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サケ皮縫い合わせ靴作り アイヌ民族の「チェプケリ」 白老で体験会

2022-01-30 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/29 19:27
 【白老】サケの皮を使ったアイヌ民族の靴「チェプケリ」の制作体験会が29日、しらおいイオル事務所チキサニ(末広町2)で開かれ、参加した約10人が真剣な表情でサケの皮を縫い合わせ、靴作りを楽しんだ。
 一般社団法人白老モシリの主催。チェプケリはアイヌ民族が山で狩りをする時などに使った靴で、1足を作るのにサケ4匹分ほどの皮が必要になるという。
 白老モシリ会員の次田雅基さんらが講師を務めた。参加者は昨年11月、サケを解体して皮に付いた身をはがす作業を体験した。この日は、乾燥させた皮を自身の足の大きさに合わせて切り、靴底と靴の甲の部分を縫い合わせる工程に挑戦した。
 参加者の一人で、町内でアイヌ刺しゅう工房を営む大久保由里子さん(48)は「前からチェプケリ作りをやってみたいと思っていた。普段はサケの皮を切ったり縫ったりすることはないので難しいけれど、とても貴重な体験です」と話しながら、針を進めていた。
 靴は今後、足首部分の皮を縫い合わせるなど、残り4回の体験会で完成させる。(小野柚香)
◆チェプケリのプとリは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/639341

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日ロ地域間の関係強化へ 札幌で交流年開会式

2022-01-30 | アイヌ民族関連
北海道新聞01/29 22:18
 日ロ両政府は29日、経済や文化、スポーツなど幅広い分野で地域間交流を進める「日ロ地域・姉妹都市交流年」の開会式を札幌市白石区の札幌コンベンションセンターで開いた。コロナ禍の影響で当初予定から約1年半遅れての開催となり、両国閣僚はオンラインでの出席となった。両政府は交流年の期間を2022年末まで1年延長することで正式に合意した。
 林芳正外相はビデオメッセージで「人と人との交流こそが信頼関係を築く基盤だ。地域交流年が日ロ関係のさらなる発展につながることを祈念する」とあいさつ。ロシアのレシェトニコフ経済発展相は「ロシアの80の州や地方が日本との経済交流を支持している。多くの事業を実現したい」とのメッセージを寄せた。
 開会式には鈴木直道知事、鈴木貴子外務副大臣、ロシアのガルージン駐日ロシア大使らが出席。交流事業の実践例として、札幌ウポポ保存会のよるアイヌ古式舞踊などが披露された。
 日ロ地域交流年は2019年6月、当時の安倍晋三首相とプーチン大統領が20~21年の開催で合意。日本外務省によると、これまでにオンラインを活用した映画祭など340件以上の交流行事が行われ、延べ130万人以上が参加した。(小宮実秋)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/639380

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アイヌ文化学習に取り組む小学校教諭 佐々木博司(ささき・ひろし)さん

2022-01-30 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/29 09:00
 江別市立対雁小の教諭で、30年にわたりアイヌ文化学習の実践に取り組む。昨年12月の学習発表会では、樺太(サハリン)から対雁(現江別市)に強制移住させられた樺太アイヌの世界を描いた演劇「ふるさと―カラフト―」を指導した。「アイヌ文化を学ぶことで違いを認め合う心が育ってほしい」と願う。
 郵便局に10年以上勤めた後、夢だった教員の道に。最初に赴任した千歳市立末広小では、校内にアイヌ民族の伝統的家屋「チセ」を設置し、6年間でアイヌ文化を学ぶカリキュラムを作るなどして注目を集めた。3月末の退職を前に、集大成として挑んだ学習発表会は、専門家を通じ史実や差別的な表現の確認を徹底した。一貫するのは本物に触れる活動から子どものこだわりを伸ばすことだ。
 教員2年目の1993年。学芸会の演目が世界の踊りに決まり、同僚と「せっかくなら地元のアイヌ舞踊も入れよう」となった。担当の学級にはアイヌ文化の伝承に尽力した野本久栄さん(故人)の娘がいた。舞踊の相談をしようと野本さんを訪ねると妻の敏江さんが「中途半端に文化を取り上げたら子どもがいじめられる」と猛反対。アイヌを理由に不当な扱いを受けた過去を知り「一生かけて取り組みます」と誓った。
 学校外でも北海道博物館が所蔵するアイヌ民具(小嶋新三・慧子コレクション)の収集に携わった経験があり、現在はアイヌ語の普及に向けたアイヌ民族文化財団の委員も務める。「やっぱりアイヌ文化はおもしろい」と退職後も文化発信への意欲を見せる。62歳。(土門寛治)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/639232

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アイヌ施策基本方針を改定 新法の趣旨も反映 伝統文化を伝承、振興 白老町

2022-01-30 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2022/1/29配信
 白老町は、アイヌ施策基本方針を改定した。白老アイヌ文化の振興と伝承―など五つの重点施策を掲げ、事業を展開する。アイヌ民族を先住民族に位置付け、尊厳の回復をうたった新法の趣旨も反映した内容で、町議会への報告を経て今年から運用する。  …
この続き:816文字
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https://www.tomamin.co.jp/article/news/area2/68613/

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日露地域が友好の年に…姉妹都市交流年で交流事業を進める

2022-01-30 | アイヌ民族関連
STVニュース北海道1/29(土) 18:08配信
日露両政府は姉妹都市交流年と題し、オンラインで開会式を実施しました。
(鈴木知事)「日露地域間交流のさらなる飛躍の年にするために、北海道とロシアの友好地域との交流を積極的に積み重ねる」
29日開催された「日露地域・姉妹都市交流年」の開会式。
交流年は去年までの予定でしたが、新型コロナの影響でことし末まで延長するとし、日露の地域間で経済や文化、スポーツなどの交流事業を幅広く展開する狙いがあります。
北海道の文化のひとつであるアイヌの古式舞踊などを披露し、イベントを盛り上げました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b653c37d7ad06c416ee045e58d33f621a2f9c0e3

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ウーマン村本「違い=面白さ。みんなも自分の違いをもっと表現すればいい」

2022-01-30 | アイヌ民族関連
LEON.JP1/29(土) 12:46配信
活動の場をNYに移すことを決めたウーマンラッシュアワーの村本大輔さん。渡米を目前に、日本のお笑い、そしてご自身のコメディへの想いを語っていただきました。
社会問題についてしゃべり倒す独自の芸風をつらぬく、ウーマンラッシュアワーの村本大輔さん。
その芸風からテレビ出演は激減したものの、より自由な発言ができるライブへと舞台を移して活動を続け、コアなファンの心を掴んできました。しかし、この3月で活躍の舞台をNYに移すことを決意。
渡米を目前にした村本さんに、お笑いとは何か、そして村本さん自身が伝えたいことは何か、を伺いました。その後編です。
悲劇を笑いに変えられる人ってカッコいいと思いませんか
── 村本さんは近年、コメディアンを自称していますが、アメリカのコメディと日本のお笑いの違いってなんでしょうか。
村本大輔(以下、村本) アメリカにはカッコいいコメディアンがいっぱいいます。僕の好きなデイヴ・シャぺルというコメディアンは「線は、超えてみないとそこに線があるかどうかはわからない。だからどんどん線を越えていけ」と言います。日本のバラエティ番組は身内の話ばっかりで、外社会の話はない。学校の教室の後ろの方で休み時間にやる話の延長線です。誰かに批判される一線を越えるのが怖くて、ますます内側を向く。
別に無理に政府を批判しなくたっていいんですよ。コメディを使って、もっと広い意味での「私はこう思う」を伝えていっていいと思う。俺の原発のネタぐらいでたじろいてる奴らはね、所詮幼稚な生き方をしている奴ばかりなんですよ(笑)。
── テレビが安心安全、イージーな内側に向かう一方で、村本さんは、痛みを感じている人と関わり続けている。それは大変なことだと思います。正直、しんどくはないんですか。
村本 痛みがある人だから関わっているんじゃなくて、たまたま知り合った人が面白かったってこと。在日朝鮮人だから、被災者だから、障害者だからじゃない。彼らは誰も被害者面しなかった。彼らは悲劇的な話も笑い話にしていましたよ。それって、なんかカッコいいと思っちゃうんですよね。
東日本の震災の後に気仙沼に行って、津波で自分の旦那さんを亡くした女性にインタビューしたんですが、その人は同情されるのを凄く嫌がっていて、「私あれから好きな人できてないんです。震災後処女です(笑)」とかって言うんです。そういう時に、面白くてカッコいいな~って思う。
── 痛みを持った人に寄り添う、じゃなくて、面白くてカッコいいと思ったからこそ、人間関係が生まれたということですね。
村本 そう。中でも一番カッコいい男は俺の親父でね。昨年死んじゃったんですけどね。タバコを1日60本吸って、喉の癌になって、手術してそこから筆記でしか話せなくなって、1カ月後には腸にも癌が転移して、人工肛門になったんです。たった1カ月で、喉と肛門がなくなったんです。田舎に住んでるからオスメイトのトイレなんかまったくないし、声も出ないし、絶対に大変なんですよ。おかんも離婚して出て行ってるからひとり暮らしだし。
凄く心配で「大丈夫?」って連絡したら、「俺は、上がつんく♂で下が渡 哲也だ」って返信が来て。めっちゃ笑っちゃったんですよ、今のタイミングでこれ言える? って。悲観的状況の時に、クスッとさせるヤツってとても強くて、凄くカッコいいなと思う。アメリカのスタンドアップコメディアンも、悲劇に溢れてる中で自分の意見を言って、人を笑わせている。全部笑いに変えられるってカッコよくないですか。
── そうですね、凄く強くてカッコいいと思います。村本さんは、子供の頃にテレビでお笑いを見て、その中に行きたいと思われたと聞きました。それは何に心が動かされたんですか。当時はそれがカッコよかった?
村本 当時は15~6歳頃かな、なんかね、自分の環境がすごく暗かったんですよ。高校辞めてガソリンスタンドでバイトして、いつもガソリンまみれのツナギで電車を往復してた。田舎じゃあまり高校中退してるヤツはいないから、恥ずかしくて、みんなの通学時間とずらして電車に乗って。
家の中にひとりでいると、ベルトコンベアのネジが1本外れて下に落ちた感じがしました。みんな何かになろうとしているのに、自分だけこのまま何もなく、どうなってしまうんだろうって。
そういう生活の中で夜中にね、ダウンタウンの番組とか見て、ワハハって笑って、現実を忘れられる瞬間があったんです。笑いという光に飢えていたんですね。俺自身、日本の馬鹿馬鹿しい笑いに救われたから、決してお笑いを否定はしません。ただ、ただね、僕は大人にはもっと上質なコメディがあることを知ってもらいたい。今の日本では軽い笑い一辺倒になっちゃってる。
── 思春期の自分を救ってくれたのはお笑いだったけど、今の村本さんにとってはそれがコメディなのですね。
村本 はい、コメディですね。そして俺の笑いに救われたという人が来てくれると、今は自分が誰かにとっての光になれたんだろうなって、思ったりもします。
“違い”をみんなが自由に表現できる社会になればいい
── 今、本当に、新しく何かが始まっているんですね。以前テレビで拝見していた時よりも、表情も柔らかく見えます。
村本 そうですか? でも、嫌な人間じゃなきゃ、お笑いなんて続けられないですよ。嫌な目線を持ってないと(笑)。
── そういうものなんですか? 村本さんはその独特な視点があるからこそ、活動を続けられているのでしょうか。
村本 アイヌの人や在日朝鮮人、沖縄の人と友達になって、感じたことがあります。彼らの共通点は、“同じにされた”ってことです。過去に同化政策というものがあって、名前を変えられ、文化を奪われ、「これで同じだ」と言われた。違いを殺されていったんです。それを歴史として知ったうえで育ったら、自分自身も同じじゃないといけないと思ってしまうことはあるんじゃないでしょうか。
これは僕らも同じです。例えば、適齢期と言われる年齢で結婚しなければ焦ってしまうとか、学歴にコンプレックスがあるのもそう。皆と同じことが安心だと刷り込まれてきた。だからこそね、違いは恐ろしさじゃない、面白さなんだってってことを、俺はコメディで伝えたいと思う。
── 日本で社会生活を送っていると「違いが殺されていく」という感情は、自分も少なからず感じています。“違っていい”をコメディで表現するのが村本さんのやり方なんですね。
村本 みんながやればいいんじゃないですか。周りに溶け込まなくていいから、自分の違いをどんどん表現すればいいと思う。歌でやりたきゃ歌えばいいし、映画だっていい。お笑いが好きならお笑いでやりゃいいし。楽しもうぜって俺は思うんですけどね。
── みんなが自由に表現できる社会は、想像すると楽しそうです。
大人だって、知らないことは「教えて」って言ってもいい
── では最後に、村本さんにとってカッコいい大人とはどんな人ですか。
村本 一番恥ずかしい人間が一番カッコいいと思います。今の時代、なんかすべてがファッションっぽくなりすぎてる感じがして。もっと怒ってもいいし泣いてもいいし、自分を曝け出していいんじゃないですか。
僕は政治のことを知らなかったけど、『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日)に出ましたよ。そこで知らないことを「知らない」って言ってたら、「小学校からやり直せ」って言われました。年下の、落合陽一くんから(笑)。「憲法9条がわからないから教えてください」って言ったんですけどね。でもまたそこに行きますよ、聞きたいことと知りたいことがあるなら。知ってる顔してなんとなくやり過ごしたくない。
知らないことを子供に聞かれて、「それは知らないから、一緒に考えよう」って言える大人が一番カッコいいと思う。俺は知りたい。勉強は学生のうちで終わるものじゃない。人というのはずっと知り続ける、考え続ける生き物なんじゃないですかね。
「教えて」って言葉は大人が使わないといけない言葉なんじゃないかな。知ってる側に回るのはまだ早いんじゃない? って思います。
● 村本大輔(むらもと・だいすけ)
1980年生まれ。福井県おおい町出身。2008年に中川パラダイスとお笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」を結成。2013年に漫才コンクール第43回NHK上方漫才コンテスト、THE MANZAIともに優勝。AbemaTV「ABEMA Prime」を通じてニュースに触れ、興味をもちはじめたことをきっかけに、原発や沖縄基地問題、朝鮮学校など政治・社会問題を取り上げた漫才を作り、フジテレビ系「THE MANZAI 2017」で披露。劇場を主な活動の場にしており、積極的に全国で独演会を開催している。SNSでも積極的に発信。今春からは活動の舞台をNYに移すことを発表している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f89a67e29ff1e3bf02d3eff88d53f6c917525da4

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