北海道新聞 01/07 05:00
【黒松内、蘭越】郷土料理を健康面でアレンジしたレシピコンテスト「第4回ご当地タニタごはんコンテスト」の全国大会で、唯一の道代表として出場した、黒松内町の後志リハビリセンター勤務吉田善哉さん(33)と蘭越町の北海愛星学園勤務高橋千恵さん(57)、江別市立大麻小学校勤務東定利さん(52)の3人が優勝した。北海道にちなんだシカ肉やサケなどの食材の活用が光った。
健康計測機器メーカーのタニタ(東京)などでつくる実行委の主催。栄養士の資格を持つ3人以内のチームがカロリーを抑え、野菜を多く使うなどの条件でレシピを提案。昨年11月28日に東京で行われた全国大会では、全国15チームがプレゼンテーションを行い、レシピの工夫や完成度、味などで審査された。
吉田さんたちは、食材に感謝し、大切にするアイヌ民族の食文化を参考にし、2種類の野菜ソースを使ったエゾシカ肉のロースト、タラのオハウ(汁物)、サケのチタタプ(たたき)、エモ(イモ)の巾着、昆布めしを提案。1食579キロカロリーで、塩分を抑え、野菜を多く使い、鉄分などの栄養も摂取できる。
前回大会では上位入賞がかなわなかっただけに、吉田さんは「アイヌ民族の衣装の用意やプレゼンテーションの助言など多くの方々に助けてもらった結果」と喜びを語り、高橋さんも「郷土を愛する方々の力添えのおかげ。環境への配慮につながるシカ肉などジビエの普及にもつながれば」と話している。(川浪伸介)
◆「チタタプ」の「プ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/630654
【黒松内、蘭越】郷土料理を健康面でアレンジしたレシピコンテスト「第4回ご当地タニタごはんコンテスト」の全国大会で、唯一の道代表として出場した、黒松内町の後志リハビリセンター勤務吉田善哉さん(33)と蘭越町の北海愛星学園勤務高橋千恵さん(57)、江別市立大麻小学校勤務東定利さん(52)の3人が優勝した。北海道にちなんだシカ肉やサケなどの食材の活用が光った。
健康計測機器メーカーのタニタ(東京)などでつくる実行委の主催。栄養士の資格を持つ3人以内のチームがカロリーを抑え、野菜を多く使うなどの条件でレシピを提案。昨年11月28日に東京で行われた全国大会では、全国15チームがプレゼンテーションを行い、レシピの工夫や完成度、味などで審査された。
吉田さんたちは、食材に感謝し、大切にするアイヌ民族の食文化を参考にし、2種類の野菜ソースを使ったエゾシカ肉のロースト、タラのオハウ(汁物)、サケのチタタプ(たたき)、エモ(イモ)の巾着、昆布めしを提案。1食579キロカロリーで、塩分を抑え、野菜を多く使い、鉄分などの栄養も摂取できる。
前回大会では上位入賞がかなわなかっただけに、吉田さんは「アイヌ民族の衣装の用意やプレゼンテーションの助言など多くの方々に助けてもらった結果」と喜びを語り、高橋さんも「郷土を愛する方々の力添えのおかげ。環境への配慮につながるシカ肉などジビエの普及にもつながれば」と話している。(川浪伸介)
◆「チタタプ」の「プ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/630654