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<東胆振・日高 歴史を歩く>「流通」軸に これからも 人とモノの往来の要路・苫小牧■明治に苫細へ

2022-01-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/24 05:00
 昨年4月に始めたこの連載では、近世以降の歴史を刻む東胆振・日高の「道」を歩いてきた。道程を振り返り、この地の歩みを俯瞰(ふかん)してみたい。
 苫小牧市勇払から石狩へ至る「石狩低地帯」は古来、「人とモノ」が往来する要路だ。江戸期には、水路(川)と陸路で北海道を南北に縦断する「勇払越え」と呼ばれた交通・物流の道があった。実際にカヌーと徒歩でたどり、全行程がほぼ標高20メートル以下という「低さ」を実感した。
■勇払が始終点
 勇払は延長約125キロに及ぶこの縦断ルートの始終点。石狩や道北への入り口であり、江戸期は千歳のサケ、苫小牧のイワシ〆粕(しめかす)など蝦夷地(えぞち)の産物を北前船で本州以南へ積み出す拠点だった。幕府は交易・行政施設(会所)を置き、探検家松浦武四郎や仙台藩士玉蟲(たまむし)左太夫らが訪れた。
 一方で勇払は、道東や南千島と、道央・道南を東西に結ぶ道の中継点でもあった。蝦夷地移住を試みた八王子千人同心の移住隊も、白老町に「元陣屋」を築き蝦夷地の警衛に当たった仙台藩士も、勇払から道東や南千島に向かった。道東への難所だった様似には「様似山道」が開かれた。
 明治初期には英国の紀行作家イザベラ・バードが勇払を経て日高に入り、アイヌ民族の習俗を記録した。南北の道と、東西の道が交わる勇払は「歴史の交差点」と呼ぶにふさわしい。
 ただ19世紀以降、南下するロシアの脅威に対抗して蝦夷地の各地で道が開かれるにつれ、勇払の存在感は薄れてゆく。蝦夷地は「水と土の道」から「土の道」の時代に入るのである。
■明治に苫細へ 
 明治に入ると勇払原野の勇払基線(勇払基点―鵡川基点)から近代的な三角測量が始まり、北海道開拓が本格化する。札幌―室蘭を結ぶ「札幌本道」(現国道36号)が開かれ、交通の要衝は勇払から苫細(とまこまい)(苫小牧市中心部)へ移った。
 さらに、北海道炭鉱鉄道が空知の石炭を積み出す鉄道「室蘭線」(現JR室蘭線)を敷設。苫小牧駅前には王子製紙の工場が進出し、道路と鉄路を介して「人とモノ」の往来が活発化した。工業都市・苫小牧の始まりである。詩人・童話作家の宮沢賢治が苫小牧を訪れたのはこの時代だ。
 戦後、世界初の大規模人工掘り込み式港湾である苫小牧港が開港して「海路」が加わり、企業進出が加速して人口が激増する。港湾開発論は戦前からあり、苫小牧市美術博物館の武田正哉館長は「苫小牧港の開発を訴えた人々の記憶の中には、『流通港』として栄えた勇払の歴史が強く残っていた」と語る。
 苫小牧の北側には空港ができ、「空の道」も加わって人とモノが往来し続けている。この地は一貫して「往来の結節点」であるようだ。同館の佐藤麻莉学芸員は「『土地のDNA』とでも呼ぶべきものがあるなら、苫小牧の場合は人とモノの往来、つまり『流通』でしょう」と語る。
 今後も「流通」を軸に、この地は歴史のページを刻むはずだ。気候変動という環境危機を前に、「持続可能」な形で人とモノが往来し、環境を過度に損なわずに人類の生存を可能にする技術や産業が育つよう期待したい。環境破壊の懸念を呼んだ苫小牧東部地区の工業開発の頓挫といった地域史の「影」の部分も忘れるべきではないだろう。(中川大介)

 「東胆振・日高 歴史を歩く」はこれで終わります。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/636860

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知里幸恵「アイヌ神謡集」の「序文」28言語に 3月、登別で翻訳資料展

2022-01-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/24 10:26 更新

【登別】明治、大正期のアイヌ文化伝承者で9月に没後100年を迎える知里幸恵(ちりゆきえ)(1903~22年)が、アイヌ民族の同胞らへの思いをつづった「アイヌ神謡集」の序文に当たる「序」の翻訳が28言語に達した。昨年3月時点で12言語だったのが、共感した各国ボランティアの手により、1年足らずで16言語が加わった。「知里幸恵 銀のしずく記念館」(登別市)は3月に各国語訳を集めた展示を計画している。
 「アイヌ神謡集」は登別出身の知里幸恵が、アイヌ民族によって口承で受け継がれた神謡13編に独自のローマ字表記と日本語訳をつけた。日本語で書かれた「序」には「その昔この広い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました。天真爛漫(てんしんらんまん)な稚児の様に、美しい大自然に抱擁されてのんびりと楽しく生活していた彼等は、真に自然の寵児(ちょうじ)、なんという幸福な人たちであったでしょう」とあり、先住民族の悲哀が込められるなど海外でも広い共感を呼んでいる。
 アイヌ神謡集の全訳は、フランス語や英語などがある。「序」の翻訳はアイヌ語や英語などがあったが、2019年の中国人留学生によるものを皮切りに本格化し、昨年3月までにドイツ、ベトナムなど12言語に及んだ。その後も留学生や研究者、記念館訪問者らがボランティアで翻訳し、昨年4月以降はポルトガル語やスワヒリ語、ギリシャ語、ヒンディー語などに広がった。
 知里幸恵はアイヌ神謡集の校正まで終えた直後、19歳で病死。神謡集は翌年の23年(大正12年)に出版された。翻訳拡大の役割を担ってきた同記念館スタッフの清野良憲さん(76)は「幸恵の『序』を世界の多くの人に読んでほしい」と話す。記念館は「序」が書かれた3月に合わせ、翻訳した資料を紹介する特別展を予定している。(高木乃梨子)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/636885

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与那国町と花蓮市が姉妹都市提携を結んだ…

2022-01-25 | 先住民族関連
八重山毎日新聞 2022年01月24日
 与那国町と花蓮市が姉妹都市提携を結んだのは1982年10月。今年は40周年の節目である。花蓮を訪問した町民のなかには、アミ族の踊りが印象に残っている人もいることだろう。赤を基調にした、あの鮮やかな衣装である▼多民族・多言語の台湾には、16の先住民族が暮らす。アミ族はその最大の民族であり、花蓮市を含む花蓮県を最大の居住エリアとする。タロコ族やセデック族、クバラン族なども暮らしており、花蓮自体も多民族・多言語だ▼日本台湾交流協会によると、日台間の姉妹都市提携は2021年11月現在で101組。1979年に最初の提携が行われ、2組目は与那国町と花蓮市である▼花蓮との提携では当初、台湾の経済的なポテンシャルを島に取り込もうと試みていたが、現在はソフト面にシフトし、中学校の修学旅行や小学生のホームステイが行われている。姉妹都市提携は、曲折の末に人材育成や異文化交流という着地点を見いだしたことになる▼新型コロナウイルスの影響で交流再開のめどは立たない。往来のリスタートを狙う高速船事業もやむなく足踏み状態だ▼たぶん今は交流の将来像に思いをめぐらす時だ。多言語・多文化の花蓮から見て、与那国の言葉や文化はどう映るか。交流の40年は、考えるヒントを用意してくれている。(松田良孝)
https://www.y-mainichi.co.jp/news/38147/

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フィリピンコーヒー農家支援プロジェクト総額200万円を越える寄付が集まる

2022-01-25 | 先住民族関連
PRTIMES 2022年1月24日 16時11分
"世界のみんなが幸せになる"フェアトレードコーヒーを210名以上が支援、コーヒーの実を精選する機材を届ける
ICTとデザインの力でサステナブルな世界の実現を目指す株式会社Freewill (本社:東京都港区、代表取締役:麻場 俊行(Toshi Asaba))が運営する「地球の才能を育むストーリーファンディングSPIN(スピン)」にて、シサム工房(京都市左京区 代表水野泰平)と環境NGOコーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN フィリピン・バギオ市)が実施していたフィリピン農家と森を支援するクラウドファウンディングプロジェクトは、目標であった2,650,000円を上回る総額2,728,157円の資金調達を達成し、皮むき器、脱穀機、ビニールハウスなどをコーヒー農家に届ける活動を開始しました。

2021年7月から約3か月にわたり実施していた第1フェーズでは、集まった寄付金額1,124,927円で収穫後の皮むき機をフィリピンのコーヒー農家に届けました。
プロジェクト発起人である環境NGOコーディリエラ・グリーン・ネットワークの反町眞理子(そりまち・まりこ)さんは、ルソン島北部山岳地方でアグロフォレストリー(森林農法)でコーヒーノキを植え、森林保全と同時にコーヒーからの収入で先住民族の暮らしの向上を目指す活動を15年にわたって続けてきました。原生林の野菜畑への転換を止め、野鳥や小動物や虫たちなどの棲む生態系の保全を図り、先住民古来の自然とのバランスの取れた暮らしをできるだけ維持していってほしいという想いからの活動です。
しかし、農家がコーヒーを生産するには、時間も労力もかかります。しかも、フィリピンのコーヒー農家の多くは今も収穫後の精選作業を臼と杵を使った手作業で行っていて、たいへんな重労働となっています。さらに手作業による精選では、品質にばらつきが出てしまい、ただでさえ多くない出荷量は欠点豆を取り除くことで、さらに少なくなってしまいます。そうした状況から、コーヒー栽培を諦める人が出てきていました。
そこで、農家が「臼と杵」を手放し、重労働から解放されるよう、収穫後のコーヒー豆の精選や乾燥に必要な機材を農家に届けるプロジェクトを立ち上げました。第1フェーズでは150名以上の方からあたたかいご支援を頂き、マニュアル皮むき機を4つのコーヒー生産地に届けました。第2フェーズで集まった支援金では、脱穀機、乾燥に使うビニールハウス用資材などを購入する予定です。今後も、アグロフォレストリーによる植樹を継続すると同時に、コーヒー農家の労働環境を整備していくことで、山岳地方の貴重な森を守りながら世界中の皆さんにおいしいコーヒーを提供していきたいと考えています。
プロジェクト発起人である反町さんからの感謝の言葉
コロナ禍で誰もが不安や困難を経験し、心の余裕を失いがちの日々。そんな中でも、フィリピンの小さなコーヒー農家の暮らしや森に想いを馳せていただいた方々に心より感謝いたします。
先月より支援金で購入させていただいた機材の支給を開始しておりますが、コーヒー農家の方たちの喜びようは想像以上のものでした。
多くの農家の人が山奥深いコミュニティからこの2年間、一歩も出ておらず、どこもかしこも陸の孤島状態です。そんな中、都会からピッカピカの新品のコーヒーの収穫後の加工機材をわざわざ何時間もジプニー(小型トラックみたいな乗り物)に乗って届けに来た私たちを見る彼らのまなざしは、ちょっと不安を含む(ウィルス持ってない?)異星人を見るかのようでした。
「このどこにも行けない状況の中でも、自分たちは忘れられた存在ではない」
「コロナ禍でも自分たちの暮らしを思ってくれている人がいる」
と知ることは、彼らにとってどれだけ大きな励みになることでしょうか。
そのことはみなさまに寄付していただいたお金とそのお金で購入しお届けした機材とともに、彼らの暮らしを力強く支えていくものだと思います。
今後、支援金による活動の様子は随時、SPINのプロジェクトページ(https://spin-project.org/projects/73) で報告を継続していきますので、引き続きお付き合いをよろしくお願いいたします。皆様のお気持ちは確実にお届けします!
コロナ禍におけるフェアトレードの大切さ
日本側でコーヒープロジェクトを支えていたのがフェアトレード会社「シサム工房」です。代表の水野泰平さんは「生産者への注文を減らさない、止めない」を合言葉に、「コロナ禍でもできることは何でもやっていこう!」といろいろなことに取り組んで来ました。
水野代表は「世界の経済はコロナ感染でかつてない経験をしていますが、こういう非常時にこそ、生産者の環境・社会・経済を守るフェアトレードが力を発揮します。
確かに販売量を維持するのは難しいですが、生産者への注文は減らしません。どんな状況にあっても生産者との継続的な関係を保ち、信頼関係を築き上げていくことがフェアトレードの大きな使命の一つだと思っています」と話します。
本プロジェクトの支援先である農家から届けられた「シサムコーヒー」はシサム工房のオンラインショップで購入できます。
https://sisam.shop-pro.jp
ぜひあたたかいコーヒーを飲みながら生産者の人々の笑顔を思い描いてみてください。
クラウドファンディングの概要
・クラウドファウンディング期間:2021年7月16日(金)14:00 〜 2022年1月7日(金)23:59
※現在は、フィリピンでの活動期間中ですが、「今からでも支援をしたい」という人のために、活動期間中も継続して支援金を受けつけています。
・目標資金:¥2,650,000
・内訳: 事業費(コーヒーの実皮むき機10台、パーチメント・コーヒー殻むき機2台、ドーム型乾燥ビニールハウスづくり4か所、乾燥トレイ100枚、機材運搬費用、打ち合わせ用交通費、ステンレス製水タンク1台)、事務管理費、手数料
・プロジェクトURL:https://spin-project.org/projects/73
今後、支援金による活動の様子は随時、SPINプロジェクトページにてレポートされます。
ストーリーファンディングサービス「SPIN」について
「SPIN」は、業界最安級手数料で日英対応により世界中から共感と支援を募れる新しいクラウドファンディングサービスです。“地球の才能を育む“ストーリーファンディングサービスとなっており、世界各地の社会貢献型プロジェクトの数々を心に響く「ストーリー」として発信します。
プロジェクト発起人、支援者、推薦者の全員が一丸となって”才能”を育てていくことで地球を循環(SPIN)させていきます。"才能"とは人や子どもに限らず、後世に残すべき、自然、動物、文化、芸術、スポーツなども含まれます。
また、単発支援ではなく持続的な支援を募れる仕組みとなっており資金調達期間は、発起人のみなさまが希望する限り継続することができます。
「信頼」にこだわるサービスとして、3つのTを大切にしています。
・Transparency:関わる人を見える化
・Traceability:お金の流れを見える化
・Trustability:社会貢献度を見える化
特に、ブロックチェーン技術を用いて寄付金の流れを見える化することで、寄付金の不正利用を防ぎ、透明性を担保することで安心して支援者の皆さまに寄付して頂けます。
寄付をすると同時に寄付額の1%がSeC(サステナブルエココイン)として支援者に還元され、再寄付や失効すると自動的に"森の苗木"に寄付されるポイント制度が導入されており、プロジェクトの支援だけでなく同時に地球環境にも貢献できる「使うだけでEco」なサービスです。
SPINサービスサイト:https://spin-project.org/
「SPIN」でのプロジェクト立ち上げ希望者を受付中
「SPIN」では現在プロジェクト発起人を募集しています。のスピード入金、コンシェルジュによるプロジェクト達成に向けた伴走サポートなどクラウドファンディングが初めてという人でも安心してお使い頂けます。
ご希望の方は、SPINチームまでお問い合わせください。
・クラウドファンディングを検討しているが、どのように進めたら良いか悩んでいる方
・SDGsの達成に向けたアクションや取り組みの支援者を増やしたい方
・地球の未来に残したい「才能(自然、文化、スポーツ、芸術、子どもたちの未来、etc)」がある方
・企業のCSR・CSV・SDGs関連部署のご担当者様
・ソーシャルビジネス事業を行っている方
お問い合わせ: support@spin-project.org
SPINでプロジェクトを立ち上げたい皆様へ:https://spin-project.org/landing
有限会社シサム工房について
1999年4月25日に京都の郊外で小さなフェアトレードショップとして誕生。学生時代に人権や貧困の問題と出会い、シサム工房の代表 水野 泰平(みずの たいへい)が、社会経済的に立場の弱い人たちとよりいい形でつながって生きていきたい、と強い想いを持ったのが始まり。
創業以来、オリジナルの商品開発を行い、商品の質やデザイン、提案する空間にこだわりながら、一貫してフェアトレードにチャリティではなく、事業として取り組む。 現在、京都、大阪、神戸、吉祥寺に直営8店舗を展開している他、全国300の小売店を通して、コーヒーや、アパレル品、雑貨、インテリア商品などを販売している。
* シサムとは、アイヌ語で「よき隣人」 を意味する言葉。
〒606-8221京都市左京区田中西樋ノ口町94-2
TEL 075-724-5677/info@sisam.jp
website: https://sisam.jp/
Online Store: https://sisam.shop-pro.jp/
環境NGO コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)について
2001年フィリピン共和国ルソン島北部山岳地方の中心都市・バギオ市で、在住の日本人・反町眞理子(そりまち・まりこ)と日本人1名、そして3人のフィリピン人によって設立。山岳地方の環境保全とそこに暮らす先住民族の貧困削減・生計向上を主な目的とし、森林再生と水源涵養のための植樹プロジェクト、先住民族の伝統文化をベースとしたアートを活用した環境教育プログラム、持続可能な地域資源を活かした適正技術によるエネルギー事業、アグロフォレストリー事業などを行ってきた。2011年から2018年まで継続したフィリピン企業のCSRによる森林再生事業ではタバコ栽培農家とともに毎年100万本の植樹を達成。アグロフォレストリー事業では山岳部の気候や土壌に適したアラビカコーヒーの栽培を推進し、2015年の開始以来100万本近い植樹を山岳地方各地で行ってきた。(うちコーヒーは16万本強)
HP(日本語):https://www.cordilleragreen.net
反町紹介記事:時事ドットコム https://www.jiji.com/jc/v4?id=202101cpym0001
[E-Mail]
info@cordilleragreen.net
cordigreen@gmail.com
株式会社Freewillについて
シリコンバレーに姉妹会社を持ち、ICTエンジニアリングとソーシャルサービス開発を行うIT企業です。「FREEWILL(自由意志)」に従った働き方・生き方がしたいと考える世代が活躍できる社内環境や自社サービスに取り組んでいます。2021年は16期目を迎え、約160名のスタッフをかかえ、日本はもちろんのことアジア、アフリカ、アメリカなど世界中から外国籍のスタッフが在籍。サービスを使えば使うほど森が増え、人類社会の豊かな生活と地球環境の共存共栄を可能にするSustainable eco Society(持続可能なエコ社会)の実現を目標として「地球の才能を育むストーリーファンディングサービスSPIN」を含む3つのソーシャルサービスを2019年12月にリリース。2021年10月には「買い物をするだけで森が増えるエシカルオンラインマーケット tells market」をオープン。2021年12月には、お客様の失効したポイントを「森の苗木」に分配する仕組みSustainable eco Society制度をスタート。
企業HP:https://www.free-will.co
Sustainable eco Society公式サイト:https://sustainable-eco-society.com/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000066496.html


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『ゴールデンカムイ』303話“新たな刺客”登場で波乱!?「ついに金カム代表キャラが…」

2022-01-25 | アイヌ民族関連
まいじつエンタ 2022年1月24日
『ゴールデンカムイ』28巻(野田サトル/集英社)
1月20日発売の『週刊ヤングジャンプ』8号に、大人気サバイバルバトル漫画『ゴールデンカムイ』の第303話『暴走列車』が掲載された。作中では新たな“脅威”を匂わせる描写が登場し、読者たちを騒然とさせている。
※『ゴールデンカムイ』最新話の内容に触れています
函館行きの汽車のなかで、激しい戦いを繰り広げる第七師団と杉元佐一たち。汽車はどこまでも走り続け、横断していた鹿を轢いても止まらない。また車内で戦う彼らも、各車両で大暴れの乱闘を繰り広げていた。
すると今度は、身を潜めていたアシリパのもとに鶴見中尉という驚異が迫る。鶴見中尉は汽車の屋根を渡り、着実にアシリパのところへ。しかし彼を止めるため、第七師団の裏切り者・尾形百之助が割って入るのだった。ついに因縁の2人が対面したのもつかの間、今度は汽車の先頭に“獣の手”が現れる――。
おそらく獣の手は、ふさふさとした毛や爪の形から見るにヒグマのもの。ヒグマといえば日本に住む哺乳類で最強格とされる動物で、「ゴールデンカムイ」とは切っても切り離せない関係にある。物語が始まった第1巻から、とんでもない惨劇を巻き起こしていたことを誰もが覚えているだろう。
人間の運命に立ちはだかる大自然の驚異・ヒグマ
ふたたび人間たちの運命を狂わそうとするヒグマの登場に、読者たちは興奮を隠せない模様。ネット上では《やはりゴールデンカムイといえば熊ですね》《まさかここでヒグマが参戦!?》《間違いなく最強生物バトルだ》《最終決戦感出てきたな。なんか足りねえと思ってたんだ》《ついに金カム代表キャラが…? これやっぱり最終バトルフィールドよね》《ワクワクしかないんだが!》といった反響が溢れかえっている。
なお、作中ではアシリパがアイヌ文化におけるヒグマの存在をしばしば語ってきた。ヒグマは一度人間を殺すとウェンカムイ(悪い神)となり、その後も人間を食べるようになるとして、恐れられてきたのだ。
ただ、本来であればアイヌ民族にとって動物たちは神性を伴う存在であり、ヒグマも毛皮や肉を与えてくれるキムンカムイとして崇められていた。つまりヒグマに対しては、恐怖と崇拝の感情が共存してきたのだろう。
地獄のような戦場にそんなヒグマがやってきたことは、一体何を意味しているのか。血なまぐさい戦いを繰り広げる人々に、“神の怒り”が下るかもしれない…。
文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ
https://myjitsu.jp/enta/archives/99781

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