Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

スキーダム市立美術館@オランダ

2015-11-08 19:11:01 | Wblog:お出かけMuseum
ロッテルダムの近くにある、スキーダム市立美術館(Stedelijk Museum Schiedam)に行ってきました。
スキーダムは小さな町ですが、雰囲気のある良い町で、運河があり古くからの街並みが残っています。
この美術館には一度行ったことがあり、今回は、「De werkelijkheid van Jan Schoonhoven(ヤン・スホーンホーヴェンの現実)」展を見たくて訪れました。
Jan Schoonhovenは、19世紀後半に活躍したオランダの美術家で、草間彌生も参加した1960年代頃のアバンギャルドな芸術運動Zeroのメンバーでもありました。
特筆すべきことは、彼は定年まできちんとPTT(オランダの旧郵便局)に勤めながら、夜と休日を使って、多くの作品を作ったことです。
1967年に出品した作品がブラジルで大きな賞をとったことから、有名になりましたが、そのときすでに53歳でした。
オランダの主な美術館には彼の作品がありますが、展示されているのはせいぜい一つか二つ。
今回は初めての大きな展覧会で、Jan Schoonhovenといえばこれと言っていいほど有名な紙の張り子で作られた幾何学的なパターンのレリーフ群(写真のポスター参照)にはもちろんのこと、それ以前の絵画や、1978年に妻を亡くしてから多く描かれたデッサン作品など、3階に渡っって、ほんとうにたくさん展示があり、ゆっくりと見て楽しむことができました。
お昼前に行ったので、すいていて良かったです。かなり人気があるようで、私が帰る頃にはどんどん人が来ていました。
最近彼の作品はサザビーなどで高値で買われているので、今後、もっと認知が広まることと思います。
他に、デルフトでもJan Schoonhoven関連の展覧会をやっているので、行ってみたいと思っています。
体調は良好です。



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