夫の大学時代のゼミの教授がお亡くなりになり、今夜はお通夜だそうです。
ですから今朝は、喪服を持って会社へ出かけていきました。
その教授の奥さまは、有名な歌人の尾崎左永子さんです。
尾崎左永子さんといえば、『源氏の恋文』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞され、いまや『家庭画報』やNHKテレビなどで、しっとりと美しく、品のいいおすがたを見せて下さっている方です。
その尾崎さん、もう数年前になりますが、新聞にご自分の経歴を書いていらしたことがあります。それによると一度目の結婚はうまくいかず離婚され、尾崎教授とは再婚だったそうです。
夫の話によると、大学時代に尾崎先生のお宅にお邪魔すると、リビングのすみに小さな机があって、そこが奥さまの執筆場所だったようだと話していたことがあります。
「いまの尾崎左永子さんを想像できるものは、まだ影も形もなく、先生の机の五分の一くらいの小さな机に、奥さまはいつも向かわれていた」と。
それから数十年後。尾崎左永子さんは、いまや日本を代表する歌人のおひとりです。そんなことを考えていると、すごく不思議な気持ちがしてきます。
ともあれ今夜はしみじみと、尾崎巌さんのご冥福と尾崎左永子さんの更なるご活躍をお祈りしたいと思います。
雨もやんで、ご自宅のある鎌倉でのお通夜には、きっとたくさんのゼミ生たちが集合していることでしょう。夫のご帰還も今夜は遅いに違いありません。
ですから今朝は、喪服を持って会社へ出かけていきました。
その教授の奥さまは、有名な歌人の尾崎左永子さんです。
尾崎左永子さんといえば、『源氏の恋文』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞され、いまや『家庭画報』やNHKテレビなどで、しっとりと美しく、品のいいおすがたを見せて下さっている方です。
その尾崎さん、もう数年前になりますが、新聞にご自分の経歴を書いていらしたことがあります。それによると一度目の結婚はうまくいかず離婚され、尾崎教授とは再婚だったそうです。
夫の話によると、大学時代に尾崎先生のお宅にお邪魔すると、リビングのすみに小さな机があって、そこが奥さまの執筆場所だったようだと話していたことがあります。
「いまの尾崎左永子さんを想像できるものは、まだ影も形もなく、先生の机の五分の一くらいの小さな机に、奥さまはいつも向かわれていた」と。
それから数十年後。尾崎左永子さんは、いまや日本を代表する歌人のおひとりです。そんなことを考えていると、すごく不思議な気持ちがしてきます。
ともあれ今夜はしみじみと、尾崎巌さんのご冥福と尾崎左永子さんの更なるご活躍をお祈りしたいと思います。
雨もやんで、ご自宅のある鎌倉でのお通夜には、きっとたくさんのゼミ生たちが集合していることでしょう。夫のご帰還も今夜は遅いに違いありません。