Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

モトヴン(Motovun):クロアチアイストラ半島14日間⑦

2011-06-13 07:26:54 | 旅行(クロアチア)
ドヴィグラッドをあとにして、道を北上し、丘の上にある町モトヴン(写真)に向かいます。
一度、道を間違って細い道に入ってしまいましたが、大きな道に戻って標識を探して辿っていくと、モトヴンに着きました。モトヴンに入る丘のふもとに駐車の係の人がいて、丘を上がって駐車するためのチケットを買います。どんどんと上っていくと、パーキングスペースがあり、そこに駐車しました。かなり高い場所なので、見晴らしが良いです。そこから、また徒歩で丘の頂上にある町まで上っていきます。両脇には、名物のトリュフや蜂蜜、オリーブオイルなどを売るお店や、工芸品を売るギャラリーなどが点在しており、歩いていて飽きることはありません。また狭い道なのですが、地元の人の車なのか、車がときどき通ります。その時は、隅のほうへ身を寄せないといけません。道は石畳で、滑りやすい感じで、歩きにくいです。ときどき休んで、眼下の風景を眺めながら、上りきると、まず門が見えます。ヴェネチア時代にできた門です。そして、見晴台があります。青空と緑の森と小さく見える村がのどかな雰囲気を醸し出しています。すぐに、二つ目の門があって、それをくぐると町です。町は城壁にぐるりと囲まれており、その城壁沿いを歩いて回ることができます。城壁に腰をかけて、景色を眺めながらぼーっとしていると、時を忘れてしまいそうです。
しかし、時刻はお昼近くになっており、お腹がすいてきました。私のガイドブックと夫のガイドブックの両方に載っているレストランで、昼食を食べることにしました。二つ目の門の中にあるPod Voltomというレストランです。白トリュフが有名ということで、白トリュフのリゾットをいただきました。口の中にトリュフの香りが広がる、とてもとてもおいしい一品でした。夫は、白トリュフのパスタでしたが、そちらもおいしかったとのことです。
小さな町なので30分くらいで全部見れてしまいます。次のスケジュールがあるので、町を下りることにしました。
また急な坂をゆっくりと歩いて下りていくと、駐車場の近くで、同じホテルに泊まっているオランダ人のM夫妻とP氏にばったり出くわしました。彼らもレンタカーを借りて、内陸の小さな町を回っているとのこと。これから昼食だということなので、さっきのレストランを教えました。翌日、彼らから「美味しかったよ」と言われました。
さて、次の町、グロズニヤンへ出発です。

ドヴィグラッド(Dvigrad):クロアチアイストラ半島14日間⑥

2011-06-12 10:35:39 | 旅行(クロアチア)
イストラ半島の内陸部には、とても魅力的な小さな町が点在しています。そこへ行くとなるとローカルバスを使うことになるのですが、本数が少なく、平日の学校がある時期は日に数本ありますが、土日になると2本とか運行がなかったりします。もし、バスを乗り逃がした場合、タクシーを呼ぶとなると、タクシーの営業所は海沿いの大きな町にしかないため、高額な料金になってしまいます。というわけで、レンタカーを一日借りることにしました。
レンタカーを9時にホテルのそばで受け取ったあと、Dvigrad、Motovun、Groznjan、Svetvincenatの4つの町を巡る予定を立てました。
町の路地はかなり細いし、地方道も狭いところがあるので、いちばん小さな車をチョイスしました。シーズンの始まりの時期だから、与えられた車は、30kmくらいしか走っていない新品同様のオペルコルサでした。エアコンもばっちりきいて、運転手の夫が言うには、とてもスムーズな車だったそうです。
最近出来たような真新しい高速道路にプーラから乗ります。この高速道路、有料です。いくらかは正確には忘れましたが、2、3百円だと思います。この日、何回かこの高速道路を乗り降りしましたが、プーラの料金所で払っただけで、後はどの料金所にも人が居ず、フリーパスでした。高速道路は車も少なく、とても快適でした。
最初に訪れたのドヴィグラッド(Dvigrad)という町。高速道路に案内板が出ていて、その通りに進んで行くと、辿りつきました。案内板の数は最小限なので、見逃すとアウトです。
ドヴィグラッド(写真)というのは実は、ゴーストタウンで、廃墟しかありません。着いたのは10時頃。入り口に露天を出している人が一人いるだけで、あとは誰も居ません。かつては町だったのですが、1631年のペストの流行で、人々がこの町を去ってしまいました。石造りの建物の跡が残っており、かつての姿をしのぶことができます。
この日、空は雲のない青空で、人もいないこともあって、写真をたくさんとりました。
11時頃、この町を後にしましたが、露天商の人が2組くらい増えただけで、観光客らしい人には遭遇しませんでした。
ただ、後に、この町を訪れたホテルが同じの人に話しをきいたら、彼女が行った時は、ドイツの団体など、観光客がわさわさいたとのことです。ゴーストタウンだけに、人がいないときに行けたのは、私たちにとってラッキーだったなと思います。

ロヴィニ(Rovinj)+Vrsar周遊クルーズ:クロアチアイストラ半島14日間⑤

2011-06-11 06:15:03 | 旅行(クロアチア)
イストラ半島は、個人で回るなら、移動手段がバスかレンタカーしかありません。効率的に回りたいのなら、ツアーに参加するほうがよいです。
船で回るクルーズツアーは人気が高く、またたくさんの業者が運営しています。私たちは、プーラから出発し、ブリヨニの島々を見ながら北上、ロヴィニに2時間滞在、リム・フィヨルドを船から見て、Vrsarに2時間滞在して戻るという、朝9時スタート、6時終了のツアーに参加しました。泊まっているホテルのあるMedulinからのバスの送迎も含めて、280クーナ(約4500円)でした。
船の名はメリーサ(Melisa)。2階立てで、2階には半分以上がオープンデッキになっている、かなりこじんまりとした中型船です。
この日は、曇り日で、風があり、波が高めでしたので、揺れる揺れる。遊園地のアトラクションかと思うくらい揺れました。私自身は揺れを楽しんでいたのですが、なかには気分が悪くなる人もいたようです。私も最後のほうは早く着いてくれないかなーと思っていました。
そして、ようやくロヴィニに到着かと思ったら、通り過ぎて、少し先にあるVrsarという町に到着しました。この町は、ロヴィニ同様、一種の要塞町で、丘の上に教会と尖塔があり、その回りを囲むようにずっと海まで建物が所狭しと建っています。すごく勾配の強い坂を上って、丘の上を目指しますが、途中で息がきれて、カフェでアイスティーを飲んで、休憩しました。休憩後、また坂を上って、やっと頂上にある教会へ。イストラ半島でよく見る天井に木の梁が見えて両脇に通路がある形の教会です。丘のところどころに見晴らし台があって、青い海と島々が見て、素晴らしい眺めです。また、カサノバの住んだ家などがありました。
港へ戻って、船に乗り込みます。私たちは知らなかったのですが、ランチがツアーには組み込まれていたようで、船内でランチがふるまわれました。まず飲み物は、白ワイン、オレンジジュース、ミネラルウォーター。そして、尾頭魚一匹丸ごとグリル、チキングリル、サラダが一皿に乗ったものが、配られました。おいしかったです。デザートを期待しましたが、デザートはなし。
食べているうちに船はリム・フィヨルドへ。フィヨルドといっても本当のフィヨルドではなく、フィヨルドに似た景色ということで名づけられているそうです。石灰岩の岩肌が崖のように切り立って、深い緑とともに美しい景色を形作っています。
そして、次の停泊地ロヴィニへ。ロヴィニ(写真)も丘に所狭しと建物立っていて、その頂上に教会と尖塔があります。曇り空の写真しか撮れなくて残念でしたが、海から見るととても美しい町です。頂上の教会は聖エウフェミヤ教会といって、聖女エウフェミヤの石棺が祭られています。キリスト教徒にとってはかなりの聖地らしく、熱心に見ている人々がいました。ロヴィニの町の通りは狭く、また敷石が石灰石で、長い年月で磨耗しており、つるつるです。滑りやすいので、サンダルを脱いで、素足で歩いている観光客も見かけました。
暑いので、船の出港時間までに間にアイスクリームを買って、食べました。アイスクリームはこのバカンス中何度か食べましたが、イタリアンジェラートのような美味しさのものには出会えなかったです。なんか工場大量生産系のまったりとした味のものばかりでした。
このクルーズツアーですが、プーラからホテルまでの移動時間もあるので、実際には8時出発で夜7時帰ホテルでした。かなり疲れました。でも楽しかったです。おすすめです。

ポレチュ(Porec):クロアチアイストラ半島14日間④

2011-06-10 12:41:25 | 旅行(クロアチア)
ポレチュはイストラ半島の西側の海沿いにあります。世界遺産のエウフラシウス聖堂があるので、是非訪れたいと思いました。
移動手段はバスです。まず、私たちの滞在地Mudelinから路線バスでプーラへ出ます。プーラのバスターミナルから長距離バスでポレチュへ行きます。プーラからポレチュまでの料金は約65クーナ(約1000円)でした。長距離バスはエアコンがきいていて、シートもよく、乗り心地がよいです。海沿いの観光地ロヴィニに停まっただけで、あとはノンストップで、ポレチュに到着しました。11時半にプーラを出て、ポレチュには1時頃着だったので、約1時半のバスの旅でした。ポレチュのバスターミナルで帰りのバスの時間を調べると、あまり遅くなりたくないので、4時のバスで帰らなくてはならないことがわかりました。ということは、ポレチュの滞在時間は3時間しかないことになり、急いで見て回らなければと思いました。
でも、お腹がすいていたのでまずランチ。レストランのテラスで、おいしいエビのリゾットを食べました。そして、世界遺産のエウフラシウス聖堂へ。聖堂は、金色の装飾が施されたモザイクの絵がとてもきれいでした。聖堂内は、両脇に廊下がある形で、天井は高く、木で出来た梁が見えます。中央奥にある部分(写真)はとても美しく、豪華にできています。古いキリスト教美術品は、ふつう、ビザンチン帝国のイコノクラスム(聖像破壊運動)で破壊されて残っていないのですが、イストラ半島は自治を行なっていた町が多くあったため、破壊を免れて残っています。この聖堂と回りの回廊などは、無料で見ることができます。そして、はっきり憶えていませんが20クーナくらいを払って、併設のミュージアムへ入りました。そこにはたくさんのモザイクが展示されていました。ローマ時代のモザイクも多くあり、シンプルながらも今だ色褪せることなくちゃんとした形で残っていることに感動を覚えました。
塔にも登ることができるのですが、こちらは体力的にパスしました。
そして、ロマネスクハウスやネプチューン神殿など、町の観光スポットを見て回りました。ネプチューン神殿は、廃墟が残っており、私たちが行ったときには誰もいませんでした。町の空き地に突然、廃墟があるという感じです。案内板もいまひとつわかりづらく、ガイドブックがなければ、何かわからずに通り過ぎてしまいそうでした。
町は小さいので、最初は時間がないと思いましたが、大丈夫でした。町の路地は細く、また雰囲気のある古い建物ばかりで、かなりフォトジェニックです。海がすぐそばで、港の景色も抜群に良いです。とても暑い日で、日差しが強く、港のベンチでひと休みとはいかなかったのですが、もう少し涼しかったら、海を眺めて、ボーッとしたかったです。
港からは遊覧船がいろいろ出ているようでした。
帰りのバスは、走るコースが違って、内陸の山を通って行くコースで、ところどころで乗客を拾って走って行きました。料金も違っていて、ポレチュからプーラが58クーナでした。
ポレチュ、時間がないと思っていたので、ちょっと急ぎ足で見てしまいましたが、良い町でした。世界遺産があるとのことで、とても混み混みなのかなと思っていたのですが、まだ6月だからか、人もそこそこで良い感じでした。

グラスボートツアー(Medulin):クロアチアイストラ半島14日間③

2011-06-09 08:38:39 | 旅行(クロアチア)
Medulinでグラスボートのツアーに参加しました。ホテルから徒歩2、3分で港に出ます。港といっても、別の島へ出かけるためのレジャーボートや小船がたくさん停泊していて、岸沿いにどんどん歩いていくと、船の種類が変わっていって、最後のほうに、遊覧船が数隻、泊まっています。
グラスボート(写真)は名前の通り、船底の一部がガラス張りになっている船で、海の中が覗けるようになっています。運行は、10時出発で14時終了と、14時半出発で18時半終了の2回でした。私たちは、10時出発の回に乗りました。
水の透明度はかなり高いので、よく海底が見えます。遠浅の海です。港の中の海底は、ほとんど何もありません。うにのような黒い円形のかたまりがところどころに見えるだけです。港を出て、外の島々のほうへ向かいます。外の景色のほうがすばらしいです。青い空、緑の濃い木々、カルストの岩肌を見せた島、気持ち良さそうに舞う鳥たちなど。
ときどきグラスボートの人が、英語で説明してくれます。沖に出ると、海底に貝や小さな魚が見えるようになってきました。また、海草がたくさん生えている場所もあります。見えている貝は全体のほんの1割くらいが海底から頭を出しているだけで、9割は海底に刺さっているとか、また別の貝は岩を溶かしながら突き刺さって成長するそうで、10年くらいかかって7センチくらいにしかならないけど、とても美味しいそうです。でも乱獲されて、現在は保護されているので、食べれないとか。話は興味深く、英語もわかりやすかったです。
でも、さんご礁とかあって、色とりどりの魚やイソギンチャクとか見れるのかなあと思っていたのですが、緑系のモノトーンの世界でした。
途中で小さな島に立ち寄って、そこで1時間くらい自由時間がありました。暑い日なので、アイスティーをいっきに飲んで、その後、海辺を歩いたり、あまりの水の美しさにサンダルで海水の中を少し歩いてみたり。もちろんその島では、泳いでいる人もいました。島には大きなサボテンがいくつもあり、黄色い花を咲かせていました。
船なので風があって気持ちよかったです。オランダから2時間のフライトでこれほど違った景色が見えるのかと思いました。ホテルからも近いこともあり、リラックスできたツアーでした。



プーラ(Pula):クロアチアイストラ半島14日間②

2011-06-08 11:05:30 | 旅行(クロアチア)
プーラ(Pula)はイストラ半島でいちばん大きな町です。滞在したホテルのあるMedulinからは路線バスで30分くらいです。タクシーだと15分くらいかな。
路線バスは、ゾーン制で、同一ゾーンだと一定金額です。バスの運転手さんから、乗るときに行き先を言ってチケットを買います。MedulinとPula間では、15クーナでした。ちなみに、この路線バスは冷房がきいていません…。タクシーだと、夜に乗ったときには、240クーナしました。
バスは本数が少なく、バスがない間に、乗り合いタクシーが走っていることがあります。たまたま出くわして乗ったときには、MedulinからPulaまでで、20クーナでした。乗り心地がよく、これはお買い得だと思いました。ただ、滞在中、一回しか出くわしませんでした。
プーラには、ローマ帝国時代の建物がたくさん残っています。その中でも目をひくのが、円形劇場(Amfiteatar:写真)です。海のそばに造られており、観客席に座れば、アーチ越しに海を見ることできます。そして、この円形劇場は、実際にコンサートや映画祭などで使用されています。
他には、アウグストゥス神殿、古代の門(ヘラクレス門、双子門)、坂の上にあるフランシスコ教会など、見どころがたくさんあります。
日本語のガイドブックには載ってなかったのですが、6世紀のマリア聖堂があって、全部ではなくて一部が残っているのですが、そのたたずまいが時を経てる感じがして、よかったです。
また、これはイストラ半島全体の観光地に言えることですが、もう少し案内板や説明を効果的にすればよいのにと思いました。素材はいいのに、それが何なのかの説明が少ない(もしくはない)ので、ちょっと物足りない思いをしました。まあ、これからどんどん充実していくことと思います。
プーラは観光客がいっぱいで、町のあちこちに古代の遺跡がちらばっていて、活気がある町でした。海に近いので、風があり、開放感が感じられました。
天気が良く、日差しが強いので、かなり暑かったです。坂がかなりの勾配なので、昇ると息がきれました。
帽子を持ってこなかったので後悔しました。滞在中につばの大きいものを買いました。



イストラ半島バカンス(クロアチア14日間)①

2011-06-07 12:17:13 | 旅行(クロアチア)
一年に一度はバカンスに行かなくてはいけないような強迫観念のようなものがオランダ人にはあります。
6月頃にはボーナスの代わりに、「バカンシーヘルド(バカンス用のお金)」として、1~2ヶ月分くらいのエクストラのお金が支給されます。65歳以上の年金受給者も同様です。日常の会話でも、春ごろから今年のバカンスにはどこに行くかの話がよくでます。
さて、私たちは、今年は、クロアチア(Croatia)のイストラ半島(Istra)にあるMedulinという町のホテルに14日間滞在してきました。6月7日から21日までです。まだ学校は夏休みではないので、ハイシーズンの少し手前という時期です。
イストラ半島はクロアチアの西端に属し、イタリアのすぐ隣りです。Medulinは、アドリア海に面したとても美しい港(写真)を持つ町です。
気温は25度から30度で、日が照るとかなり暑く、半そでと短パンでちょうど良いくらいです。夜になり、風があると少し肌寒く、薄い何かをはおったほうが良いです。
14日間、ほぼ毎日晴天で、曇り日が1日くらいありましたが、雨に降られることはありませんでした。
イストラ半島のメインの産業はツーリズムだろうと簡単に推測できるくらい、あちらこちらに旅行者ばかりでしたが、それでもどの場所もほど良い混み具合で、観光地のお店の店員さんも素朴さがあって、気持ちよく観光できる土地でした。
ローマ時代の遺跡や教会、建物、モザイク画などがたくさん残っており、絵のような素晴らしいアドリア海の風景とともに、観光のしがいのある場所でした。
旅行者は、イギリス人、ドイツ人が多く、オランダ人も多いです。14日間で、アジア人は数えるほどしか見ませんでした。日本からは直行便がないから、ちょっと行きにくい場所なんだと思います。また、クロアチアの首都ザグレブや、クロアチア観光の目玉プリトヴィツェ湖群国立公園などからは、かなり遠く離れているので、クロアチア旅行のメインルートには入っていない場所なのだろうと思います。
オランダのスキポールからクロアチアのプーラ(Pula)へ、クロアチア航空の直行便で飛びました。飛行時間は約2時間。近いなという印象です。この短い時間の中で、ちゃんと食事も出ます。
クロアチアの不便なところはユーロが使えないこと。クーナという貨幣単位で、1クーナ=約15円=約0.135ユーロです。私は、旅行中、7クーナ=約1ユーロと考えて、計算していましたが、ちょっと面倒でした。
2013年にEU加盟が許可されたそうで、これを機に、クロアチアは人気リゾートとなって、観光が大ブレイクすると思います。
2週間のバカンスはほんとうにあっという間でした。かなりアクティブにいろいろと観光し、じっくりと楽しんできました。
これから、少しずつクロアチア旅行のハイライトをブロクにアップしていくつもりです。
体調は良好です。

カタラインコンベント博物館(Museum Catharijneconvent:ユトレヒト)

2011-06-05 08:16:08 | Wblog:お出かけMuseum
カタラインコンベント博物館は、キリスト教関連の貴重な展示物が見られるミュージアムで、古い修道院の建物を改装して使用しています。ユトレヒトの中心街から徒歩距離にあります。
宗教画やキリスト教の式典で使う道具や古い聖書など、キリスト教徒にとってはとても由緒のあるものが展示されています。
私自身はこういうものにとりわけ興味があるわけではなく、普通なら特にこのミュージアムを訪れる動機付けもないのですが、今回は、Ducth Doc Award 2011というオランダのドキュメンタリー写真の賞にノミネートされた作品が展示されているということで、それを見たいと思い、訪れました。中でも、TOKYO TOKYOというWassink Lundgrenの作品がどのような東京を写しているのか興味を持ちました。
さて、ミュージアムの入り口(写真)から中に入っていくと、ユトレヒトの中心に近いのにかかわらず、静寂が訪れます。
まず、The Sochi Projectというノミネート作品の展示を見て、Shelterという作品を見ました。その後、カタラインコンベント博物館の収蔵品の展示となり、また特別展の「Verborgen verhalen」を見ました。博物館の中はかなり広く、モダンになっており、じっくりと貴重な品々を見ることができます。レンブラントが若い頃に描いた絵もありましたが、レンブラントにしてはちょっと精彩に欠ける作品のように思いました。人は少なく、ただかなり熱心に見ている人ばかりでした。最後までくまなく見たのですが、TOKYO TOKYOに出会うことが出来ませんでした。
それで、パンフレットをよく読むと、セントラルミュージアムスタジオの方でも展覧会が行なわれているとのこと。TOKYO TOKYOはきっとそちらのほうに展示されているんだと思います。時間がなかったのでそちらへ行くことはできませんでした。残念。
賞の受賞発表式は、6月11日です。
体調は良好です。

レナリドミド+デキサメタゾン 第16サイクル開始

2011-06-03 11:25:40 | 医療・病気
レナリドミド10mgとデキサメタゾン2mgを週3回服用を3週間、次の1週間はデキサメタゾンのみを週3回服用するというサイクルの16回目が始まりました。
もう一年以上、この処方で安定した生活が送れていてありがたいです。
先日、デキサメタゾンがなくなりそうなので、再処方せんを持っていって、薬局で薬を受け取ったときに、薬局の人が、コンピュータで私のデータを見て、「胃を守る薬は使っていないのですか?」と訊かれました。「使っていません」と答えたところ、「デキサメタゾンの量が多いので使ったほうがいいかもしれませんよ。もし胃に違和感があったらすぐに医師に言って、処方してもらってください」と言われました。
実はずーっと以前に、胃を守る薬としてPantozol(胃酸を抑える、抗潰瘍剤)を処方されていて、ずっと服用していたのですが、ずいぶんと服用している薬の数が減ったし、この薬、朝食の30分以上前に飲まないといけなくて、何か面倒くさくて、やめてしまいました。当時、あとで医師に、「実はPantozolを飲んでいません」と言ったら、「飲んでいないなら、薬のリストに載せておいてもしょうがないから、削除しておくね」と言って、削除してそのまま問題なく過ごしています。
また、現在服用しているデキサメタゾン2mgですが、薬局では4mgの錠剤しかなく、これを半分に割って服用しています。だから、大きさとしてはすごく小さいものです。だから、これが胃に問題があるとは思わなかったんですが…。なんかちょっと不安になってきて、次回、血液内科の医師の診察の時にこの件について、意見を尋ねてみようと思います。
体調は良好です。

アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum Amsterdam)

2011-06-02 12:41:54 | Wblog:お出かけMuseum
今日は、昇天祭でオランダは休日です。青空が広がるとても天気の良い日です。
午後からは用事があるので、午前中にちょっと楽しいことでもしようと、アムステルダムの国立美術館(写真)へ出かけてきました。
この国立美術館は長く修理中だったこともあって、実は私は初めて行くのです。ヴァン・ゴッホ美術館の近くで、ミュージアム広場にも面しているので、何度もそばには行っているのですが、中に入るのは今回が初めてです。私はあまり17世紀頃に美術には関心がないのですが、オランダの代表的画家レンブラントとフェルメールが活躍した時代、そしてレンブラントの代表作「夜警」がこの美術館にはあるので、一度は見てみたいと思っていました。
10時前には入館したのですが、そこそこの混み具合です。人が多いところは簡単に見て、重要な作品だけじっくり見ました。レンブラントの22歳の時の自画像はとてもよかったです。小さな絵なのですが、光が左上からあたっており、その光を反射した巻き毛の描写の素晴らしいこと。また、この絵の左に展示されている聖書を読む老女の本を触っている手の描写の精密で、光に輝くような感じは、ほんとうにレンブラントが傑出した才能を持っていたことを示していると思いました。見たかった「夜警」ですが、これはとても大きな絵です。オランダに来た当時に知り合ったインドネシアから来た絵描きの人が、この「夜警」を生で見てすごく感動をして涙が出たと言っていたのを今でも覚えていますが、私にはそれほどの感動はありませんでした。現在、「夜警」は、Anselm Kiefer(アンゼルム・キーファー)というドイツの現代芸術家がゴッホのひまわりをモチーフにした巨大なオブジェ作品と同じ部屋に飾られており、面白いコントラストを醸し出しています。
また、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」もありました。これは、注がれている牛乳の「動」がリアルで、何世紀もたった今でさえ、その動きの一瞬が絵画として残されていることに思いを馳せ、感心しました。色遣いも綺麗で、やはり名作だなと思いました。
ミュージアムショップを楽しんで、2時間弱で美術館を後にして、ちょうどお昼前だったので、カフェでランチをして、帰宅しました。カフェの記録は機会があれば、日を改めて…。
体調は良好です。