Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

クラシックコンサート:ジャニーヌ・ヤンセン+アンドリス・ネルソンス+RCO@コンセルトヘバウ(Amsterdam)

2015-09-16 12:39:15 | Concert
アンドリス・ネルソンス(Andris Nelsons)指揮のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)というので、見てみたいと思いました。
それに、バイオリニストのジャニーヌ・ヤンセン(Janine Jansen)が登場といえば、オランダ人の好みのプログラムです。
ジャニーヌ・ヤンセンはオランダで一番の女性バイオリニストです。
そして、アンドリス・ネルソンスはまだ30後半ですが、世界の指揮者ベスト5に入る実力派です。
プログラムは、
Bartók - バイオリン協奏曲第一番, Sz. 36
Sjostakovitsj - 交響曲第七番 in C, op. 60 'Leningrad'
です。
会場は満員で、私たちは舞台後ろの席でした。オーケストラは間近で見れますが、バルトークの場合、ソリストは後ろ姿だけで、音もあまりよくありません。
だいたいジャニーヌ・ヤンセンは、譜面なしで弾くのですが、今回は譜面が用意されていました。
楽章の間に休みをとらず、一気に演奏でした。
素適だったのは、ショスタコーヴィチのほう。すごく楽しめました。イヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のソロパートは美しいです。ところどころにクラリネットやファゴット、トランペットなどのソロフレーズがあるのですが、それがストーンと心に響きます。
アンドリス・ネルソンスの指揮を正面からじっくり見れたのもとてもよかったです。場面に合わせて、指揮棒を使ったり、両手の指の動きだけで表現したりで、パートの初動の合図はわずかな目のコンタクトだけで、あとは身体を使って、曲の表情をコントロールしていきます。指揮者の満足そうな表情、まだオーケストラメンバーの大団円場面でのノリノリの感じなど、演奏している側もとても気持ちいいのだろうなあと思いました。
この交響曲は長く、1時間と少しありましたが、とても引きつけられて聞きました。
カメラが会場に入っていたので、もしテレビなどで放映されたら、また見てみたいです。
体調はOKです。