20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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卯の花くたし

2008年05月28日 | Weblog
 TVの天気予報で、「五月晴れ」というのはほんとうは梅雨の晴れ間のことを言うのだと解説していました。
 同じく「五月雨」(さみだれ)は梅雨のことだそうです。
 五月(さつき)なのに、なぜ梅雨かというと、旧暦ではちょうど六月の中旬が、五月なのだそうです。
 五月晴れというと、五月の連休あたりの風薫る季節を想像してしまいます。
 私の生まれた秩父では、お雛祭りも3月3日ではなく、旧暦で4月3日でした。
 いまではすっかり3月3日に慣れてしまいましたが、なにかの折りに、ふと4月3日に、あの緋毛氈の七段飾りを思い出すことがあります。
 旧暦というのは、微妙に季節感がずれているなと思いながら。

 あと三日もすれば、六月。
 いよいよ梅雨の鬱陶しい季節に入ります。
 それを、「五月雨」と言うには、なんとなく抵抗があります。
 さしずめ、卯の花も腐ってしまいそうな、じめじめした様子から、「卯の花くたし」とでもしておきましょうか。
コメント (4)
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