20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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『こぐまのクーク物語 秋と冬』(かさいまり・角川つばさ文庫)

2010年09月30日 | Weblog
 仲よしの絵本画家、かさいまりさんの新刊です。
 北海道生まれのまりさんらしい、北の大地のゆったりとのびやかな暮らしが、あたたかく描かれています。
『あんなに なかよしだったのに・・・』(かさいまり作・絵・ひさかたチャイルド)で書かれた彼女の、ある意味ライフワークであるテーマ、「どうしたらみんな、仲よくできるの?」が、この大自然を舞台にしたお話にも、散りばめられています。

「がまんはむずかしい」
「きのこの日」
「気もちと気もち」
「心のけがはなおる」
「じけんはいきなり」
「ぼくのなかみ」
「大きくなるまでに」
「ぼくと友だちの間」

 この8編の短いお話がここには、おさめられています。
 どこのページを繰っても、秋から冬に向かう、北海道の大自然のすばらしさと、思わず食べてしまいたくなるおいしそうな「北」のクマさんのお料理やお菓子が満載。
 読み終えてしあわせな気持ちになること受け合いです。
 ぜひ、お読みになってください。
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