猛暑の棚田旅です。
今年の夏は猛暑の連続。熱帯夜の連続。熱中症。
猛暑の中の夏休みに富山県~静岡県の棚田旅に出かけた。
棚田の青色と穂の黄色で清涼感を感じて頂ければと思います。
その報告です。

「四谷千枚田」です。
棚田最上部からの眺めです。
奥三河の山並みが見事に望めます。

「四谷千枚田」には悲しい出来事がありました。
明治37年梅雨時の長雨と雨台風で鞍掛山に隣接する通称、
明治37年梅雨時の長雨と雨台風で鞍掛山に隣接する通称、
貧乏山から山崩れが起こり、沢沿いの棚田はすべて崩壊してしまいました。
先人たちはこの不幸にもめげず、近隣集落の暖かい支援のもとに鍬とモッコで
棚田復興に全力を注ぎ、わずか5年ほどで堅牢な石積みの棚田に蘇らせました。
山の傾斜地に作られた千枚田は、そのあぜや石垣によって大雨の際の土壌浸食を防ぎ、
その保水機能によって調整池の役割を果たし、
水が一気に流水するのを抑える災害防止機能を備えています。

道の横にはお地蔵様がありました。「万民豊楽 五穀豊穣」と書かれています。
農村のお地蔵様を良く表しています。