Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

血液内科定期受診

2012-04-10 07:35:59 | 医療・病気
血液内科の定期受診に行ってきました。次回より、2ヶ月ぶりです。
待合室に着いたのは、受診時間の5分前。ちょうど良い時間だなと思っていたら、診察室のドアが開いて、前の患者が出てきました。そして、少ししてから、またドアが開いて、K医師が出てきて、あ、私の番かなと思ったら、別の患者の名を呼びました。いつも時間には遅れることなく診察が始まるのですが、今回は遅れ気味なのねと思いました。しかし、2分くらいでその患者が出てきて、結局、私は時間通りに名前を呼ばれ、診察室へ。
さて、まずはフリーライト(Freelite)血液検査の結果。λの値は、前回よりほんの少し下がりました。グラフを見せてくれましたが、ずっとプラトーの状態をキープしていることがわかります。つまり、良好です。
K医師は「今だから話すけど、3年前はかなり酷い状態で、とても心配したんですよ」。私が「移植のときですか?」と聞くと、「いや、そのあとですぐに再発したとき」とのこと。これはもう望みのないケースなのかもしれないと思ったそうです。当時、新薬だったレナリドミドは再発患者のみに使用可能で、私はちょうどその対象となって使用することになったのですが、腎臓疾患もあるために、量や頻度を決めるのが難しく、ユトレヒト大学病院のMMの権威の先生などにもアドバイスをもらったそうです。
「レナリドミドが効かなかったら、大問題でしたね」と私が言うと、「ああ、ほんとうに」とK医師。
奇跡的にといってもいいほど、薬が効果を発揮し、今に至るわけです。こういうことを考えると、最近ちょっと、同年代で活躍している人の姿などを見て自分の人生がいまひとつのように思え、しょんぼりすることもあるのですが、こうしてそこそこ元気に生きていることだけでも貴重でラッキーなことなんだと、思いを新たにしました。
K医師が言うには、こうやって少しでもプラトーな状態を維持して、悪化を先送りにすることが重要だそうです。最近は新しい薬もどんどん開発されてきていて、未来になればなるほど、確率の良い薬を複数試す機会が得られるから。でも、プラトーを保つって、私の努力ではなんともできないんですよね。薬がいつまで効力を発揮し続けるかというのは、私はコントロールできない。「頑張ればなんとかなる」とか「努力すれば報われる」とかいう教育を受けてきた私としては、なんか心もとないけれど、これが現実だったということなんですよね。
ま、一日一日を大切に、感謝しながら過ごそうと思います。
体調は良好です。

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