Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum Amsterdam)

2011-06-02 12:41:54 | Wblog:お出かけMuseum
今日は、昇天祭でオランダは休日です。青空が広がるとても天気の良い日です。
午後からは用事があるので、午前中にちょっと楽しいことでもしようと、アムステルダムの国立美術館(写真)へ出かけてきました。
この国立美術館は長く修理中だったこともあって、実は私は初めて行くのです。ヴァン・ゴッホ美術館の近くで、ミュージアム広場にも面しているので、何度もそばには行っているのですが、中に入るのは今回が初めてです。私はあまり17世紀頃に美術には関心がないのですが、オランダの代表的画家レンブラントとフェルメールが活躍した時代、そしてレンブラントの代表作「夜警」がこの美術館にはあるので、一度は見てみたいと思っていました。
10時前には入館したのですが、そこそこの混み具合です。人が多いところは簡単に見て、重要な作品だけじっくり見ました。レンブラントの22歳の時の自画像はとてもよかったです。小さな絵なのですが、光が左上からあたっており、その光を反射した巻き毛の描写の素晴らしいこと。また、この絵の左に展示されている聖書を読む老女の本を触っている手の描写の精密で、光に輝くような感じは、ほんとうにレンブラントが傑出した才能を持っていたことを示していると思いました。見たかった「夜警」ですが、これはとても大きな絵です。オランダに来た当時に知り合ったインドネシアから来た絵描きの人が、この「夜警」を生で見てすごく感動をして涙が出たと言っていたのを今でも覚えていますが、私にはそれほどの感動はありませんでした。現在、「夜警」は、Anselm Kiefer(アンゼルム・キーファー)というドイツの現代芸術家がゴッホのひまわりをモチーフにした巨大なオブジェ作品と同じ部屋に飾られており、面白いコントラストを醸し出しています。
また、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」もありました。これは、注がれている牛乳の「動」がリアルで、何世紀もたった今でさえ、その動きの一瞬が絵画として残されていることに思いを馳せ、感心しました。色遣いも綺麗で、やはり名作だなと思いました。
ミュージアムショップを楽しんで、2時間弱で美術館を後にして、ちょうどお昼前だったので、カフェでランチをして、帰宅しました。カフェの記録は機会があれば、日を改めて…。
体調は良好です。

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