今日は秩父の母のところへいって、その足で従姉妹の車で従姉妹の家にお邪魔してきました。
彼女の家はもうかれこれ15年以上も、ご主人と老後の楽しみにとご自宅のお庭の250坪あまりをイングリッシュガーデンにしています。
個人のご自宅でありながら、その見事さからいつしか秩父では有名になってしまいました。今日も私がお邪魔しているあいだに、何組もの方が「拝見させてください」と見学に訪れていました。
バラの見頃は来週あたりだそうです。この時期になると1000人以上の人たちがバラを見学に訪れるそうです。
今日は残念ながら、まだ二分咲きでした。
ローズガーデンといってもバラだけのお庭は、すごくつまらない空間になるので下草を植え、みどりのグラデーションにするです。そんなとき活躍してくれるのがカモミール。お庭がやわらかな雰囲気になるそうです。

近頃では、そんな他の花々と共存できるバラが人気のようです。
いわゆるお花屋さんで売っているような、つんと上を向いてひとり、咲き誇っているようなバラはどうしても浮いてしまい、他の花たちとの風景に溶けこめないのだそうです。そこで他の花たちと協調でき、バランスのとれ、しなやかに語りかけてくるようなオールドローズと呼ばれる4000年~5000年くらい前のバラが人気だそうです。
「小さなバラだったり、しわくちゃのバラだったりしてるのに、女の人たちは、かわい~いって」
いまどきは、バラの世界でも他者とうまくやっっていける、いわゆる「空気の読めるバラ」が人気なのだそうです。
けれど男性の美意識は、そんな時代にあっても、美しく気高い、ひとり咲き誇ったようなバラではなく「薔薇」がお好みとか。
なんだか人間の世界を界間みているようで、おもわず笑ってしまいました。

また、イングリッシュガーデンをやるなかで一番大事なことは、肥料をあげることだそうです。
「花たちは、必ず愛情に答えてくれる」
そんな熱い信条をお持ちの従姉妹夫妻は、秋には、春から夏に美しい花を咲かせて楽しませてくれたお礼にと、バラたちに丁寧に「お礼肥い」をするそうです。
庭に立っていたら、どこかで鴬が鳴いている声がしました。
「鳴き真似をしてみて」
従姉妹に促され
「ホーホケキョ」
おもわず鳴き真似をしたら、すかさず、どこから「ホーホケキョ」とお返事が。
「鴬って、鴬色ですごく不細工な鳥なの。あんまり姿を現さないで、いつも緑のどこかで鳴き声だけしてくる。でもこっちも鳴き真似をすると、必ず答えてくれるから、ほんとは寂しがり屋なのかもしれないわね」
自然と思いきり対話して、花々からエネルギーをいただいて、おいしい空気をたくさん吸って。
いい一日でした。
☆『園芸ガイド』でも紹介されていますが、秩父近隣にお住いの方はお気軽にお越しくださいとのことでした。
秩父市山田1895-1
彼女の家はもうかれこれ15年以上も、ご主人と老後の楽しみにとご自宅のお庭の250坪あまりをイングリッシュガーデンにしています。
個人のご自宅でありながら、その見事さからいつしか秩父では有名になってしまいました。今日も私がお邪魔しているあいだに、何組もの方が「拝見させてください」と見学に訪れていました。
バラの見頃は来週あたりだそうです。この時期になると1000人以上の人たちがバラを見学に訪れるそうです。
今日は残念ながら、まだ二分咲きでした。
ローズガーデンといってもバラだけのお庭は、すごくつまらない空間になるので下草を植え、みどりのグラデーションにするです。そんなとき活躍してくれるのがカモミール。お庭がやわらかな雰囲気になるそうです。

近頃では、そんな他の花々と共存できるバラが人気のようです。
いわゆるお花屋さんで売っているような、つんと上を向いてひとり、咲き誇っているようなバラはどうしても浮いてしまい、他の花たちとの風景に溶けこめないのだそうです。そこで他の花たちと協調でき、バランスのとれ、しなやかに語りかけてくるようなオールドローズと呼ばれる4000年~5000年くらい前のバラが人気だそうです。
「小さなバラだったり、しわくちゃのバラだったりしてるのに、女の人たちは、かわい~いって」
いまどきは、バラの世界でも他者とうまくやっっていける、いわゆる「空気の読めるバラ」が人気なのだそうです。
けれど男性の美意識は、そんな時代にあっても、美しく気高い、ひとり咲き誇ったようなバラではなく「薔薇」がお好みとか。
なんだか人間の世界を界間みているようで、おもわず笑ってしまいました。

また、イングリッシュガーデンをやるなかで一番大事なことは、肥料をあげることだそうです。
「花たちは、必ず愛情に答えてくれる」
そんな熱い信条をお持ちの従姉妹夫妻は、秋には、春から夏に美しい花を咲かせて楽しませてくれたお礼にと、バラたちに丁寧に「お礼肥い」をするそうです。
庭に立っていたら、どこかで鴬が鳴いている声がしました。
「鳴き真似をしてみて」
従姉妹に促され
「ホーホケキョ」
おもわず鳴き真似をしたら、すかさず、どこから「ホーホケキョ」とお返事が。
「鴬って、鴬色ですごく不細工な鳥なの。あんまり姿を現さないで、いつも緑のどこかで鳴き声だけしてくる。でもこっちも鳴き真似をすると、必ず答えてくれるから、ほんとは寂しがり屋なのかもしれないわね」
自然と思いきり対話して、花々からエネルギーをいただいて、おいしい空気をたくさん吸って。
いい一日でした。
☆『園芸ガイド』でも紹介されていますが、秩父近隣にお住いの方はお気軽にお越しくださいとのことでした。
秩父市山田1895-1