先日、親しい編集者のK社のKさんに「鬼ヶ島通信」をお送りいただきました。
彼女はこの雑誌の、編集委員のおひとりのようです。
惹かれたのはそこに掲載されていた、画家・小林豊さんのスケッチと文章でした。
「旅の日記から」には、海外を歩く彼の、目と足と感性で捉えた人びとの暮らしの風景が、見事な描写と重厚で無駄のない簡潔な文体で綴られています。
小林豊さんとは、日ごろからの仲よしです。仕事のお仲間で作っているなかよしグループのメンバーなのです。
先日も酔いにまかせて彼は、日本のある土地の話を熱く語ってくれました。
彼の話を聞いていると、見知らぬ土地の漆黒の闇や、極彩色のいかがわしさまでが映像として浮かんできます。
「あそこは日本の恥部だよ。でもそれが面白い」
スケッチと文章だけではなく、彼の言葉はいつも、無駄がなく、ずっしり重く、おまけに美しいのです。
ワイルドで、あたたかい佇まいが、それをあと押ししています。
「旅の日記から」を読んでいると、ロシアの街を歩いてみたくなります。
見果てぬ土地を歩いてみたくなります。
機会がありましたら、ぜひお手にとってページを繰ってご覧になってください。
彼女はこの雑誌の、編集委員のおひとりのようです。
惹かれたのはそこに掲載されていた、画家・小林豊さんのスケッチと文章でした。
「旅の日記から」には、海外を歩く彼の、目と足と感性で捉えた人びとの暮らしの風景が、見事な描写と重厚で無駄のない簡潔な文体で綴られています。
小林豊さんとは、日ごろからの仲よしです。仕事のお仲間で作っているなかよしグループのメンバーなのです。
先日も酔いにまかせて彼は、日本のある土地の話を熱く語ってくれました。
彼の話を聞いていると、見知らぬ土地の漆黒の闇や、極彩色のいかがわしさまでが映像として浮かんできます。
「あそこは日本の恥部だよ。でもそれが面白い」
スケッチと文章だけではなく、彼の言葉はいつも、無駄がなく、ずっしり重く、おまけに美しいのです。
ワイルドで、あたたかい佇まいが、それをあと押ししています。
「旅の日記から」を読んでいると、ロシアの街を歩いてみたくなります。
見果てぬ土地を歩いてみたくなります。
機会がありましたら、ぜひお手にとってページを繰ってご覧になってください。