Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

Het Concertgebouwガイドツアー@アムステルダム

2012-08-19 19:37:06 | Wblog:お出かけMuseum
クラシックコンサートを聞きによく訪れるアムステルダムのコンセルトヘバウを見て回るガイドツアーに参加しました。6時半の開始です。全部で10人くらいでした。英語を望む人は観光客の2人だけだったので、その人たちには英語の説明が書かれたファイルを渡して、ガイドはオランダ語のみ。これって、英語のガイドツアーがあると思って申し込んだ人にはちょっと不親切な感じがしました。まあ、英語を望む人が大半だったら英語でガイドツアーをしてくれるのでしょうけど。
ガイドの人は若い女性で、ちょっと早口だったので、私には聞き取れないところもありました。
まずは、正面玄関へ。そして、1888年にコンセルトヘバウが建てられたときの様子についての説明がありました。この頃は、この場所はアムステルダムの郊外で、何も建物がない牧草地のようなところだったそうです。確かにその頃の絵を見ると、コンセルトヘバウ以外は何もなく、トラムもありません。馬車で45分くらいかけて、観客はやってきたそうです。
そして、王室ファミリーがコンセルトヘバウを訪れたときに使う部屋へ。ただの会議室のようなシンプルな部屋でした。照明がきらびやかでした。壁には、歴代の常任指揮者や出演したスターの写真が飾ってありました。
それから、屋根裏のほうの舞台裏へ。たくさんのエアコン機械や照明機械がありました。エアコンは、その音がホール内に聞こえないように、天井近くへ冷気を送り込んで、自然な形で、場内に入るような工夫がされているそうです。
大ホールはリハーサル中なので入れませんでした。大ホールを一目みたいと思ってツアーに参加した人は残念でした。小ホールのほうへは抜け道があって、ドア一枚で、小ホールのホワイエへ行くことができました。小ホールでは演者の控え室を見せてくれました。小ホールを見た後は、地下のほうへ。グランドピアノを上げるリフトや、出演者用の食堂や、指揮者やソリストの部屋(中は見れませんでした)など。迷路のようでした。
コンセルトヘバウの設計者は、音響のことなどほとんど知識がなく作ったのに、結果的には、ミュンヘン、ボストンと並ぶ世界でも指折りの音響のよいホールになっているそうです。
小ホールは450人くらい、大ホールは2000人くらい入るそうです。
1980年代に大改修と増築を施されたコンセルトヘバウですが、その様子についても説明がありました。
一時間くらいのガイドツアーでした。いつもは見られない場所が見られて、興味深かったです。

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