に出店した。今年もゴールデンウィーク前の4月下旬、東京都町田市に国内12か所目となる新規店舗を出店し、東京西部や神奈川県から新たな来店客の取り込みを目指す。
売り上げ4割増
 21年度10月末までの「どさんこプラザ」の総売り上げは、全国各地で外出自粛が相次ぐ中でも、前年同期比で約4割増え、約13億2000万円となった。
 地方自治体の活動を支援する一般財団法人「地域活性化センター」によると、20年度の東京都内の全国の自治体のアンテナショップで、売り上げ、来店客数ともに1位は「どさんこプラザ有楽町店」だった。
 同センターは「コロナによる落ち込みはあるが、どさんこプラザは全国でトップクラスの人気を維持している」とする。
 どさんこプラザ増設は、コロナ禍で取引が減った道内の生産者や食品事業者の販路拡大を狙ったものだが、道食産業振興課によると、道外の商業施設側にも、ブランド力のある道産品を扱う店を誘致して売り上げ回復につなげようとする期待感があるという。
高まる需要
 道外での道産品の販売はこれまで、百貨店での「北海道物産展」が大きな役割を果たしてきた。しかし、20年以降は新型コロナ対策で開催できなかったり、規模縮小を余儀なくされたりする事態が続いている。
 この減少分を補うため、道は21年度、巣ごもり需要で客足が堅調なスーパーの店舗内に道産品の特設コーナーを設置してもらう取り組みを実施。昨年11月までに首都圏や関西、中国、四国地方で計5億9000万円を売り上げた。
 首都圏の約80店舗で道産品の特設コーナーを設けた大手スーパー「東急ストア」(東京)は「旅行に行きにくくなったことで、店舗での各地の特産品への需要は高まっている。消費者の支持が高い道産品は集客にもつながる」と指摘する。
 鈴木直道知事は7日の記者会見で、道産品の販路拡大について「反転攻勢が必要だ。生産者、取引先を失った方々を支援していく」と強い意欲を示している。
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20220113-567-OYT1T50184.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

龍・蛇・放・崩…地名は「自然の脅威」を知らせる、先人からの伝言 古地図で知る災害リスク

2022-01-16 | アイヌ民族関連
まいどなニュース1/15(土) 15:00配信
1月17日が近づくと1995年に起きた阪神・淡路大震災を思い出す。夜中に発生したかすかな揺れでも当時の記憶がよみがえり、目がさえてしまう。災害への関心を抱くことは鎮魂と警鐘の周知でもあろう。われわれにとって身近な地名と災害との関係について考えてみよう。
アルファベットと異なり、漢字には意味があり、多くの人はそれを何となくでも読み取ることができる。中国や台湾に旅行してもたまに異なる事があっても、ある程度何を示しているか理解できるのは漢字文化の者の特権であろう。日本人なら自分の名字がどのような起源、由来をもつか興味を持ったことがあるかもしれない。
同様に地名にもその地域の特徴を示した漢字を当てはめることが多い。神社、仏閣と言った人文社会的なものを由来とする場合と、山や河など大地の形態(地形)を起源するものもある。北海道の地名はアイヌ民族が用いていた地名に漢字を当てはめたため、難読、難解地名と思われがちであるが、その意味を知ると大地の様子を表しており興味深い。
たとえば、あえて場所は書かないでおくが、「深清水」という私の知る場所は扇状地に位置する所で、美味しい伏流水が湧き、それを利用した酒造、豆腐づくりなどに利用されている。この地で収穫されるお米も美味しい。このほか「長者町」など明らかに縁起の良さそうな地名もある。しかし実際には良くない地名の方が多いかも知れない。想像の域を超えないが、一般に先人達が目の当たりにした自然災害などの脅威を子孫に残すべく付けたとも考えられている。
大昔、私が卒業論文で扱った「九頭竜川」はその典型の一つであろう。「龍」は暴れる河を示すことが多いが、「九つの頭を持つ龍」ということからその「暴れ方=被害の大きさ」が想像できる。事実、洪水多発地域であったが、治水工事により、現在その面影はない。龍は「蛇」と置き換えられる場合もあり、「蛇抜け」と称し、災害後の山地斜面がヘビの這った後や抜け殻のようになった山肌が残る様を示すこともある。
このほか、「放」「崩」などのように明らかに危険性を暗示させるような漢字、また「鶴あるいは津留」のように鳥のくちばしの様が河川の屈曲を示し、水が留まることを示し、かつてそれに起因する被害があったと想定される文字もある。
ただ漢字のみに注目していると見逃すこともある。日本では、「言霊(ことだま)」と称する文化的なある種の信仰がある。言葉に意味と力があり、口にすることでその通りになるという考え方で、良くない言葉は口にしない方がよいという発想から、良くない意味の文字をきれいな漢字に代えてきた歴史もある。
植物の「葦(アシ)」は「悪し」につながることから「ヨシ(良し)」と代わっていったことは有名であろう。「梅田」も梅の田んぼではなく、「埋め田」が起源とされる。この地は、大きく屈曲し、氾濫をおこしていた旧淀川(大川)の後背湿地を埋めて田んぼにしていた。このように読みが異なる(良い方の意味を有する)漢字に置き換えられることもあるので注意が必要だ。
河川の氾濫のように広範囲での災害(つまりは多数の被害者、多額な被害額)を防ぐため、土木建築技術の発達により国、地方自治体、地域の篤志家などによって治山、治水が行われるようになり多少は軽減したともいえる。ただ限度を超えるような地震や津波、温暖化の影響と言われる近年の集中豪雨に伴う山地崩壊(土石流や深層崩壊など)は依然、発生しており、痛ましいニュースは記憶にあるだろう。
核家族や都市部の人口集中により本来、里山、山麓などであった場所が宅地造成されはじめた。斜面を造成する場合、土地の土を取り除いて平らにする「切り土」と、取り除いた土を斜面に埋めて平らにする「盛り土」があるが、人工的な堆積ゆえ概してどちらかというと盛り土の方が弱いと言わざるを得ない。これだけ技術の発達した現代なので、もちろんこの地への建設対策工法もあるだろう。それゆえこの地形はダメだなど簡単に言うことはできない。
以上のことから分かっていただけだろうか。先人は過去の痛ましい経験を子孫に伝達しようとしている。また人間はその英知を結集した技術力で自然災害の被害を軽減しようとし、従来は住めなかった地を住める地に変えていった。どのような場所にでも住居を建設する方法はあるはずである。ただその見極めが必要であろう。
現在の地が、過去に被害を受けたことが地名から判断できる、あるいは沼地を埋め立てた、旧河道であった、山地の土を取り除き、谷を埋めて台地にした、などは過去の地図をみればある程度判明する。これらの地に居を構える場合、それぞれ有効な対策を行うことが肝要であろう。先人の伝言に耳を傾け、様々な記録からリスクを軽減する努力を行いたいものだ。
◆貝柄 徹(かいがら・とおる)大手前大学総合文化学部学部長・教授、専門は自然地理学。
大阪教育大学大学院修士課程修了(教育学修士)、関西大学大学院博士後期課程修了(博士(文学))。アジア・インド洋・太平洋海域のサンゴ化石や貝化石の年代測定を実施する変動地形が専門であったが、地域環境も観察するようになった。考古学や文化人類学の専門家と一緒に各国の調査経験を有している。近年は史学研究所で産業考古遺産の保存・記録をおこなっている。
   ◇   ◇
【紹介文献】
▽谷川健一編『地名は警告する 日本の災害と地名』冨山房インターナショナル、2013年
▽今尾恵介『地名崩壊』角川新書、2019年
★より学習したい方へ
▽今尾恵介『地図帳の深読み』帝国書院、2019年
▽千田稔『地名の巨人 吉田東伍 大日本地名辞書の誕生』角川叢書、2003年
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a5d02b701b9b638f6be3b61d89b3564169668cd

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白老に新ホテルオープン 釧路湿原でも列車運行

2022-01-16 | アイヌ民族関連
HTB2022/01/14 19:06
 14日白老町にオープンした星野リゾートの界ポロト。  新型コロナの感染拡大で厳しい状況に直面する道内の観光業界ですが工夫を凝らした新たな取り組みが始まっています。
 渡辺里沙リポート「内風呂から露天風呂までは直接歩いていくことができます外ではポロト湖が一望できます」世界的にも珍しい「モール温泉」。目の前には大自然が広がっています。
 ここは胆振の白老町にオープンする星野リゾートのホテル「界ポロト」です。
 渡辺里沙リポート「木がふんだんに使われている。アイヌの生活から着想を得たクッションも置かれている」
 42室あるすべての部屋からは雄大なポロト湖を見渡すことができます。
 遠藤美里総支配人「アイヌ文化が根付く土地であるという道内でもなかなかない魅力の詰まった町であることがすごく印象的でした」
 温泉とともに夕食にもこだわりが。
 濃厚なブイヤベーススープで毛ガニやホタテを煮込む「醍醐鍋」に、「白老牛の陶板焼き」など、道産食材を存分に使った料理が並びます。
 新型コロナで厳しい状況が続くなかでのオープン。
 感染対策にも力を入れています。
 チェックインは不特定多数が集まるロビーではなく、それぞれの客室で対応。
 スマートフォンで大浴場の混雑状況を確認出来るシステムも導入します。
 遠藤美里総支配人「しっかりコロナ対策を行ってご安心していただきつつ、地元の知られざる魅力を再発見していただけるような滞在を提案させていただきたい」
 佐藤俊記者「凍った湖の上をタンチョウが歩いています」
 こちらは雄大な釧路湿原を走る「SL冬の湿原号」。
 今月22日から運行がスタートします。
 JR北海道は今回、5両のうち1号車と5号車をリニューアル。魅力を高める工夫が取り入れられました。
 佐藤俊リポート「ボックス席では改修後、床が10cmほど高くなっています、そうすることで釧路湿原の景色がより見やすくなっているということです。」
 雄大な自然を楽しめるカウンター席や展望通路を設置。
 シートのデザインにはタンチョウやエゾシカをあしらいました。
 厳しい状況が続く道内の観光地。
 感染対策と新たなアイデアを取り入れながら乗り越えようとしています。
https://news.goo.ne.jp/article/htb/region/htb-14542.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ刺しゅう教室:イベント情報

2022-01-16 | アイヌ民族関連
十勝毎日新聞 2022/1/16 
地域 帯広
開催日 2022年1月16日(日)
時間 10:00~16:00
内容・説明 16日(日)、18日(火)、23日(日)開催。アイヌ文様を施した布マスクを作る。各日午前10時~午後4時(正午~午後1時は休憩)となっている。使い慣れた裁縫道具があれば持ち込み可。定員は各日先着10人。対象は小学5年生以上。申し込み、問い合わせは同課へ。締め切りは各開催日直近の平日。
場所 生活館
住所 市柏林台東町2
料金 無料
問い合わせ先 0155-65-4146(帯広市地域福祉課)
https://kachimai.jp/event/event_calendar_data.php?id=3904

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1984年 アイヌ納骨堂建立 /北海道

2022-01-16 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2022/1/16 地方版 有料記事 217文字
 戦前から戦後にかけて研究目的でアイヌ民族の墓から持ち出した遺骨を巡り、北海道大は1984年に納骨堂を大学構内に建設し、イチャルパ(供養祭)を開いた。道ウタリ協会(現道アイヌ協会)が遺骨の返還と慰霊を申し入れていた。
 野村義一理事長(当時)は「祖先の遺骨をきょう初めて供養することができた。ホッとして…
この記事は有料記事です。 残り67文字(全文217文字)
https://mainichi.jp/articles/20220116/ddl/k01/040/030000c

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする